全豪オープンテニス2024の日程、日本人の出場選手・試合予定・結果、チケット情報のほか、放送予定、ドロー・結果速報、賞金・ポイント、過去優勝者、日本人過去成績などをまとめています。
目次
全豪オープンテニス2024|オーストラリアン・オープン
全豪オープンテニス2024の大会まとめ一覧表です。
大会名 | Australian Open(オーストラリアン・オープン) ⇒全豪オープン 公式サイト(外部ページ) |
通称 | 全豪オープン、オーストラリアオープン、AusOpen |
開催地 | オーストラリア/メルボルン |
会場 | メルボルン・パーク |
日程 | 1/8(月)〜1/28(日) ※予選含む |
日本との時差 | 2時間 日本より進んでいる(メルボルン) |
賞金総額 | 7,650万豪ドル(2023年実績) |
チケット ツアー |
公式サイト AOトラベル HISなど各旅行社 |
放送 | WOWOW(BS放送・ネット中継) NHK(地上波テレビ放送)※2021年までの実績 |
ドロー数 | シングルス128ドロー(本戦・予選) ダブルス64ドロー |
日本人 最高成績 |
シングルス:優勝 (大坂なおみ・2019年、2021年) ダブルス:準優勝 (佐藤直子/ホワイトクロス・1978年) (杉山愛/ハンチュコバ・2009年) |
サーフェス | ハードコート |
全豪オープンの特徴|2024年
全豪オープンは、1年で最初に開催されるグランドスラム大会。
大会期間中は真夏で気温40度を超える日もあることから、全豪オープンでは「エクストリーム・ヒート・ポリシー」という酷暑対策ルールが1998年より導入されています。
ヒート・ポリシーとは、気温や湿度、風速などが規定値を超えてプレー続行が不可能だと大会側が判断した場合に、試合の中断や延期などを行う、暑さから選手を守るための特別ルールです。
全豪オープンは「荒れる」「波乱の多い」大会として有名。
多くの選手の居住地(北半球)とは季節が真逆の南半球で開かれるため、気候に慣れるのに一苦労するのが主な原因です。
また、世界のトップ選手やデビスカップ出場者らは前年の12月頃までツアーを戦い抜くため、オフの期間が短くなり、疲労が抜ける前に全豪を迎えてしまい本来の実力を出す前に敗れるケースもしばしば見られます。
全豪オープン2024 開催都市と会場・コート
2024年も、全豪オープンの全ての試合がオーストラリアのメルボルンで開催されます。
2022年には予選のみ中東地域(ドバイ/ドーハ)で開催されましたが、新型コロナウイルス感染拡大による特例でした。
会場はメルボルン・パーク(Melbourne Park)。
会場やコートの種類について、より詳しくは「全豪オープン コート」記事をご覧ください。
賞金・ポイント
2023年大会の賞金総額は8,650万豪ドル=約83億9,600万円です。
⇒全豪オープンの賞金・ポイント(優勝賞金や推移、各ラウンドの獲得賞金)
全豪オープンはグランドスラムの大会なので、優勝すると2000ポイント獲得です(賞金は男女シングルスで同額、単位は豪ドル)。
ラウンド | ポイント (男子) |
ポイント (女子) |
2023年賞金(豪ドル) (日本円概算) |
優勝 | 2000 | 2000 | $2,975,000 (約2億6,480万円) |
準優勝 | 1300 | 1300 | $1,625,000 (約1億4,460万円) |
準決勝 (ベスト4) |
800 | 780 | $925,000 (約8,230万円) |
準々決勝 (ベスト8) |
400 | 430 | $555,250 (約4,940万円) |
4回戦 (ベスト16) |
200 | 240 | $338,250 (約3,010万円) |
3回戦 | 100 | 130 | $227,925 (約2,030万円) |
2回戦 | 50 | 70 | $158,850 (約1,410万円) |
1回戦 | 10 | 10 | $106,250 (約945万円) |
チケット・ツアー
全豪オープン2024の観戦チケット一般販売は、公式サイトにて行われています。
⇒Tickets | Australian Open(公式サイト)
安く観戦するならグランドパス・半セッションの29ドル(約3300円)から、最も高価なのは決勝戦のチケットで、最低550ドル(約62000円)です。
なお、全豪オープン2023は日本人向けのAOトラベルパッケージが用意され、STH Japanが運営するAOトラベル日本専用ウェブサイト(http://www.ausopentravel.jp)で購入可能でしたが、2024年は実施されません。
現地では引き続きパッケージが提供されていますので、そちらをご利用ください。
お客様情報を登録すると、一般販売に先駆けてAOトラベルのパッケージを優先的に購入可能な無料のプライオリティ・アクセス・パスを申し込むことができます。
ツアー手配は、全豪オープンテニス・オフィシャルオペレーターのHISもおすすめです。
市内観光やオプショナルツアーなどが用意されているほか、メルボルンパーク内にHIS全豪オープンテニス観戦ツアーの方のみ利用できるHISツアーデスクもあります。
⇒全豪オープンテニス観戦ツアー(HIS公式)
全豪オープン2024 日程(1回戦〜決勝)・日本人試合スケジュール
全豪オープン2024は、予選が1/8(月)〜1/12(金)、本戦は1/14(日)〜1/28(日)の日程で開催されます。
⇒当日の試合予定(公式 Match Schedule)※英語
全豪オープン2024 試合スケジュールはこちら(シングルスのみ抜粋)。
予選の日程
日 | 男子シングルス | 女子シングルス |
1/8(月) | 予選1回戦 ※雨で延期 |
予選1回戦 ※雨で延期 |
1/9(火) | 予選1回戦 (清水悠太) |
予選1回戦 (内島萌夏) (坂詰姫野) |
1/10(水) | 予選1回戦 (望月慎太郎) (島袋将) |
予選1回戦 |
1/11(木) | 予選2回戦 (望月慎太郎) |
予選2回戦 (内島萌夏) |
1/12(金) | 予選決勝 (望月慎太郎) |
予選決勝 |
本戦の日程
日 | 男子シングルス | 女子シングルス |
1/14(日) | 1回戦 (望月1回戦) |
1回戦 (日比野1回戦) (本玉1回戦) |
1/15(月) | 1回戦 (ダニエル1回戦) (綿貫1回戦) |
1回戦 (大坂1回戦) |
1/16(火) | 1回戦 (西岡1回戦) |
1回戦 |
1/17(水) | 2回戦 | 2回戦 |
1/18(木) | 2回戦 | 2回戦 |
1/19(金) | 3回戦 | 3回戦 |
1/20(土) | 3回戦 | 3回戦 |
1/21(日) | 4回戦 | 4回戦 |
1/22(月) | 4回戦 | 4回戦 |
1/23(火) | 準々決勝 | 準々決勝 |
1/24(水) | 準々決勝 | 準々決勝 |
1/25(木) | - | 準決勝 |
1/26(金) | 準決勝 | - |
1/27(土) | (車いす決勝) (ジュニア決勝) (男子ダブルス決勝) |
決勝 |
1/28(日) | 決勝 | (女子ダブルス決勝) |
全豪オープンテニス2024 日本人選手ほか結果速報
「ドロー・結果」記事で男女シングルスのスコア・勝ち上がりを更新中です。
全豪オープン2024の放送予定(テレビ中継・ネット配信)
全豪オープン2024のテレビ放送は、WOWOWで生中継されます。
ネット中継のライブ/見逃し配信もWOWOWオンデマンドが独占で行います。
2024年も全豪オープン大会初日(本戦第1日)はWOWOWが無料放送を行う見込みなので、初日に組まれる日本人選手の1回戦はBS放送(WOWOW)のテレビ放送で無料視聴できます(年・大会によっては大会2日目や決勝戦も無料放送)。
ATPツアー配信中のTENNIS TV(テニスティーヴィー)やGAORA(ガオラ)、WTAツアー配信中のDAZN(ダゾーン)などでは、全豪オープンのテニス中継は放送されないのでご注意ください。
⇒WOWOW(公式サイト)
日本人ほか出場選手・ドロー(トーナメント表)|錦織圭・大坂なおみ
予選・本戦のシングルス&ダブルスにエントリーする選手一覧やドロー発表情報、日本語版トーナメント表などは別記事で男女とも更新しています。
全豪オープンテニス 歴代優勝者
全豪オープンテニスで優勝した選手の一覧です(男女シングルス)。
年 | 男子シングルス | 女子シングルス |
2023 | ノバク・ジョコビッチ | アリーナ・サバレンカ |
2022 | ラファエル・ナダル | アシュリー・バーティ |
2021 | ノバク・ジョコビッチ | 大坂なおみ |
2020 | ノバク・ジョコビッチ | ソフィア・ケニン |
2019 | ノバク・ジョコビッチ | 大坂なおみ |
2018 | ロジャー・フェデラー | キャロライン・ウォズニアッキ |
2017 | ロジャー・フェデラー | セリーナ・ウィリアムズ |
2016 | ノバク・ジョコビッチ | アンジェリック・ケルバー |
2015 | ノバク・ジョコビッチ | セリーナ・ウィリアムズ |
2014 | スタニスラス・バブリンカ | 李娜(リー・ナ) |
2013 | ノバク・ジョコビッチ | ビクトリア・アザレンカ |
2012 | ノバク・ジョコビッチ | ビクトリア・アザレンカ |
2011 | ノバク・ジョコビッチ | キム・クライシュテルス |
年 | 男子シングルス | 女子シングルス |
2010 | ロジャー・フェデラー | セリーナ・ウィリアムズ |
2009 | ラファエル・ナダル | セリーナ・ウィリアムズ |
2008 | ノバク・ジョコビッチ | マリア・シャラポワ |
2007 | ロジャー・フェデラー | セリーナ・ウィリアムズ |
2006 | ロジャー・フェデラー | アメリー・モレスモー |
2005 | マラト・サフィン | セリーナ・ウィリアムズ |
2004 | ロジャー・フェデラー | ジュスティーヌ・エナン=アルデンヌ |
2003 | アンドレ・アガシ | セリーナ・ウィリアムズ |
2002 | トーマス・ヨハンソン | ジェニファー・カプリアティ |
2001 | アンドレ・アガシ | ジェニファー・カプリアティ |
2000 | アンドレ・アガシ | リンゼイ・ダベンポート |
シングルス最多優勝は男子がジョコビッチの9回、女子はセリーナ・ウィリアムズの7回です(オープン化以降)。
歴代最多準優勝はマレーの5回で、BIG4のうち唯一全豪オープンでの栄冠がありません(ナダルは2009年に優勝)。
男子シングルスでは、過去10年間の決勝進出者20名のうち、BIG4でない選手は2014年・バブリンカ、2018年・チリッチ、2021年&2022年・メドベージェフの3名のみです。
全豪オープンテニス 日本人試合結果|錦織圭、大坂なおみ、西岡良仁
最後に、錦織圭、大坂なおみ、西岡良仁の全豪オープンでの過去成績を紹介します。
錦織圭
全豪オープン通算成績は27勝10敗(勝率.730)、最高成績はベスト8(2012、2015、2016、2019年)です。
年 | 成績 | 最終対戦相手 |
2023 | 欠場 | |
2022 | 欠場 | |
2021 | 1回戦 | カレーニョブスタ |
2020 | 欠場 | |
2019 | 準々決勝 (途中棄権) | ジョコビッチ |
2018 | 欠場 | |
2017 | 4回戦 | フェデラー |
2016 | 準々決勝 | ジョコビッチ |
2015 | 準々決勝 | バブリンカ |
2014 | 4回戦 | ナダル |
2013 | 4回戦 | フェレール |
2012 | 準々決勝 | マレー |
2011 | 3回戦 | ベルダスコ |
2010 | 欠場 | |
2009 | 1回戦 | メルツァー |
2012年、第24シードで全豪オープンに出場した錦織圭。
日本人選手によるグランドスラム男子シングルス・シード出場は史上初の快挙でした(現行ランキング制度導入の1973年以降)。
それ以降、出場した全豪オープンでは2021年を除いて常に2週目まで勝ち上がっているので、錦織にとって相性の良い大会と言えます。
大坂なおみ
全豪オープン通算成績は24勝5敗(勝率.828)、最高成績は優勝(2019年、2021年)です。
年 | 成績 | 最終対戦相手 |
2023 | 欠場 | |
2022 | 3回戦 | アニシモワ |
2021 | 優勝 | ブレイディ |
2020 | 3回戦 | ガウフ |
2019 | 優勝 | クビトバ |
2018 | 4回戦 | ハレプ |
2017 | 2回戦 | コンタ |
2016 | 3回戦 | アザレンカ |
2016年に初出場、18歳ながら予選を勝ち上がり、本戦2回戦で18シードのスビトリナを破るなど快進撃を見せた大坂なおみ。
ランキング72位で出場した2018年にもベスニナ、バーティらシード選手を撃破する活躍を残すと、翌年には頂点まで駆け上がり日本人史上初のグランドスラム・シングルス優勝を飾りました。
2020年は新鋭ガウフに屈しましたが、2021年大会では再び優勝。
2022年はリターン巧者のアニシモワに惜敗、2年ぶりの快進撃に期待がかかった2023年大会は妊娠のため欠場を発表。
2024年大会はどんなテニスを見せてくれるのか、復活が楽しみな選手です。
西岡良仁
全豪オープン通算成績は8勝8敗(勝率.500)、最高成績は4回戦進出(2023年)です。
年 | 成績 | 最終対戦相手 |
2023 | 4回戦 | ハチャノフ |
2022 | 1回戦 | アルボット |
2021 | 1回戦 | マルティネス |
2020 | 3回戦 | ジョコビッチ |
2019 | 2回戦 | ハチャノフ |
2018 | 2回戦 | セッピ |
2017 | 2回戦 | バウティスタ=アグー |
2016 | 1回戦 | クエバス |
2015 | 予選2回戦 | Bhambri |
2016年以来、本戦ストレートインを続けている西岡。
2020年にはジェレ、エバンズとランキング上位選手に連続勝利を挙げ、ジョコビッチに完敗したものの錦織圭以外では松岡修造以来25年ぶりとなるグランドスラム3回戦進出を決めました(オープン化以降では坂井利郎、神和住純、松岡、錦織に次いで日本男子5人目の快挙)。
キャリアハイのランキングで挑む2023年大会は、オープン化以降では錦織以来となるシード出場で4回戦進出の快挙を達成しました。
日本人選手たちの初戦突破、そしてメルボルンでの快進撃に期待しましょう。
以上、全豪オープンテニス2024の大会情報まとめでした!