2024年開催のパリオリンピック・テニスのルールについて、出場選手や賞金やポイント、大会や試合の形式などに関する情報をまとめています。
以下、2021年開催の東京オリンピック2020の内容となっています(近日編集予定)。
画像引用元:東京オリンピック公式サイト(テニス)
東京オリンピック2020テニスの賞金ルール
東京オリンピック2020テニスで優秀な成績を収めても、前回までと同様に五輪としての賞金はありません。
ただし、メダル獲得などの場合には、各国協会から報奨金が支払われるケースが多くあります。
日本人がテニスでメダルを獲得した場合、JOC(日本オリンピック委員会)とJTA(日本テニス協会)から賞金(報奨金)が次のように支払われます。
銀メダル:200万円
銅メダル:100万円
銀メダル:400万円
銅メダル:200万円
錦織圭がリオ五輪で銅メダルを獲得した際には、JOCから100万円、JTAから200万円の報奨金が賞金代わりに支払われました。
ちなみに、日清やユニクロ、JALなどスポンサー各社からのボーナス報酬は億単位だったようで、オリンピックには賞金がないものの、活躍すればグランドスラム制覇をはるかに上回る金額が手に入ります(リオ五輪での特別ボーナスは約8億円と言われています)。
東京オリンピック2020テニスのポイントルール
東京オリンピック2020テニスも、ATPポイントやWTAポイントは付かないルールです。
優勝しようが初戦敗退だろうが0ポイントなので、オリンピック不参加で同時期の別大会に出場する選手にとってはランキング上昇のチャンスです。
オリンピックでポイントが付かなくなったのは2016年のリオ五輪からで、それまでは勝ち上がりに応じたポイントが入っていました(以下は男子シングルスのポイントルール)。
2012年のロンドン五輪はマスターズに次ぐ扱いで、金メダル(優勝)時の獲得ポイントは750ポイント。
その前の北京五輪は金メダルで800ポイント。
それ以前は金メダルで400ポイントで、2000年のシドニー五輪よりも前はリオ五輪と同じでポイントは付きませんでした。
東京オリンピック2020テニスの競技ルール(試合形式)
東京オリンピック2020テニスの競技ルールについて。
リオ五輪まではシングルスの決勝戦のみ5セットマッチでしたが、東京五輪では決勝も含めすべて3セットマッチ(2セットを先取した方が勝利)で試合が行われます。
また、シングルスではゲームカウント6-6になった場合、通常のタイブレーク(7ポイント先取)方式になりますが、ダブルス3種目では最終セットのみマッチタイブレーク(10ポイント先取)が採用されます。
混合ダブルスで採用されていた最終セット・マッチタイブレーク方式が、東京五輪では男子ダブルスと女子ダブルスでも適用されることになります。
通常のツアーでは、ダブルスの試合でノーアド(ノーアドバンテージ方式=40-40になった時にデュースではなくリターン側がどちらサイドかを選んで、ポイントを取ったペアがゲーム獲得)が採用されていますが、オリンピックのダブルスはノーアドではなくデュース有です。
ちなみに、2012年までシングルスの最終セットは2ゲーム差がつくまでゲーム続行のルールだったので、2012年のロンドン五輪・男子シングルス準決勝(フェデラー vs デルポトロ)で、3-6 7-6(5) 19-17という凄まじいスコアが記録されたこともあります。
試合時間はなんと4時間26分で、これは(ATPツアー・オリンピックを通じて)3セットマッチの史上最長試合時間となっています。
ここ最近は「シングルス、ダブルス、混合ダブルスの全3種目で大会後半まで勝ち残った選手の、過剰なプレーに対する不安軽減」を目的に、ルール改正がすすめられています。
東京オリンピック2020テニスのシード・ドロー数
東京オリンピック2020テニス各種目のドローとシードの数を表にまとめています。
シード順の決め方は世界ランキング基準で、トップシードでも1回戦から試合が組まれます(そしてリオ五輪の1回戦、ジョコビッチ vs デルポトロのような悲劇が生まれたりもします)。
競技 | ドロー | シード |
男子シングルス | 64 | 16 |
女子シングルス | 64 | 16 |
男子ダブルス | 32 | 8 |
女子ダブルス | 32 | 8 |
混合ダブルス | 16 | 4 |
以上、東京オリンピック2020・テニスのルールについてでした!