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アンディ・マレー応援ブログ

チャイナ・オープンが楽天ジャパンオープンよりも人気な3つの理由

    2016/11/19

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毎年9月後半から10月中頃にかけて、3週間ほど行われるテニスのアジア・ツアー。

最終の上海ロレックス・マスターズの前の1週間、中国と日本とで同日程でATP500の大会が行われます。

それが、中国・北京の「チャイナ・オープン」と日本・東京の「楽天ジャパンオープン」です。

楽天ジャパンオープンは錦織 圭をはじめ日本人が多く参加する大会で、ATP500というだけあって実力あるプレーヤーが多く来日します。

しかし、近年BIG4がこぞって参加するのはチャイナ・オープンです。

今回は、チャイナ・オープンが楽天ジャパンオープンよりも魅力的な点を3つ挙げて、人気の理由を解説します。(楽天の良いところも最後に触れます)

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同じATP500でも賞金の額に大きな差がある

どちらもATP500の大会なので、優勝すれば500ポイント、準優勝は300ポイント、以下180、90、一回勝てば45ポイントが獲得できます。

獲得ポイントは同じですが、獲得賞金となると話は別です。

両大会の賞金総額を比較すると、次のようになります。

チャイナ・オープン=$4,164,780(約4億2,000万円)
楽天ジャパンオープン=$1,506,835(約1億6,000万円)

賞金総額に倍以上の開きがあります。

 

優勝賞金も当然違っています。

チャイナ・オープン=$663,575(約6,700万円)
楽天ジャパンオープン=$310,330(約3,200万円)

この差は年々開いてきており、今後もますます差は開く一方だと思われます…。

 

コート設備の充実にも大きな差がある

楽天ジャパンオープンは、有明コロシアムと有明テニスの森公園で行われます。

有明コロシアムは収容人数も多く立派なスタジアムですが、有明テニスの森公園は普通の屋外ハードコートです。

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対するチャイナ・オープンは、実は2009年から北京オリンピックのテニス競技が行われた場所を使って開催されています。

そのため、有明コロシアムと同等かそれ以上の設備が、センターコートと1番コート、2番コートと3つも存在します。

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ただの案内図と夜のキレイな写真との比較のせいで、余計に格差が顕著になっていますが、やはり気持ち良くプレーしたいと考える選手は多いと思います。

どう見ても、設備面ではチャイナ・オープンの方が優れています。

 

次週にある上海マスターズに向けての問題

冒頭で述べた通り、それぞれのATP500の大会が終わった翌日からすぐに上海ロレックス・マスターズが開催されます

2週間中国に滞在するか、1週間ごとに日本・中国と滞在するか。

真相は不明ですが、欧米の方々からすればどちらも異文化、それなら同一国で済ませてしまいたいという思いもあるのかもしれません。

前週の中国2ヶ所で行われるATP250も合わせると、アジアツアー中ずっと中国に滞在しながら3大会に出場することも可能です。

 

ちなみに、北京の方が東京よりも上海にアクセスしやすいのかと考えましたが、移動に関してはあまり変わりませんでした。

上海までの移動時間はどちらも飛行機だと1時間ほどしか変わりません。(北京からが2時間ちょっと、東京からは3時間弱)

 

中国は、上海マスターズの前にはマスターズ・カップ(※)が4年間(2005-2008)開催されていましたし、大きな大会を成功させてきた実績があります。

運営に関するノウハウが、日本よりも上なのかもしれません。

(※)マスターズ・カップは最終戦の以前の名称で、今で言う「ツアー・ファイナル」にあたります。テニスの最終戦は、大会名と開催地が数年〜10数年に一度変更されて続いています。

 

楽天ジャパンオープンの長所も3つほど…

このままだとますますチャイナ・オープンへの流出が避けられない事態となりそうですが、BIG4こそ来ていないものの日本にも実力者が勢揃いしています。

前回記事でも触れた通り、トップ50の選手がかなり多く参加しています。

楽天ジャパンオープンにも、チャイナ・オープンに負けない長所があります。

 

皮肉なことに、チャイナ・オープンにBIG4が固まるので、楽天ジャパンオープンの方が上位進出に望みが持てます。

決勝進出となると獲得ポイントも大きくなります。

チャイナ・オープンでは高確率で準決勝までにBIG4との対戦が控えていますが、楽天ジャパンオープンだとBIG4との対戦はありません。

つまり、ランキング上昇やツアーファイナル出場に向けてポイントを稼ぎたい選手にとって、楽天ジャパンオープンは魅力的な大会と言えます。

 

また、和食・アニメ・漫画など日本が世界に誇る文化も魅力の一つです。

かつてアンディ・マレーが来日していた時は、決まって「寿司が楽しみだ」とつぶやいていたものです。どうして来なくなってしまったのか…。

今回、ガエル・モンフィスも日本のアニメ・漫画が好きだから本場に来られて嬉しいという内容の発言をしていました。(多少のリップサービスがあるとは思いますが)

 

気候も、どちらかというと日本の方が過ごしやすいです。

この時期の北京は最低気温が一桁まで落ち込むので、朝晩は結構寒いはずです。

翌週の上海と気候が似ているのは東京の方なので、気候面でも優位と言えます。

 

 

以上、長所をそれぞれ挙げてみました。

やはりチャイナ・オープンの方が賞金・設備面でかなり優位に立っていますし、人気の理由もそれらにあるでしょう。

 

とはいえ、以前は毎年のようにマレーやラファエル・ナダルが来日していましたし、2016年も残念ながら欠場でしたが全米覇者のスタニスラス・バブリンカやファン・マルティン・デルポトロが来る予定でした。

BIG4のネームバリューは大きいとはいえ、明らかに選手の質が劣っているわけではありません。(むしろ良い選手が多く来ている印象さえ受けます)

根拠はありませんが、来年以降にポイント志向でBIG4が来日してくれるかもしれませんし、またビッグネームの来日を期待しましょう。

その前に、BIG4が衰えていないことを祈るばかりです…。

 

P.S.

マレーは故障明けですがチャイナ・オープンで順調に勝ち進んでおり、カイル・エドモンドとの同胞対決をストレートで制して準決勝進出を決めています!

チャイナ・オープンと楽天ジャパンオープンの両方で優勝している現役選手は、ナダルとトマーシュ・ベルディヒの2人のみ。

チャイナ・オープン初優勝&現役では3人目の2大会制覇を目指して…

Let’s Go Andy!!

 

上海マスターズや楽天オープンで使われているSRIXON

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