全米オープンテニスの賞金はいくら?|2025年の総額、優勝賞金、日本円内訳と過去推移(車いすも)
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全米オープンテニス(US Open)の賞金について、2025年の大会総額、優勝賞金、各ラウンドでの日本円内訳と過去の賞金額推移をまとめています。

グランドスラムの全米オープンは、日本円で60億円超の賞金総額を誇る、現在行われている中で最も賞金の多いテニス大会です。

他の大会同様、2020年の全米オープン賞金額はコロナ禍で減少しましたが、2021年の総額は増額で過去最多を更新2022年には更に過去最多を更新しています。

2020年の賞金は減額
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響などにより、2020年大会の賞金は減額。
 賞金は発表当時の為替で計算しています。

全米オープンテニス2025の賞金総額

全米オープンテニス2025の賞金総額は9000万ドル(約133億3600万円)で、男子・女子とも同額なので各大会の総額は4500万ドル(約66億6800万円)です。

2025年の賞金総額
9000万ドル(約133億3600万円)※史上最高額
(参考)2024年の賞金総額
7500万ドル(約107億2500万円)
(参考)2023年の賞金総額
6500万20ドル(約95億5500万円)

ちなみに、全米オープンで男女とも同じ賞金になったのは1973年のこと。

他のグランドスラム3大会年がいずれも2000年以降だったことから、全米オープンだけがいかに特殊かが分かります(全豪が2001年、全仏・ウィンブルドンは2007年に賞金総額が男女同じに)。

全米オープン2025の優勝賞金|車いすテニス含む

全米オープン2025のシングルス、ダブルスそれぞれの優勝賞金は次の通り。

2025年の優勝賞金
男女シングルス:500万ドル(約7億4090万円)
男女ダブルス:100万ドル(約1億4820万円)
混合ダブルス:100万ドル(約1億4820万円)
車いすシングルス:9万ドル(約1320万円)
車いすダブルス:2万800ドル(約300万円)
(参考)2021年の優勝賞金
男女シングルス:250万ドル(2億7440万円)
男女ダブルス:66万ドル(7240万円)
混合ダブルス:16万ドル(1770万円)

ダブルスは賞金額をペアで分けるので、選手一人当たりが獲得する優勝賞金は半減します。

なお、車いすテニスの賞金は6種目(男子・女子・クァード3種のシングルス・ダブルス)トータルで160万ドル(約2億3530万円)となっています。

全米オープン2025 各ラウンドの獲得賞金

全米オープン2025の1回戦敗退〜優勝までの各ラウンドの獲得賞金一覧です(4年前との比較データも掲載)。

シングルスの賞金ブレークダウン

ラウンド 2025年 2021年
優勝 $5,000,000
(7億4090万円)
$2,500,000
(2億7440万円)
準優勝 $2,500,000
(3億7050万円)
$1,250,000
(1億3720万円)
準決勝
(ベスト4)
$1,260,000
(1億8670万円)
$675,000
(7410万円)
準々決勝
(ベスト8)
$660,000
(9780万円)
$425,000
(4670万円)
4回戦
(ベスト16)
$400,000
(5930万円)
$265,000
(2910万円)
3回戦 $237,000
(3510万円)
$180,000
(1980万円)
2回戦 $154,000
(2280万円)
$115,000
(1260万円)
1回戦 $110,000
(1630万円)
$75,000
(820万円)

テニスの四大大会の一つ 全米オープンでは、1回戦敗退でも1600万円を超える賞金が獲得できます。

4年前と比較すると各ラウンドとも1.5倍〜2倍に増額されており、近年の円安傾向によって日本円は2倍〜2.5倍ほど金額が高騰しています。

ダブルスの賞金ブレークダウン

ラウンド 2025年 2021年
優勝 $1,000,000
(1億4810万円)
$660,000
(7240万円)
準優勝 $500,000
(7400万円)
$330,000
(3620万円)
準決勝
(ベスト4)
$250,000
(3700万円)
$164,000
(1800万円)
準々決勝
(ベスト8)
$125,000
(1850万円)
$93,000
(1020万円)
3回戦 $75,000
(1110万円)
$54,000
(590万円)
2回戦 $45,000
(670万円)
$34,000
(370万円)
1回戦 $30,000
(440万円)
$20,000
(220万円)

全米オープン 賞金総額の推移

2010年以降の全米オープン賞金総額推移は以下の通り。

賞金総額 増加率
2025 $90,000,000 20.00%
2024 $75,000,000 15.38%
2023 $65,000,020 8.15%
2022 $60,102,000 4.59%
2021 $57,462,000 7.60%
2020 $53,402,000 -6.70%
2019 $57,238,700 13.20%
2018 $50,565,840 0.20%
2017 $50,464,800 8.99%
2016 $46,303,400 9.59%
2015 $42,253,400 10.46%
2014 $38,251,760 11.68%
2013 $34,252,000 34.18%
2012 $25,526,000 7.62%
2011 $23,718,000 4.63%
2010 $22,668,000 4.63%

2018年のみほぼ横ばいでしたが、それ以外は毎年のように賞金が増額の全米オープン。

特に2013年は、ウィンブルドンが40%を超える「プロテニス史上最大となる増額」を起こしたのを受けて、同年3月頃に発表されていた予定金額を変更し、約34%アップという大幅増を敢行しました。

当時のシングルス優勝賞金260万ドルは史上最高額で、それから2019年までは毎年史上最高額を更新していました。

 

2020年は新型コロナウイルスの影響で、ダブルスのドロー減少とシングルス予選無しという形を余儀なくされました。

その代わりに、COVID-19パンデミック後の選手への財政的救済活動を公約した全米オープンは、660万ドル(約6億9300万円)をプレイヤー・リリーフ・ファンドとして用意し、収入機会減少選手への救済措置を行い話題になりました。

 

直近2年間は1割以上も賞金額が増えており、インフレ傾向に拍車がかかっている状況です。

全米オープンテニス シングルス優勝賞金の推移

2011年以降の、全米オープン・シングルスの優勝賞金額推移は以下の通り。

日本円の金額は当時の為替での計算結果で、増加率はドル基準です。

シングルス優勝賞金 増加率
2025 $5,000,000
(約7億4090万円)
38.89%
2024 $3,600,000
(約5億1480万円)
20.00%
2023 $3,000,000
(約4億4100万円)
15.38%
2022 $2,600,000
(約3億7050万円)
4.00%
2021 $2,500,000
(約2億7440万円)
-16.67%
2020 $3,000,000
(約3億1500万円)
-22.1%
2019 $3,850,000
(約4億1580万円)
1.32%
2018 $3,800,000
(約4億2180万円)
2.70%
2017 $3,700,000
(約4億330万円)
5.71%
2016 $3,500,000
(約3億5350万円)
6.06%
2015 $3,300,000
(約3億9600万円)
10.00%
2014 $3,000,000
(約3億1800万円)
15.38%
2013 $2,600,000
(約2億6000万円)
36.84%
2012 $1,900,000
(約1億4820万円)
5.56%
2011 $1,800,000
(約1億3860万円)
5.88%
2010 $1,700,000
(約1億4450万円)
6.25%

2020年大会こそコロナ禍の影響で減少しましたが、ここ最近はシングルスで優勝すると日本円にして4億円を超えていた超高額賞金の全米オープン。

2025年大会は一気に優勝賞金が増えて、なんと日本円では7億円超となっています。

 

ちなみに、過去10年間の日本円での日本人獲得最高賞金は約4億2180万円で、これは大坂なおみが2018年優勝時に獲得した賞金です。

 

なお、日本人男子初のグランドスラム決勝進出を果たした錦織圭も、2014年の準優勝で145万ドル(当時の為替で約1億5370万円)を手にしました。

賞金レースで世界を牽引する全米オープンテニス、今後の増え幅にも注目です。

 

 

以上、テニスのグランドスラム「全米オープンテニス」の賞金まとめでした!