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2024年7月スタート フジテレビ系 “月9”「海のはじまり」のあらすじ、ネタバレ、口コミや感想などをまとめています。

海のはじまりはこんなドラマ

目黒蓮さんが待望の月9初主演!
脚本・生方美久さん×風間太樹監督
×村瀬健プロデューサーの『silent』チーム集結!
完全オリジナルストーリーでお届けする
さまざまな形の“親と子”のつながりを通して描く、愛の物語。

2024年7月スタートの月9ドラマ<毎週(月)21時~21時54分>にて、目黒蓮さん(Snow Man)が主演を務めるドラマ『海のはじまり』を放送することが決定!社会現象とも呼ばれた『silent』(2022年10月期)の脚本・生方美久さん、風間太樹監督、村瀬健プロデューサーが再び集結し、この夏、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品をお送りします!今の時代だからこそ伝えたい人と人との間に生まれる愛と、そして家族の物語を丁寧に描いていきます。

人は、いつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか。この時代だからこそ伝えたい“親子の愛”を通して描かれる“家族”の物語。
この物語の主人公となるのは月岡夏(つきおか・なつ/目黒蓮)。大学時代に、ふとしたきっかけで付き合うようになった同級生・南雲水季(なぐも・みずき)と幸せな日々を送っていました。しかし、就職活動を迎えようとしていたある日、突然、彼女から別れを切り出され、そのまま2人は別れることに。それから7年がたち、新しい人生を歩んでいた夏でしたが、大学時代の友人からの連絡で、水季が亡くなったことを知ります。別れを告げられて以来一度も会うことがなかったこともあり、その事実に実感が湧かないまま葬式へと向かった夏は、そこで海(うみ/泉谷星奈)という名の幼い女の子と出会います。その女の子が、水季の子どもだということを知った夏は驚きを隠せません。そして、彼女の母親から、自分が海の父親だと聞かされます。水季が、自分の知らないところで、自分との間にできた子どもを生み、何も言わずにその子どもを育てていたことを知った夏は、水季と海が過ごした7年という月日に思いをはせ…。

今作において1つの大きなテーマとなるのが“親子の愛”。自分の子どもが7年間生きていることも、これまでをどう生きてきたかも知らなかった夏と、突然自分の人生に現れた海という2人の関係や、亡くなった彼女と娘との間の母と子の関係など、登場する人物たちの中にある“親と子”の間に生まれる感情をリアルに、そして丁寧に描き、紡がれていく作品をこの夏お届けします。

目黒蓮さん、フジテレビの連ドラ初主演作品が伝統の“月9”!ある日、自分と血のつながった娘がいることを知る青年・月岡夏を演じる。
今回がフジテレビドラマ初主演であり、“月9”で親しまれている伝統のドラマ枠で初主演を務めることになる目黒さんが演じる夏は、都内の印刷会社で働く28歳の青年。3歳の時に両親は離婚し、母親に引き取られた過去を持っています。その後、母親が再婚したことで、血のつながっていない父親と、3歳下の弟がいます。夏は高校を卒業後、都内の大学へ。その大学の新入生歓迎会の場で、水季と出会います。最初は話す言葉や考え方から「変な子だなぁ」と思っていた夏でしたが、そのペースが心地よく、自然と距離が縮まっていったことで水季と付き合うようになりました。しかし、2年生の冬、水季から一方的に別れを告げられてしまうのです。その後、大学も辞めてしまった水季と会うこともなく卒業し、そのまま就職。今も大学時代と変わらず同じアパートに住んでいます。「んー」が口癖の夏は、その曖昧な返事に対して「“うん”と“ううん”の間みたいな返事やめれる?」と冗談でツッコまれることも。また、めんどくさいことや、頭を使うことなどを避けるようにして生きてきた部分もあり、特に大きな挫折を経験したこともなく生きてきました。そんな夏が、別れて以来、7年もの間会うことがなかった水季の死をきっかけに、自分と血のつながった娘の存在を知ることになり…。

主人公の夏を演じる目黒さんにとってフジテレビ系ドラマへの出演は『silent』(2022年10月期/フジテレビ系)以来、およそ2年ぶり。目黒さんはダンスを得意とし、魅力的で個性豊かなメンバーがそろう9人組グループSnow Manのメンバーとして2020年に『D.D./Imitation Rain』でCDデビュー。同年に発表した作品を対象とした『第35回日本ゴールドディスク大賞』では「ベスト5ニュー・アーティスト」をはじめ計7冠を受賞するなど、デビュー時から大きな注目を浴びました。さらに翌2021年の同大賞で、“最も活躍したアーティストに授与”される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の初受賞を果たすと、その勢いは止まらず3年連続で受賞!まさにデビューから衰えぬ勢いで活動を続ける、令和を象徴するトップアーティストであり、音楽のみならず現代のエンターテインメント界をけん引するアイドルグループの一員として活躍しています。また、目黒さんの活躍は音楽活動だけでなく、『教場Ⅱ』(2021年/フジテレビ系)で髪を短く切り、鋭い観察眼を持った生徒役という難しい役どころを演じきったことも話題になったほか、『第46回日本アカデミー賞』にて優秀助演男優賞と新人賞を受賞した映画『月の満ち欠け』や、映画『おそ松さん』(2022年)、『トリリオンゲーム』(2023年7月期/TBS系)など、さまざまな役どころも見事に演じ分けるなど、今最も勢いに乗る注目の若手俳優の一人です。特に『silent』は、その繊細で丁寧な演技力が話題を呼び、『東京ドラマアウォード2023』で助演男優賞を受賞したほか、『第31回 橋田賞』や2024年の『エランドール賞』で新人賞を獲得するなど、俳優としての評価を高める大きなきっかけとなる作品でもありました。今作では再びその『silent』チームとタッグを組むことになりました。一挙手一投足に注目が集まる俳優・目黒さんが今作で、夏という役柄にどう向き合い表現していくのかにも注目してください。

この物語において大きな存在感を持ち、タイトルにもある“海”の名を持つ女の子を演じるのは、期待の新星、泉谷星奈さん。
“大好きだったママを突然失い、そのママが大好きだった人と出会う”ことになった6歳の女の子・海。海は、夏と水季との間に生まれるも、父親の存在を知らないまま育ってきました。そんなある日、大好きだったママが亡くなり、その葬儀の場で、参列していた夏と出会います。最初は言葉を交わすことがなかった2人でしたが、その後、ロビーのベンチに1人で座っていたところに夏がやってきて…。

海役を演じる泉谷さんは、これまでに数多くのドラマやCM、雑誌などに出演し、今もっとも注目を集める子役の一人。『あたりのキッチン!』(2023年10月期/東海テレビ・フジテレビ系)や『厨房のありす』(2024年1月期/日本テレビ系)など、主人公の幼少期役という重要な役どころを見事に演じきるなど、存在感と表現力を併せ持つ期待の新星です。なかでも昨年秋に放送した木曜劇場『いちばんすきな花』(2023年10月期/フジテレビ系)では、4人の主人公のうち、幼い頃からの思い出に縛られ悩みを抱えてしまう、今田美桜さん演じる深雪夜々の幼少期を好演したことが話題に。幾重にも重なる複雑な背景や心情をしっかりと演じ切ってみせました。今回の役はオーディションを経て決定。物語のタイトルにも入っている“海”という名をもつ重要な役どころということもあり、制作チームは今回、全国津々浦々まで声をかけ何次にも渡る一大オーディションを敢行。それを経て海役に選ばれた泉谷さんに村瀬プロデューサーも「この世代の子役の女の子、ほぼみんな見させていただいたと思いますが、海は星奈ちゃんしかいないと思いました」とコメント。今作でも泉谷さんの等身大の演技力に注目してください。

『silent』チームが再び集結!映像で、そして音楽で!“恋愛”、“友情”を丁寧に描いてきたチームが今作で織り成すのは“親子の愛”を通して紡がれる“家族”の物語。
本作の脚本を務めるのは、『silent』で鮮烈な“脚本家デビュー”を果たした生方美久さん。生方さんは2021年に『第33回フジテレビヤングシナリオ大賞』で大賞を受賞。その若手脚本家の登竜門とも呼ばれるコンクールで大賞に輝いた作品『踊り場にて』(2021年/フジテレビ系)はドラマ化され、その世界観の繊細さと、セリフの浸透力が見る者の心をつかみました。2022年には、その才能にほれ込んだ村瀬プロデューサーの抜てきにより、 “木曜劇場”という伝統あるプライムタイム枠で完全オリジナル作品『silent』を手がけてデビュー。さらに、昨年秋には村瀬プロデューサーとのタッグ2作品目となる木曜劇場『いちばんすきな花』にて、“クアトロ主演”という新しいスタイルで描かれた4人の男女による“友情”の物語を見事に表現してみせました。そんな生方さんにとって3作品目となる本作で描くのは“親子”の物語。今回、生方さんを見出して大抜擢し、三たびタッグを組むことになる村瀬プロデューサーも「今や、生方さんの才能に関しては僕が言うまでもないですが、その生方さんと一緒に描きたいと思っていた一番のテーマが今回の親子の物語です」とコメントを寄せています。

本作の演出は、木曜劇場『silent』にて同じ思いを共有し、丁寧に作品作りに取り組んだ、今最も注目を集める若手クリエイター・風間太樹監督と、今作が3作連続での“生方作品”ということで誰よりもこの脚本が描く世界観を知る髙野舞監督、そして『いちばんすきな花』にて“生方作品”に初めて触れ、その言葉を見事に映像に落とし込んだジョン・ウンヒ監督の3人が担当することも決定。また、本作の音楽を担当するのは、監督たちと同じく、『silent』、『いちばんすきな花』と“生方作品”を彩ってきた作曲家・得田真裕さん。村瀬プロデューサーとのコンビとしては、2016年の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で月9ドラマも手掛けており、その美しく繊細な音楽は、メロディーを聴いただけでドラマのシーンを思い出して泣いてしまうと、多くのドラマファンの心に深く刻まれています。今回も、せつなくて、でもあたたかい“生方作品”ならではの世界観を音楽で表現し、視聴者の心に寄り添うメロディーで盛り上げてくれるのは間違いありません。脚本だけでなく、作品作りの要となる演出を担う監督や音楽にも、特別な思いをもった布陣がそろったことに村瀬プロデューサーも「このドラマの世界を描き出すにあたり、これ以上ない、最高最強、パーフェクトな布陣です」とコメント。これまでと変わらず、物語に登場する1人1人の人生に丁寧に寄り添いながら作品を作り上げることができるメンバーが“再集結”し、最高のチームがこの夏動き出すことになります。

物語の中心となるであろう夏と海が、海辺で心を通わせようとしているキービジュアルも公開! “海”と出会い描かれていく“夏”の混じりっけの無い心の表情も表現したものに!
さらに今回の情報解禁と同時に、本作のキービジュアルも公開!夏と海がのぞかせるそれぞれの表情と、息をのむほどに美しい海岸線。くみ交わされているであろう言葉と、2人の間に流れている時間が、日常の1ページのようでもあり、この物語が表現しようとしている尊く特別な瞬間にも見える1枚に仕上がっています。そんな本作のビジュアルを手掛けたのは『silent』でもビジュアルを担当した吉良進太郎さん。吉良さんはこれまで『シャーロック』(2019年10月期/フジテレビ系)や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK総合)といった話題作などを担当したほか、映画『キングダム』(2019年)をはじめ、映画『東京リベンジャーズ』(2021年)、映画『キャラクター』(2021年)、映画『マスカレード・ナイト』(2021年)といった、数多くの話題作のキーアートを次々と世に送り出してきました。今作でも作品に込められた思いを見事にくみ取った表現になっています。

ついに月9初主演を迎える目黒さんが、自身にとって新たな挑戦とも言える役どころをどのように感じ、表現してくれるのでしょうか。『silent』チーム再集結で、丁寧に描かれる世界観と、圧倒的な映像美は、誰にとってもこの夏いちばんの思い出に残る作品になるはず。完全オリジナル作品となる月9ドラマ『海のはじまり』は7月スタート。きっと人を思う大切さに気づける、そんな繊細で優しい物語にご期待ください。

「海のはじまり」あらすじ

以下、ドラマ「海のはじまり」のあらすじ、ネタバレ、感想についてまとめています。

第1話のあらすじ

東京の印刷会社に勤務する月岡夏(目黒蓮)には、化粧品メーカーで働く百瀬弥生(有村架純)という恋人がいる。2人は平凡だが、幸せな日々を送っていた。ある日、夏のアパートで夏休みの予定を合わそうと話していると夏のスマートフォンに着信が。応対した夏の表情がこわばる。

翌朝、夏は実家へ。突然の訪問に、朝食中の父、和哉、母のゆき子、弟の大和(木戸大聖)は何事かと思うも、多くを語らない夏の雰囲気に事情を察する。自室で喪服を出していた夏に、和哉は黒いネクタイを差し出す。

葬儀場に来た夏は、“故 南雲 水季 儀 葬儀式場”と書かれた案内板の前で立ち止まる。大学時代の友人、真山純希が「何年ぶり?」と声をかけてきた。「8年ぶり」と答える夏。亡くなった水季(古川琴音)は、夏が大学時代に交際していたかつての恋人だった。

夏は焼香の列で、水季の母・朱音(大竹しのぶ)、父・翔平ら親族に挨拶をした際、一緒にいる女の子に目をとめる。その女の子が水季の子供だと知り、驚く夏。

夏が葬儀場のロビーにいると、先ほどの女の子が津野晴明(池松壮亮)と会場から出てきた。夏は女の子に話しかける。女の子は海(泉谷星奈)と名乗り、6歳だと夏に告げた。夏は、水季との記憶に思いを馳せ…。

第2話のあらすじ

大学生時代の恋人・南雲水季(古川琴音)の葬儀で、水季の母・朱音(大竹しのぶ)から、海(泉谷星奈)が自分の娘だと知らされた月岡夏(目黒蓮)。そんな夏のアパートに、海が突然1人で訪ねて来た。驚く夏に、海は、「夏くんのパパ、いつ始まるの?」と質問する。その問いかけに上手く答えることが出来ない夏。とにかく海を家に帰さなければいけないと思った夏は、朱音に連絡をし、迎えに来てもらうことになる。

部屋の中を縦横無尽に飛び回る海を前に夏が戸惑っていると、恋人の百瀬弥生(有村架純)から電話が。しばらくしてアパートにやって来た弥生は、海を見て少し驚くが、お迎えが来るまでの間、遊び相手をしてあげることに。その後、朱音が海を連れて帰ったあとのアパートで、弥生は夏に海との関係を尋ねる。それに対し夏は、海が自分の娘であること、その事実を水季の葬儀で初めて知ったということを正直に告げた。その話を聞き、動揺を隠せない弥生に、海のことをちゃんと考えようと思うと答える夏だったが…。

第3話のあらすじ

月岡夏(目黒蓮)は恋人の百瀬弥生(有村架純)に、自分に娘がいたことを話した。そして、南雲水季(古川琴音)と別れた時のこと、彼女が海(泉谷星奈)を産み育てていたことは知らなかったが、妊娠したことは知っており、堕ろしたと思っていたことも正直に伝えた。夏の話を聞いた弥生は、自分の過去に思いを馳せる。夏に言えずにいる自分の過去。その記憶を胸に秘めたまま、弥生は、夏が父親になるのであれば自分が母親になることも選択肢に入れて欲しいと夏に告げるのだった。

南雲家に行った夏は、そこで海と再会する。夏が会いに来てくれたことが嬉しい海は、大喜びして、はしゃぎすぎて疲れ果て眠ってしまう。朱音(大竹しのぶ)は、海が起きたときにいてくれたら喜ぶからと言って、夏に夕食を食べていくよう促す。準備を手伝う夏に、水季に対する思いを語る朱音。

夏から電話を受けた母・ゆき子(西田尚美)は、和哉(林泰文)と大和(木戸大聖)に夏から家族全員に話があると言われたことを告げる。弥生との結婚報告ではないかと盛り上がる月岡家。

一方、休日を海と一緒に過ごすことになった夏は、弥生を連れて南雲家を訪れる。一緒に来た弥生を見て、複雑な思いを抱く朱音。海の希望で水季が働いていた図書館に行くことになった三人は、そこで津野(池松壮亮)と会い…。

第4話のあらすじ

月岡夏(目黒蓮)は、水季(古川琴音)亡き後も気丈に振る舞う海(泉谷星奈)を心配し、「元気なふりをしなくていい」と悲しみの感情を吐き出させる。感情があふれた海は、黙って夏にしがみつき泣き続ける。夏は海を初めて抱きしめ返し、彼もまた静かに涙を流すのだった。

日が変わり、海岸へ遊びに来た夏と海。カメラでシャッターを切りながらはしゃぐ2人だったが、ふと夏は「パパになってほしいってこと?」と海に聞く。海は「パパやらなくていいよ」と答える。「でも、いなくならないで」と、海は夏に思いを告げる。そんな海に、「一緒にいる」と夏は答えた。

楽しそうな2人の様子を眺めていた朱音(大竹しのぶ)と翔平(利重剛)は、亡き娘に思いを馳せ、「水季が生きていてくれたらな…」と涙ぐむ。

南雲家に帰った海は、津野晴明(池松壮亮)に電話し、海岸で夏と遊んだことをうれしそうに報告する。そして「なんで前みたいにいっぱい会えないの?」と尋ねると、津野は、「海ちゃんのパパじゃないからかな…」と心の声を吐露した。

一方、夏は百瀬弥生(有村架純)のマンションへ。弥生は、海の父親になることにしたのか、と夏に迫る。すぐに結論を出させようとする弥生に夏はいら立ちながらも、一体なぜ彼女が焦っているのか分からずにいて…。

第5話のあらすじ

8月に1週間の夏季休暇を取れることになった月岡夏(目黒蓮)は、南雲朱音(大竹しのぶ)に海(泉谷星奈)とどこか出かけられたら、と尋ねる。朱音は、海ではなく百瀬弥生(有村架純)とどこかへ行った方が良いのではないかと返すが、夏は弥生から「海ちゃんとの時間に」と言われたことを伝える。すると朱音は、それなら1週間、南雲家に住んでみたらどうかと提案する。

夏が泊まりに来ると知った海は大喜びし、「ずっと住んでいいよ!」と夏にくっつく。そんな折、朱音は夏の両親に挨拶しなくてはと口にするが、まだ海の話を家族に伝えていない夏は口ごもる。朱音はため息をつき、「さっさと話しなさいよ」と夏をせっつく。言い訳がましい夏と、口うるさく説教する朱音。そんな2人の様子を見ていた海は「ママみたい」とクスクスと笑う。

アパートに帰った夏は、弥生に「1週間南雲家に泊まることになった」と伝える。そして、7歳の女の子は自分で髪をしばれるのか、と弥生に聞く。弥生は「練習する?」とニヤニヤして自分の髪をほどく。三つ編みの練習をする夏を横目に、弥生はふと、自分の母親に髪を結んでもらった幼少期の記憶を口にする。そして、自分の親に会わせていないことを夏にわびる。弥生は家族のことを「嫌いなの」と言って…。

第6話のあらすじ

夏休みを利用して、月岡夏(目黒蓮)が南雲家で海(泉谷星奈)、朱音(大竹しのぶ)、翔平(利重剛)と一緒に過ごす1週間が始まった。最初に迎えた朝、目が覚めると目の前にすやすやと眠る海がいて、びっくりして飛び起きる夏。「起きてねー」と翔平が顔をのぞかせ、南雲家に来ていたことを思い出す。ようやく海も、もぞもぞと目を覚ます。

朝食後、自信満々に髪を結おうかとたずねる夏に「やって!」と喜ぶ海。百瀬弥生(有村架純)に教えてもらった三つ編みを実践しようする夏だが、海に「編み込みがいい!」と言われてしまう。やり方がわからず困る夏。三つ編みだけ練習してきたという夏のことを朱音はクスクスと笑う。

その後、夏と海はかつて海と水季(古川琴音)が暮らしていたアパートへ向かう。すでに部屋は引き払われているのだが、大家さんの計らいで部屋の中に入れてもらえることに。2人で住むには狭い殺風景なワンルームを見渡し、夏は、水季と海が2人で暮らしていた生活に思いをはせ…。

第7話のあらすじ

月岡夏(目黒蓮)は、海(泉谷星奈)と一緒に百瀬弥生(有村架純)のマンションへ向かう。到着後、手洗いうがいで洗面台に立つ海を夏が後ろから抱える。そんな2人の姿を見て、微笑む弥生。

弥生は下準備していたコロッケを冷蔵庫から取り出し作り始める。その様子を見て海は「コロッケって家でも作れるの!?」と驚く。海の母・水季(古川琴音)は生前、スーパーのお総菜のコロッケが安くなった時だけ買ってくれたという。その話を聞いた夏は、かつての水季と海の暮らしに思いを巡らせながら、コロッケを家で作るのはとても大変なんだよと海に話す。

弥生のコロッケを食べた海は「スーパーのみたい!おいしい!」と感激する。その後、夏が離席し海と2人きりになった弥生は、夏との暮らしはどうかと海に聞く。海は楽しいと答え、続けて「夏くん一人占めしてごめんね」と謝る。弥生は冗談交じりに、好きなのに会うのを我慢してしまう時もあるのだと話すと、海は水季もそうだったのかと聞く。そして、夏と水季はなぜ別れたのかと聞く海に、弥生は言葉に詰まる。さらに海は、水季と津野清明(池松壮亮)が交際しなかったのは自分がいたからなのかと弥生に問う。

その頃、南雲家では、水季の四十九日法要と納骨について話していた。朱音(大竹しのぶ)は津野に電話をかける。心の整理がついたら水季に会いに来てほしいと言う朱音に、津野は言葉に詰まり…。

第8話のあらすじ

月岡夏(目黒蓮)は南雲家で暮らす1週間を終え、朱音(大竹しのぶ)、翔平(利重剛)、海(泉谷星奈)に見送られる。少し歩いてから振り返ると道まで出てきて手を振る海の姿が。2人は笑顔で手を振り合う。帰り道、夏は新田良彦(山崎樹範)の写真店で写真を受け取る。そして新たに2つのフィルムを現像に出す。ペースが早いことに驚く新田に、夏は旅行帰りだからとあいまいに返事する。帰宅後ベッドに横たわり写真を見る夏。楽しそうに笑う海に自然と頬が緩むが、次第に恋しさが募る。

翌日、夏は仕事の休憩中、ある人物へ電話する。呼び出し音ののち相手は電話を取るが何も言わない。「…急にすみません、母から連絡先を」と夏が言うと、相手は「夏?」と聞き返す。「はい」と答える夏に相手は穏やかな声で「おぉ、元気?」と続ける。夜、夏と百瀬弥生(有村架純)はスーパーへ。「今日、俺作るから」という夏に弥生は喜ぶが、ふと夏が海のことを思って作ろうとしていると察する。当たり前のように海の話ばかりする夏に弥生は複雑な気持ちを抱いてしまう。翌日、朱音は夏と出かけるという海の髪を結う。「なんで海も連れてくのかしら」とつぶやく朱音に、翔平はきっと心細いのだろうと答える。

夏は海を連れて喫茶店に入る。振り返ると、誰かを探している男性の姿が視界に入る。夏と男性の目が合う。「…お。いた」と近づいてくる男性。それは、夏の実父・溝江基春(田中哲司)で…。

特別編「恋のおしまい」のあらすじ

2021年、夏。南雲水季(古川琴音)は4歳の海(泉谷月菜)と小さなアパートで暮らしている。テレビの情報番組は東京オリンピックのことを連日報道している。朝、図書館司書として働く水季は図書館入口近くの駐輪場で津野晴明(池松壮亮)の姿を見つける。時間を合わせるために、わざとスニーカーの靴ひもをほどき、その場にしゃがんで結び直す水季。津野は水季の存在に気づき「おはよ」と声を掛け、2人で図書館の中へ入る。

昼休み、休憩室でひとりで休む水季のもとへ津野がやってくる。そして「……南雲さんさぁ」と声をかけたのち、「なんか、どっか、行きたいところある?」と続ける。そして、2人で出かけないかという津野の提案に水季は驚きつつも、「津野さんのこと好きになりたくないんですよ」と自分の心を抑制していると告白して…。

第9話のあらすじ

月岡夏(目黒蓮)は、百瀬弥生(有村架純)と南雲海(泉谷星奈)の3人でショッピングモールに行く。「行こ!」と弥生の手を引く海。微笑みながら明るく振る舞う弥生だが、夏は弥生の表情に違和感を覚える。

子供服売り場で弥生と海は、一緒に海の服を選ぶ。海が一人で試着室へ入ると、店員に「お母さんも一緒にどうぞ」と言われるが、弥生はなんと答えていいかわからず言葉に詰まってしまう。「弥生ちゃんママに見えるんだね」と笑う海に「…私がほんとにママになったら、嬉しい?」と質問する弥生。すると海は元気よく「うん!」と答える。

海を南雲家に送り届けた帰り道、夏は弥生に海とのことをどうしたいか尋ねる。返事を濁す弥生に、夏は海と3人で一緒にいる時、弥生が辛そうに見えると話す。愛想笑いで誤魔化そうとする弥生。そんな弥生に夏は「別れたい?」と切り出し…。

第10話のあらすじ

月岡夏(目黒蓮)は、三年以上付き合ってきた百瀬弥生(有村架純)と別れ、娘の南雲海(泉谷星奈)と二人で暮らしていくことを決める。夜、パソコンで「ひとり親支援」の情報を調べている夏は、ふと学習ドリルを手に取り、何も書かれていない名前の欄を見てペンを取り出す。「南雲」と書いたところで手を止める夏。海の名字を今後どうするべきか、思いを巡らす。

夏は、会社の先輩・藤井(中島歩)と居酒屋へ行き、娘がいること、そしてその娘と二人で暮らすことを決めたと伝える。すると藤井は、自分の奥さんが入院した際、子どもにご飯を食べさせ寝かしつけるだけで一苦労だった経験談を語る。それも覚悟の上だという夏は、海を転校させないために自分が転職することも視野に入れ、子どもにストレスをかけない方法を探りたいと伝えるが、藤井は「親がストレスでボロボロになったら子供に二次災害だよ?」と告げる。

夏は、小田原の小学校に海を迎えに行く。母・水季(古川琴音)の思い出話や学校の話をしながら歩く二人。夏は海に「…転校するってどう思う?」と切り出すが、海は「やだ」と即答する。「ママいなくなって、海いろんなこと変わったのに?まだ海が変えなきゃダメなの?なんで?」と言う海に、夏は何も言えなくなり…。

第11話のあらすじ

月岡夏(目黒蓮)は、娘の南雲海(泉谷星奈)と暮らすためにアパートの部屋を片付ける。手伝いに来ている弟の大和(木戸大聖)が「困ったことあったら呼んでね」と声を掛けるが、「二人で頑張る」と気を張る夏。その言葉に不安を覚える大和。

一方、小学校のクラスでは海のお別れの会が開かれ、海は担任の乃木夏美(山谷花純)とクラスメイトたちから拍手で見送られる。帰り際、夏美と2人になった海は、かつて母・水季(古川琴音)が自分のことを何か言っていたかと聞く。すると夏美は「いつも、海ちゃんが一番大切って言ってた」と伝え、海はにっこりと笑う。

日が替わり、夏のアパートへやってくる海、朱音(大竹しのぶ)、翔平(利重剛)。「おじゃまします!」と大きな声で上がる海に「今日からただいまね」と言う翔平。そんな翔平と朱音は海をぎゅっと抱きしめ、海との別れを惜しむ。その様子を見て、夏はどこか罪悪感を抱いてしまい…。

第12話のあらすじ

ベッドではなく床に敷いた布団で目を覚ます月岡夏(目黒蓮)。海(泉谷星奈)のランドセルやぬいぐるみが視界に入るが、海の姿はない。「…海ちゃん」と呼びかけるが、返事はなく、部屋は静まり返っている。

その頃、南雲家で目を覚ました海は、寝起きのまま居間へやってきて「夏くん…」と呼びかけるが、そこには朱音(大竹しのぶ)と翔平(利重剛)がいるだけで、夏はいない。朱音から「自分で帰らないって言ったんでしょ」と言われ返す言葉のない海。

パジャマ姿のまま寝そべっている海に、朱音と翔平は「朝ご飯を食べようよ」と声を掛けるが、海は「…食べたくない」とそっぽを向く。朱音は台所でおにぎりを握り、「食べなきゃダメ。生きなきゃいけないから」と海におにぎりを差し出す。そして、水季が亡くなった日におにぎりを食べた話をする。

やがて、夏のスマホに弥生(有村架純)から着信が入る。夏が電話に出ると、弥生は海からの伝言があると夏に告げ…。

ネタバレ・口コミ・感想

聴者からのドラマの感想は、公式サイト「番組へのメッセージ」にてご確認頂けます。

海のはじまりへのメッセージ - フジテレビ(公式サイト)

また、視聴者からのドラマのネタバレ・感想は、ネタバレ有/無の感想が選んで確認できるドラマ情報・感想・評価の口コミサイト「Filmarks」(フィルマークス)で確認可能です。

海のはじまり - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ(フィルマークス公式)

ドラマ「海のはじまり」の視聴率は?

海のはじまり 第1話〜最終回の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)はわかり次第掲載します。

  • 第1話:8.0%(世帯8.0%、個人4.6%)
  • 第2話:8.1%(世帯8.1%、個人4.7%)
  • 第3話:7.1%(世帯7.1%、個人4.0%)
  • 第4話:7.7%(世帯7.7%、個人4.6%)
  • 第5話:7.2%(世帯7.2%、個人4.2%)
  • 第6話:6.1%(世帯6.1%、個人3.5%)
  • 第7話:6.8%(世帯6.8%、個人4.0%)
  • 第8話:7.4%(世帯7.4%、個人4.1%)
  • 特別編:6.7%(世帯6.7%、個人3.9%)
  • 第9話:7.6%(世帯7.6%、個人4.3%)
  • 第10話:8.1%(世帯8.1%、個人4.6%)
  • 第11話:7.8%(世帯7.8%、個人4.6%)
  • 第12話:9.5%(世帯9.5%、個人5.4%)

 

以上、フジテレビ月曜21時放送のドラマ「海のはじまり」のあらすじ・ネタバレなどについてでした!