
全豪オープン(Australian Open)の賞金について、2021年の大会総額、優勝賞金、各ラウンドでの日本円内訳と過去の賞金額推移をまとめています。
1年で最初に開催されるグランドスラムの全豪オープンテニスは、日本円で50億円超の賞金総額を誇ります。
他の大会同様、2021年の全豪オープンの賞金額も前年より増加することが予想されます。
全豪オープン2021の賞金総額
全豪オープン2021の賞金総額は8000万豪ドル(64億8000万円)で、男子・女子とも同額なので各大会の総額は4000万豪ドル(32億4000万円)です。
ちなみに、全豪オープンで男女とも同じ賞金になったのは2001年からで、それまでは男子大会の方が女子大会よりも若干高めの設定でした。
全豪オープン2021の優勝賞金
全豪オープン2021のシングルス、ダブルスそれぞれの優勝賞金は次の通り。
ダブルス:60万豪ドル(4860万円)
混合ダブルス:15万豪ドル(1215万円)
ダブルス:76万豪ドル(5472万円)
混合ダブルス:19万豪ドル(1368万円)
ダブルスは賞金額をペアで分けるので、選手一人当たりが獲得する優勝賞金は半減します。
全豪オープン2021 各ラウンドの獲得賞金ブレークダウン
全豪オープン2021の1回戦敗退〜優勝までの各ラウンドの獲得賞金ブレイクダウンです(ドル=$AUD)。
ラウンド | シングルス賞金 | ダブルス賞金 |
優勝 | $2,750,000 (2億2275万円) |
$600,000 (4860万円) |
準優勝 | $1,500,000 (1億2150万円) |
$340,000 (2754万円) |
準決勝 (ベスト4) |
$850,000 (6885万円) |
$200,000 (1620万円) |
準々決勝 (ベスト8) |
$525,000 (4252万5000円) |
$110,000 (891万円) |
4回戦 (ベスト16) |
$320,000 (2592万円) |
ー |
3回戦 | $215,000 (1741万5000円) |
$65,000 (526万5000円) |
2回戦 | $150,000 (1215万円) |
$45,000 (364万5000円) |
1回戦 | $100,000 (810万円) |
$30,000 (243万円) |
予選決勝 | $52,500 (425万2500円) |
ー |
予選2回戦 | $35,000 (283万5000円) |
ー |
予選1回戦 | $25,000 (202万5000円) |
ー |
テニスの四大大会の一つ 全豪オープンでは、1回戦敗退でも800万円を超える賞金が獲得できます。
全豪オープン 賞金総額の推移
男女同額になった2001年以降の、全豪オープンの賞金総額推移は以下の通り(ドル=$AUD)。
年 | 賞金総額 | 増加率 |
2021 | $80,000,000 | 12.68% |
2020 | $71,000,000 | 13.60% |
2019 | $62,500,000 | 13.64% |
2018 | $55,000,000 | 10.00% |
2017 | $50,000,000 | 13.64% |
2016 | $44,000,000 | 10.00% |
2015 | $40,000,000 | 21.21% |
2014 | $33,000,000 | 10.00% |
2013 | $30,000,000 | 15.38% |
2012 | $26,000,000 | 3.98% |
2011 | $25,005,635 | 3.78% |
2010 | $24,094,000 | 4.12% |
2009 | $23,140,000 | 12.33% |
2008 | $20,600,000 | 3.00% |
2007 | $20,000,000 | 3.63% |
2006 | $19,300,000 | 1.05% |
2005 | $19,100,000 | 0.53% |
2004 | $19,000,000 | 4.51% |
2003 | $18,180,000 | 10.18% |
2002 | $16,500,000 | 19.07% |
2001 | $13,857,625 | ー |
男女同額になった2001年以来、毎年増加傾向にある全豪オープンの賞金。
特に目を引くのは2013年以降の上がり幅で、毎年10%以上の高水準で賞金が増額になっています。
2010年から2020年までの10年間だけで、賞金総額は約3倍(2.95倍)にまで膨れ上がりました。
全豪オープン シングルス優勝賞金の推移
2011年以降の、全豪オープン・シングルスの優勝賞金額推移は以下の通り。
2021年大会の優勝賞金は3割以上のカットとなっています(その分、アーリーラウンドに賞金が上乗せされています)。
日本円の金額は当時の為替での計算結果で、増加率はドル基準です(ドル=$AUD)。
年 | シングルス優勝賞金 | 増加率 |
2021 | $2750,000 (約2億9664万円) |
-33.25% |
2020 | $4,120,000 (約2億9664万円) |
0.49% |
2019 | $4,120,000 (約3億2136万円) |
2.50% |
2018 | $4,000,000 (約3億5200万円) |
8.11% |
2017 | $3,700,000 (約3億1820万円) |
8.70% |
2016 | $3,400,000 (約2億9240万円) |
9.68% |
2015 | $3,100,000 (約2億8210万円) |
16.98% |
2014 | $2,650,000 (約2億3850万円) |
9.05% |
2013 | $2,430,000 (約2億2842万円) |
5.65% |
2012 | $2,300,000 (約1億8400万円) |
4.55% |
2011 | $2,200,000 (約1億8040万円) |
0% |
2018年まで毎年10%に迫る増加率で優勝賞金も増えていましたが、2019年以降は微増です。
実はここ数年は、優勝・準優勝の賞金はほぼ据え置きで、ベスト4以下〜予選ラウンドの賞金が10%以上の伸び率を記録しています。
そして、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年大会ではトーナメント上位進出者の賞金が大きく削られています(その分、予選や本戦アーリーラウンド敗退者に分配されているため、総額は増加)。
全豪オープンは、2019年に女子シングルスで大坂なおみが優勝した大会です。
当時の獲得賞金は412万豪ドル。日本円では約3億2136万円という大金でした。
なお、豪ドルは為替変動の大きい通貨なので、日本円換算だと2018年の優勝賞金が史上最高額となっています(当時は1豪ドル=88円)。
以上、テニスのグランドスラム「全豪オープン」の賞金まとめでした!