ドバイテニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships)の賞金について、2021年の大会総額、優勝賞金、各ラウンドでの日本円内訳と過去の賞金額推移をまとめています。
ATP500の中でも、特に多いことで知られているドバイテニス選手権の賞金情報です。
目次
ドバイテニス選手権2021の賞金総額
ドバイテニス選手権2021の賞金総額は$1,897,805(2億875万8550円)。
2020年の賞金総額からは約30%の減少(COVID-19の影響)で、大会史上最高額を更新した前年がピークでした。
男子同様、新型コロナウイルス感染拡大による影響などで前年比-30.57%の減額となっています。
ドバイテニス選手権2021の優勝賞金
ドバイテニス選手権のシングルス、ダブルスそれぞれの優勝賞金は次の通り。
(2020年は$565,705=6222万7550円)
ダブルス:$52,850(581万3500円)
(2020年は$181,360=1994万9600円)
ダブルス:$67,000(737万円)
ダブルスは賞金額をペアで分けるので、一人当たりが獲得する優勝賞金は、シングルスがダブルスの約6.2倍です。
ドバイテニス選手権2021 各ラウンドの獲得賞金
ドバイテニス選手権2021のシングルス1回戦敗退〜優勝までの各ラウンドの獲得賞金一覧です。
ラウンド | 2021年 | 2020年 |
優勝 | $149,490 (1643万3900円) |
$565,705 (6222万7550円) |
準優勝 | $110,530 (1215万8300円) |
$284,485 (3129万3350円) |
準決勝 (ベスト4) |
$78,710 (865万8100円) |
$143,880 (1582万6800円) |
準々決勝 (ベスト8) |
$53,590 (589万4900円) |
$76,025 (836万2750円) |
3回戦 | $33,495 (368万4450円) |
2020年は無し |
2回戦 | $19,260 (211万8600円) |
$38,835 (427万1850円) |
1回戦 | $13,300 (146万3000円) |
$21,525 (236万7750円) |
予選2回戦 | $8,875 (97万6250円) |
$9,810 (107万9100円) |
予選1回戦 | $4,690 (51万5900円) |
$5,450 (59万9500円) |
目を引くのが、初戦敗退でも200万円以上の超高額賞金が獲得できる点です。
それだけ32名によるドロー(トーナメント表)入りするのは困難ですが、2020年大会では西岡良仁がランキング上位でストレートイン、内山靖崇が予選突破で本戦入りしています。
ドバイテニス選手権 賞金総額の推移
ドバイテニス選手権の賞金総額推移です(男子大会)。
年 | 賞金総額 | 増加率 |
2021 | $1,897,805 (2億875万8550円) |
-31.1% |
2020 | $2,794,840 (3億743万2400円) |
2.1% |
2019 | $2,736,845 (3億105万2950円) |
4.3% |
2018 | $2,623,485 (2億8858万3350円) |
8.0% |
2017 | $2,429,150 (2億6720万6500円) |
8.0% |
2016 | $2,249,215 (2億4741万3650円) |
8.0% |
2015 | $2,082,605 (2億2908万6550円) |
8.0% |
2014 | $1,928,340 (2億1211万7400円) |
8.0% |
2013 | $1,785,500 (1億9640万5000円) |
5.0% |
2012 | $1,700,475 (1億8705万2250円) |
5.0% |
2011 | $1,619,500 (1億7814万5000円) |
0.0% |
増加率はここ数年低迷気味ですが、2012年大会以降は賞金総額が右肩上がりのドバイテニス選手権。
2019年大会からは日本円で総額3億円を突破していましたが、2021年は大幅減です。
ドバイテニス選手権 シングルス優勝賞金の推移
ドバイテニス選手権の優勝賞金額推移です(男子大会)。
年 | シングルス優勝賞金 | 増加率 |
2021 | $149,490 (1644万3900円) |
-73.57% |
2020 | $565,705 (6222万7550円) |
0.01% |
2019 | $565,635 (6221万9850円) |
0.02% |
2018 | $565,530 (6220万8300円) |
8.1% |
2017 | $523,330 (5756万6300円) |
2.3% |
2016 | $511,750 (5629万2500円) |
1.3% |
2015 | $505,000 (5555万円) |
8.4% |
2014 | $465,830 (5124万1300円) |
8.4% |
2013 | $429,600 (4725万6000円) |
5.0% |
2012 | $409,170 (4500万8700円) |
6.0% |
2011 | $386,000 (4246万円) |
0.8% |
シングルス優勝賞金は2018年以降ほぼ横ばいでしたが、2021年大会は激減です。
近年は、予選やアーリーラウンドでの獲得賞金を中心に増額されていて、優勝賞金やベスト4入りなどの金額は据え置きの傾向が強くなっています。
ちなみに、2020年大会では予選賞金が20%以上の増加率で、1回戦・2回戦は3%余り、ベスト8以上では多くて1.2%に留まっています。
ドバイ=お金持ちのイメージを持っている方も多いかと思いますが、賞金もそのイメージに違わない大盤振る舞いでした。
2021年はCOVID-19の影響で減ってはいますが、それでも他の大会と比較すると賞金は多めです。
以上、ドバイテニス選手権の賞金まとめでした!