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数々のドラマを生み出してきた全豪オープンテニス。

今回は、全豪2008までさかのぼってツォンガの「伝説の夜」を振り返ります。

2008年の全豪オープンはノーシード・ツォンガが躍進し話題に!

またもや全豪オープンで事件は起きました。

 

というのも、その2年前、2006年の全豪オープンで当時世界ランク54位のマルコス・バグダティスがノーシードながら決勝進出し、当時最強のロジャー・フェデラーから1stセットを取るという大活躍をしたからです。

その翌年、2007年の全豪でも、第10シードのフェルナンド・ゴンサレスがバックのスライスと強烈なフォアの逆クロスを武器に、センセーショナルな活躍で決勝進出を果たしていました。

 

世界ランク38位でノーシードだったツォンガ(当時はジョー・ウィルフライド・ツォンガという表記だったような)の躍進は、バグダティスやゴンサレスのそれを彷彿とさせるものでした。

正直言って、ツォンガがここまで勝ち上がるとは思っていませんでしたが、大会中他の誰よりも応援はしていました(理由は後述しています)

 

結局ツォンガは決勝でノバク・ジョコビッチに敗れたものの、2008年全豪オープンで堂々の準優勝でした。

ツォンガの「伝説の夜」は、準決勝の対ナダル戦。

どう伝説なのかは、映像を見て頂ければわかると思います。

本当に何度見ても感動するツォンガの躍動っぷりです。

 

当時世界ランク2位のラファエル・ナダルは、ハードコートを苦手としていたものの、準決勝までは全てストレートでの勝ち上がりで調子は万全。

対するツォンガは4回戦でリシャール・ガスケとの同胞対決を制し、ベスト8でもミカエル・ユーズニーをストレートで下し勢いに乗っていました。

きっと接戦になることだろうと思ってテレビにかじりついていたのを覚えています。

ふたを開けてみれば...

 

ツォンガがピート・サンプラスにしか見えない!?!?

 

強烈な1stサーブとフラット気味のフォアハンド。

チャンスがあれば常にネットに詰めるアグレッシブさ。

そして何より超絶にタッチが神がかっているネットプレー。

 

ストローク全盛になりつつあったテニス界と全世界のテニスファンに大きな衝撃を与えた夜でした。

あれ?アンディ・マレーは一体どこへ...?

AM

第9シードとして上位進出が期待されていたアンディ・マレー。

前年の2007年は自身初の4回戦まで勝ち上がっていたので、飛躍が予想されていました。

 

...が、実は全豪の神が宿っていたツォンガに初戦であたってしまい、5-7 4-6 6-0 6-7(5-7)で即敗退でした...。

38位とはいえ、ノーシード相手にWOWOWで放送もされないままに敗れてしまったマレー。

 

ツォンガとやら、マレーの分まで躍進しておくれ...

と思って応援していたら本当に躍進しました(笑)

 

 

P.S.

実は、マレーは全豪オープンでノーシード狩りが大得意です。

ベスト8で相手がノーシードだとBIG4の強さを見せつけて勝ちます。

2011年のアレクサンドル・ドルゴポロフ、2013年のジェレミー・シャルディ、2015年のニック・キリオス。

 

2009年はベスト8で全豪の神が宿ったフェルナンド・ベルダスコ(神ダスコ)にフルセットの末敗れました。

最終セット 神ダスコの1stサーブ確率90%超えとか鬼畜すぎます...。

 

そういえば、2009年の準決勝ナダル VS ベルダスコも伝説の一戦と呼び声高いんでした!動画を載せておきます。

 

【ナダル VS ベルダスコのハイライト動画】

 

叩き込むベルダスコ、拾いまくるナダル。

3:37あたりから始まるロングラリーは必見です!

 

新年早々、白熱した試合が盛りだくさん。

やっぱり全豪は面白い!!