テニスの試合を観ていると、「フォアハンドウィナー」などの形でウィナーという言葉をよく耳にします。

ここで言うウィナーは、スペルこそ "Winner" ですが「勝者」の意味ではありません。

 

ウィナーとは一体どんなショットで、どんな場面で重要となるのか。

正しい意味の解説と最速記録を紹介しています。

 

今回は、ウィナーにまつわるあれこれをまとめてみました。

画像提供:gettyimage(528146170他)

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テニスのウィナーとは?エースとの違いは?

テニスのウィナーとは、相手ラケットに触れられずにポイントが決まったショットのことです。

ほんの少しでも触れていたらウィナーではないのでご注意ください。

触れるといっても、ちゃんと手に持ったラケットでなければダメですよ(投げたラケットに当たったとしても無効です)。

 

「相手ラケットに触れられず」に注目すると、サーブのエース(サービスエース)がウィナーと全く同じ定義になります。

 

ウィナーとエースとの違いは、そのショットが「サーブ以外」か「サーブ」かの違いです。

サーブで相手レシーバーのラケットが触れなかった場合は、全てエース(サービスエース)と呼びます。

一方、ストロークであろうがボレーであろうがスマッシュであろうが、つまりワンバウンドで打ってもノーバウンドで打っても、サーブ以外で相手ラケットに触れずに決まったショットは全てウィナーです。

2017年の全米オープン決勝は、ナダルのバックハンドボレーウィナーで決着しました(はじめの英文は全米オープン公式サイトの速報テキストからの引用です)。

 

余談ですが、リターンの時にウィナーを放った場合には「リターンエース」と言います。が、日本だけかもしれません。英語の実況では聞いたことがないので…。

 

※他のサイトによると「サービスウィナー」なんていう言葉もあるようですが、長い間観戦してきて1度も聞いたことがない&ややこしいので、ここでは省略します。

ウィナーが重要となる場面

テニスの試合では、強烈なウィナーでポイントを奪っても、相手のアンフォーストエラーでポイントが決まっても、すべて同じ1ポイントです。

しかし、ある条件下では、その打球がウィナーであるかどうかが重要になる場面があります。

 

それは、自分の打った打球がライン際のきわどい打球で、線審や主審によってアウトと判定され、チャレンジの結果インに判定がくつがえった場合です。

 

その打球が相手ラケットに触れずにポイントが決まった打球、つまりウィナーであれば、チャレンジでインに判定がくつがえれば打った選手のポイントです。

少しでもラケットに触れていた場合、ポイントのやり直しになるケースがかなり多いです。

 

※チャレンジした結果のポイントの扱いについて、詳しくはチャレンジシステムの解説記事をご参照ください。

ウィナーの最速記録は200km/h超え

ホークアイの導入が進んで以降、試合中のあらゆるデータが瞬時に表示されるようになりました。

ウィナーの速度もその1つで、とんでもなく速いウィナーが飛び出すと、画面の下の方でウィナーのスピードが表示されることがあります。

 

記録が残っている中で(ホークアイが設置されはじめた2006年以降で)最速のウィナーは、ジェームズ・ブレイクの放ったフォアハンドウィナーで、速度はなんと125マイル(=約201.2km/h)!

2011年の全米オープン1回戦のマッチポイントで、相手サーブをリターンエース(リターンのウィナー)で仕留めた際の打球が125マイルだったようです...。

 

他にも、フォアハンドウィナーは強烈なものが多数あります。

ATP Tennis - Top 10 Fastest Forehands EVER (ATP 過去最速フォアハンドTOP10)という動画がありますので、載せておきます。

10選のうち、モンフィスとデルポトロが2度登場しています。

特にデルポトロのランニングフォアハンドクロスは必見で、とんでもないスピードです。

 

また、2:28から始まる、マレーがフィッシュに放ったフォアハンドウィナーは何と124マイル(=約199.6km/h)!

普段は受け身がちなマレーさんですが、こんなショットも打てるんです(自慢気)

 

バックハンドだと、ナダルやガスケが放った103マイル(=約165.8km/h)が最速のようです。

マレーのフォアハンドウィナーを誇らしく宣伝したら、ガスケに撃ち抜かれてしまいました。

(ソース元:7 of the fastest shots ever recorded

 

テニス用語「ウィナー」の意味まとめ

長々と解説してきましたが、ウィナーについてまとめると次の3点がポイントになります。

  • テニスのウィナーとは「相手ラケットに触れられずにポイントが決まったショット」のことで、サーブの場合にはエースと呼ぶ。
  • ウィナーであれば、アウト判定の際どい打球がチャレンジの結果インに判定がくつがえるとポイントが認められる
  • 世界最速のウィナーは200km/h超え(下手すればサーブよりも速い)。

    以上、テニス用語のウィナーについてでした!

    コメント一覧
    1. だー より:

      面白い記事ありがとうございます

      ATP Tennis - Top 10 Fastest Forehands EVERでフェデラーがやられ役になってることが多いのは面白いですね。

    2. mori_ichi_ より:

      >だーさん

      いつもありがとうございます❗️
      返事が遅くなってゴメンなさい...。

      さすがの着眼点です、言われてはじめて気が付きました😅
      フェデラーが相手だと気合い入りすぎて、とんでもないウィナーに繋がってるのかもしれませんね!笑

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