ウィナーとは?(テニス用語)正しい意味+最速記録など

3/5(金) 錦織圭 ロッテルダム準々決勝の試合時間・放送予定

大坂なおみ 次の試合・放送予定・結果速報

ウィナーという言葉は、テニスの試合を観ていると、「フォアハンドウィナー」などの形でよく耳にします。

ここで言うテニス用語のウィナーは、スペルこそ "Winner" ですが「試合に勝った選手=勝者」の意味ではありません。

 

ウィナーとは一体どんなショットで、どんな場面で重要となるのか。エースとの違いは何なのか。

正しい意味の解説と最速記録を紹介しています。

テニスのウィナーとは?エースとの違いは?

テニスのウィナーとは、相手ラケットに触れられずにポイントが決まったショットのことです。

ほんの少しでも触れていたらウィナーではないのでご注意ください。

触れるといっても、ちゃんと手に持ったラケットでなければダメですよ(投げたラケットに当たったとしても無効)。

 

「相手ラケットに触れられず」に注目すると、サーブのエース(サービスエース)がウィナーと全く同じ定義になります。

 

ウィナーとエースの違いは、そのショットが「サーブ以外」か「サーブ」かの違いです。

サーブで、相手レシーバー(リターンをする選手)がボールに触れられなかった場合は、全てエース(サービスエース、またはノータッチエース)と呼びます。

 

一方、ストロークであろうがボレーであろうがスマッシュであろうが、つまりワンバウンドで打ってもノーバウンドで打っても、サーブ以外で相手ラケットに触れずに決まったショットは全てウィナーです。

R. Nadal wins the match with a backhand Volley Winner.(ラファエル・ナダルはバックハンドのボレーウィナーで試合に勝利しました。)

2017年の全米オープンテニス決勝、ナダルのチャンピオンシップ・ポイントでの出来事です(はじめの英文は全米オープン公式サイトの速報テキストからの引用)。

 

余談ですが、リターンの時にウィナーを放った場合には「リターンエース」と言います。

しかし、リターンエースという用語は英語実況では聞かないので、日本独自のものだと思われます。

 

さらに余談ですが、少しだけラケットで触れた程度で決まった、ほぼサービスエースのポイントのことを海外では「サービスウィナー」と呼んでいるようです(日本ではあまり普及せず)。

ウィナーはテニスのチャレンジ時に重要

テニスの試合では、強烈なウィナーでポイントを奪っても、相手のアンフォーストエラーでポイントが決まっても、すべて同じ1ポイントです。

しかし、ある条件下では、その打球がウィナーであるかどうかが重要になる場面があります。

 

それは、自分の打った打球がライン際のきわどい打球で、線審や主審によってアウトと判定され、チャレンジの結果インに判定がくつがえった場合です。

 

その打球が相手ラケットに触れずにポイントが決まった打球、つまりウィナーであれば、チャレンジでインに判定がくつがえれば打った選手のポイントです。

一方、少しでもラケットに触れていた場合、ポイントのやり直しになるケースが大半です。

 

なお、テニスの試合中にチャレンジした結果のポイントの扱いについて、詳しくはチャレンジシステムの解説記事をご参照ください。

ウィナーの最速記録は200km/h超え!

ホークアイの導入が進んで以降、試合中のあらゆるデータが瞬時に表示されるようになりました。

ウィナーの速度もその1つで、とんでもなく速いウィナーが飛び出すと、画面の下の方でスピードが表示されることがあります。

 

記録が残っている中で(ホークアイが設置されはじめた2006年以降で)最速のウィナーは、ジェームズ・ブレイクの放ったフォアハンドウィナーで、速度はなんと125マイル(=約201.2km/h)!

2011年の全米オープン1回戦のマッチポイント(試合が決まる最終ポイント)で、相手サーブをリターンエースで仕留めた際の打球スピードが125マイルでした。

 

他にも、フォアハンドウィナーは強烈なものが多数あります。

ATP Tennis - Top 10 Fastest Forehands EVER (ATP 過去最速フォアハンドTOP10)という動画が見つかりましたので、載せておきます。

10選のうち、モンフィスとデルポトロが2度登場。

特にデルポトロのランニングフォアハンドクロスは必見で、とんでもないスピードです。

 

また、2:28から始まる、BIG4の一人・マレーがフィッシュに放ったフォアハンドウィナーは何と124マイル(=約199.6km/h)!

普段は受け身がちなマレーですが、こんなショットも打てます。

 

バックハンドだと、ナダルやガスケが放った103マイル(=約165.8km/h)が最速のようです。

(ソース元:7 of the fastest shots ever recorded)

テニス用語「ウィナー」の意味まとめ

長々と解説してきましたが、ウィナーについてまとめると次の3点がポイントになります。

  • テニスのウィナーとは「相手ラケットに触れられずにポイントが決まったショット」のことで、サーブの場合にはエース(サービスエース)と呼ぶ。
  • ウィナーであれば、アウト判定の際どい打球がチャレンジの結果インに判定がくつがえるとポイントが認められる
  • 世界最速のウィナーは200km/h超え(下手すればサーブよりも速い)。

     

    以上、テニス用語のウィナーについてでした!

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