全豪オープンの賞金・ポイント|2024年大会の総額、優勝賞金、日本円内訳と過去の賞金額推移
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全豪オープンテニス(Australian Open)の賞金・ポイントについて、2024年の大会総額、優勝賞金、各ラウンドでの獲得ポイント・日本円内訳と過去の賞金額推移をまとめています。

1年で最初に開催されるグランドスラムの全豪オープンテニスは、日本円で80億円超の賞金総額を誇ります。

 賞金は確認時点の為替(2024年:1豪ドル=約97円、2023年:1豪ドル=約89円、2022年:1豪ドル=約83円、2021年:1豪ドル=約81円)で計算しています。

全豪オープンテニス2024のポイント

全豪オープンはグランドスラムの大会なので、優勝すると2000ポイント獲得。

ですが、男女で各ラウンドでの獲得ポイントは少し異なります(以下、シングルスの獲得ポイント一覧表)。

ラウンド ポイント
(男子)
ポイント
(女子)
優勝 2000 2000
準優勝 1300 1300
準決勝
(ベスト4)
800 780
準々決勝
(ベスト8)
400 430
4回戦
(ベスト16)
200 240
3回戦 100 130
2回戦 50 70
1回戦 10 10

2024年より、男子テニスの獲得ポイントが変更されています(従来は2000、1200、720、360、180、90、45、10)。

全豪オープン2024の賞金総額

全豪オープン2024の賞金総額は8,650万豪ドル(83億9,590万円)で、男子・女子とも同額なので各大会の総額は4,325万豪ドル(41億9,530万円)です。

※前年2023年の賞金総額は7,650万豪ドル(68億4,700万円)で、男子・女子とも同額なので各大会の総額は3,825万豪ドル(34億2,350万円)でした。

ちなみに、全豪オープンで男女とも同じ賞金になったのは2001年からで、それまでは男子大会の方が女子大会よりも若干高めの設定でした。

全豪オープン2024の優勝賞金|シングルス/ダブルス 男子/女子/混合

全豪オープン2024のシングルス、ダブルスそれぞれの優勝賞金は次の通り。

2024年の優勝賞金
シングルス:315万豪ドル(3億550万円)
ダブルス:73万豪ドル(7,080万円)
混合ダブルス:16万5,000豪ドル(1,600万円)
(参考)2023年の優勝賞金
シングルス:297万5,000豪ドル(2億6,630万円)
ダブルス:69万5,000豪ドル(6,200万円)
混合ダブルス:15万7,750豪ドル(1,410万円)
車いすテニス シングルス:約69,000豪ドル(約615万円)
(参考)2022年の優勝賞金
シングルス:287万5000豪ドル(2億3860万円)
ダブルス:67万5000豪ドル(5500万円)
混合ダブルス:15万4500豪ドル(1260万円)
(参考)2021年の優勝賞金
シングルス:275万豪ドル(2億2275万円)
ダブルス:60万豪ドル(4860万円)
混合ダブルス:15万豪ドル(1215万円)
(参考)2020年の優勝賞金
シングルス:412万豪ドル(2億9664万円)
ダブルス:76万豪ドル(5472万円)
混合ダブルス:19万豪ドル(1368万円)

ダブルスは賞金額をペアで分けるので、選手一人当たりが獲得する優勝賞金は半減します。

全豪オープン2024 各ラウンドの獲得賞金|シングルス・ダブルス

全豪オープン2024の1回戦敗退〜優勝までの各ラウンドの獲得賞金ブレイクダウンです(ドル=$AUD)。

シングルスの賞金ブレークダウン

ラウンド 2024年 2023年
優勝 $3,150,000
(3億550万円)
$2,975,000
(2億6,477万5,000円)
準優勝 $1,725,000
(1億6,732万5,000円)
$1,625,000
(1億4,462万5,000円)
準決勝
(ベスト4)
$990,000
(9,603万円)
$925,000
(8,232万5,000円)
準々決勝
(ベスト8)
$600,000
(5,820万円)
$555,250
(4,941万7,300円)
4回戦
(ベスト16)
$375,000
(3,637万5,000円)
$338,250
(3,010万4,300円)
3回戦 $255,000
(2,473万5,000円)
$227,925
(2,028万5,400円)
2回戦 $180,000
(1,746万円)
$158,850
(1,413万7,700円)
1回戦 $120,000
(1,164万円)
$106,250
(945万6,300円)
予選決勝 $65,000
(630万5,000円)
$55,150
(490万8,400円)
予選2回戦 $44,100
(427万7,700円)
$36,575
(325万5,200円)
予選1回戦 $31,250
(303万1,250円)
$26,000
(231万4,000円)

テニスの四大大会の一つ 全豪オープンでは、円安の影響もありシングルス1回戦敗退でも1,000万円を超える賞金が獲得できます。

ダブルスの賞金ブレークダウン

ラウンド 2024年 2023年
優勝 $730,000
(7,081万円)
$695,000
(6,185万5,000円)
準優勝 $400,000
(3,880万円)
$370,000
(3,293万円)
準決勝
(ベスト4)
$227,500
(2,206万7,500円)
$210,000
(1869万円)
準々決勝
(ベスト8)
$128,000
(1,241万6,000円)
$116,500
(1,036万8,500円)
3回戦 $75,000
(727万5,000円)
$67,250
(598万5,300円)
2回戦 $53,000
(514万1,000円)
$46,500
(413万8,500円)
1回戦 $36,000
(349万2,000円)
$30,975
(275万6,800円)

全豪オープンテニス 賞金総額の推移

男女同額になった2001年以降の、全豪オープンの賞金総額推移は以下の通り(ドル=$AUD)。

賞金総額 増加率
2024 $86,500,000 13.07%
2023 $76,500,000 3.38%
2022 $74,000,000 3.50%
2021 $71,500,000 0.70%
2020 $71,000,000 13.60%
2019 $62,500,000 13.64%
2018 $55,000,000 10.00%
2017 $50,000,000 13.64%
2016 $44,000,000 10.00%
2015 $40,000,000 21.21%
2014 $33,000,000 10.00%
2013 $30,000,000 15.38%
2012 $26,000,000 3.98%
2011 $25,005,635 3.78%
2010 $24,094,000 4.12%
2009 $23,140,000 12.33%
2008 $20,600,000 3.00%
2007 $20,000,000 3.63%
2006 $19,300,000 1.05%
2005 $19,100,000 0.53%
2004 $19,000,000 4.51%
2003 $18,180,000 10.18%
2002 $16,500,000 19.07%
2001 $13,857,625

男女同額になった2001年以来、毎年増加傾向にある全豪オープンの賞金。

特に目を引くのは2013年以降の上がり幅で、毎年10%以上の高水準で賞金が増額になっています。

2010年から2020年までの10年間だけで、賞金総額は約3倍(2.95倍)にまで膨れ上がりました。

全豪オープンテニス シングルス優勝賞金の推移

2011年以降の、全豪オープン・シングルスの優勝賞金額推移は以下の通り。

2021年大会の優勝賞金は3割以上のカットとなっていました(その分、アーリーラウンドに賞金が上乗せされています)が、2022年は再び増額に転じました。

日本円の金額は当時の為替での計算結果で、増加率はドル基準です(ドル=$AUD)。

シングルス優勝賞金 増加率
2024 $3,150,000
(3億550万円)
5.88%
2023 $2,975,000
(約2億6,478万円)
3.48%
2022 $2,875,000
(約2億3863万円)
4.55%
2021 $2,750,000
(約2億9664万円)
-33.25%
2020 $4,120,000
(約2億9664万円)
0.49%
2019 $4,120,000
(約3億2136万円)
2.50%
2018 $4,000,000
(約3億5200万円)
8.11%
2017 $3,700,000
(約3億1820万円)
8.70%
2016 $3,400,000
(約2億9240万円)
9.68%
2015 $3,100,000
(約2億8210万円)
16.98%
2014 $2,650,000
(約2億3850万円)
9.05%
2013 $2,430,000
(約2億2842万円)
5.65%
2012 $2,300,000
(約1億8400万円)
4.55%
2011 $2,200,000
(約1億8040万円)
0%

2018年まで毎年10%に迫る増加率で優勝賞金も増えていましたが、2019年以降は微増です。

実はここ数年は、優勝・準優勝の賞金はほぼ据え置きで、ベスト4以下〜予選ラウンドの賞金が10%以上の伸び率を記録しています。

そして、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年大会ではトーナメント上位進出者の賞金が大きく削られています(その分、予選や本戦アーリーラウンド敗退者に分配されているため、総額は増加)。

 

全豪オープンは、2019年、2021年に女子シングルスで大坂なおみが優勝した大会です。

2019年当時の獲得賞金は412万豪ドル。日本円では約3億2136万円という大金でした(2021年の獲得賞金も約3億円)。

なお、豪ドルは為替変動の大きい通貨なので、日本円換算だと2018年の優勝賞金が史上最高額となっています(当時は1豪ドル=88円)。

 

 

以上、テニスのグランドスラム「全豪オープン」の賞金まとめでした!