マイアミオープン(Miami Open)の賞金について、2022年の大会総額、優勝賞金、各ラウンドでの日本円内訳と過去の賞金額推移をまとめています。
同じ3月に開催されるインディアンウェルズ大会と並んで、高額賞金が用意されているマイアミオープン。
2021年は他の大会同様、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で大幅減となりましたがが、2022年は再び増額されています。
マイアミオープン2022の賞金総額
マイアミオープン2022の賞金総額は$17,168,110(約18億8850万円)。
男女同額なので、それぞれの総額は$8,584,055(約9億4420万円)です。
2022年はコロナが流行する前の2019年の賞金水準まで復活しています。
なお、2021年の減額の原因としては、コロナの影響で観客動員に制限がかかるため(2021年大会ではわずか20%の客席しか使用されない)です。
トーナメントの収益の大部分は、入場した観客からもたらされます。
2021年の予想入場者数は2万人に満たない予測で、2019年の38万人とは比較になりません。
ちなみに、マイアミオープンとBNPパリバオープンは2015年から賞金総額が同じ金額となっています。
また、男女とも同じ賞金になったのは2014年からで、それまでは男子大会の方が女子大会よりも若干高めの設定でした。
マイアミオープン2022の優勝賞金
マイアミオープン2022のシングルス、ダブルスそれぞれの優勝賞金は次の通り。
ダブルス:$426,010(4796万1100円)
ダブルス:$81,000(891万円)
ダブルス:$479,290(5272万1900円)
ダブルスは賞金額をペアで分けるので、選手一人当たりが獲得する優勝賞金は半減します。
マイアミオープン2022 各ラウンドの獲得賞金
マイアミオープン2022のシングルス1回戦敗退〜優勝までの各ラウンドの獲得賞金一覧です。
右側は前回大会の2021年賞金なので、左右見比べると前回との比較になります。
ラウンド | 2022年の賞金 | 2021年の賞金 |
優勝 | $1,231,245 (1億3543万6950円) |
$300,110 (3301万2100円) |
準優勝 | $646,110 (7107万2100円) |
$165,000 (1815万円) |
準決勝 (ベスト4) |
$343,985 (3783万8350円) |
$93,000 (1023万円) |
準々決勝 (ベスト8) |
$179,940 (1979万3400円) |
$61,000 (671万円) |
4回戦 (ベスト16) |
$94,575 (1040万3250円) |
$40,000 (440万円) |
3回戦 | $54,400 (598万4000円) |
$26,000 (286万円) |
2回戦 | $30,130 (331万4300円) |
$16,000 (176万円) |
1回戦 | $18,200 (200万2000円) |
$10,000 (110万円) |
予選2回戦 | $9,205 (101万2550円) |
$5,890 (64万7900円) |
予選1回戦 | $5,025 (55万2750円) |
$3,100 (34万1000円) |
ランキング上位選手のみが出場できるマスターズ1000/WTA1000(旧プレミアマンダトリー)の大会なだけあって、1回戦敗退でも200万円以上の賞金が獲得できます。
前回との比較では、アーリーラウンドほど増額率が低く、優勝賞金は4倍以上もの大幅増です。
マイアミオープン 賞金総額の推移
男女同額になった2014年以降の、マイアミオープンの賞金総額推移は以下の通り。
年 | 賞金総額 | 増加率 |
2022 | $17,168,110 (約18億8850万円) |
156.72% |
2021 | $6,687,570 (約7億3563万2700円) |
-60.00% |
2019 | $16,718,910 (18億3908万100円) |
4.86% |
2018 | $15,944,706 (17億5391万7660円) |
14.00% |
2017 | $13,986,900 (15億3855万9000円) |
14.00% |
2016 | $12,269,210 (13億4961万3100円) |
14.00% |
2015 | $10,762,470 (11億8387万1700円) |
13.99% |
2014 | $9,441,660 (10億3858万2600円) |
ー |
男女同額になった2014年以来、毎年14%程度の高い水準で賞金が増額になっていたマイアミオープンですが、2019年は5%弱の増加率に留まり、2021年はガクッと60%もの削減となりました。
2022年は観客動員が正常に戻ったため、賞金総額は過去最高を記録しています。
マイアミオープン シングルス優勝賞金の推移
男女同額になった2014年以降の、マイアミオープン・シングルスの優勝賞金額推移は以下の通り。
年 | シングルス優勝賞金 | 増加率 |
2022 | $1,231,245 (1億3543万6950円) |
310.26% |
2021 | $300,110 (3301万2100円) |
-77.84% |
2019 | $1,354,010 (1億4894万1100円) |
0.98% |
2018 | $1,340,860 (1億4749万4600円) |
14.07% |
2017 | $1,175,505 (1億2930万5550円) |
14.32% |
2016 | $1,028,300 (1億1311万3000円) |
14.20% |
2015 | $900,400 (9904万4000円) |
14.41% |
2014 | $787,000 (8657万円) |
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2021年は約78%という減り方を見せているマイアミオープンの優勝賞金ですが、2022年の優勝賞金は過去3番目に高い数値となっています。
なお、2021年に賞金水準を下げなかった例外大会は全豪オープンテニス2で、例年と変わらない水準の賞金(むしろ前年よりも微増と大健闘の金額)を準備したものの83億円以上という巨額の赤字を記録してしまいました。
マイアミオープンは、2016年に錦織圭が準優勝した大会です(優勝はジョコビッチ)。
2016年当時の獲得賞金は$501,815。日本円では約5520万円という大金でした。
ダブルスでは杉山愛が2度優勝しているマイアミですが、シングルスの最高成績は錦織圭と1995年の伊達公子が記録した準優勝。
錦織圭や大坂なおみらには日本人史上初のマイアミOPシングルス優勝、そして1億円超えの賞金獲得が期待されます。
以上、マイアミオープンの賞金まとめでした!