Macで文字入力中に、変換候補で出てきた予測変換のテキストボックスが消えないで残ってしまう現象。
近頃Macで文字入力をしていると、よく遭遇するバグの一つです。
以前のMacでは起こらなかったはずなので調べると、Mac OS X 10.11(El Capitan・エルキャピタン)以降でよくある現象のようです。
MacのOSアップグレードでも何故か改善されず、長年放置されている予測変換バグ。
今回はMacで邪魔な「消えない予測変換ウィンドウ」を消す方法についてまとめています。
Macのアクティビティモニタを起動
邪魔な予測変換テキストボックスは、Macかな入力でもお馴染みの「アクティビティモニタ」で解決できます。
「アプリケーション / ユーティリティ」内にある「アクティビティモニタ」を起動します。
ちなみに、この現象は一度解決しても2、3日に一回くらいの頻度で発生し続けるので、アクティビティモニタをDockに登録しておく事をオススメします。
Dockとは、(Mac標準設定だと)常にデスクトップ画面下にある、横並びのアプリ一覧のことです。
予測変換担当の「日本語入力プログラム」を探す
アクティビティモニタには、現在Macで起動中のプログラム一覧が表示されています。
その中から、Macの日本語入力の予測変換を担当する「日本語入力プログラム」を探し出します。
「プロセス名」のタブを押すと日本語のファイルがソートされて上に来て(来なければもう一度押してください)選びやすくなるはずです。
日本語入力プログラムの項目を選んだ状態、つまり反転した状態にして次に進みます。
日本語入力プログラムを削除して再起動
日本語入力プログラムを選んだ状態で、ウィンドウ左上の「×」ボタンをクリックします。
『このプロセスを終了してもよろしいですか?』と聞かれるので、「終了」ボタンを押して終了してください。
すると、ジャマだった予測変換のテキストボックスがパッと消えてくれます!
終了した日本語入力プログラムは、放っておくと自動で再起動します。
これにて、邪魔なテキストボックスの削除は完了です。
予測変換テキストボックスの消えないバグは最新Macでも?
邪魔で鬱陶しい予測変換テキストボックスのバグ、なった当時はMac OS X 10.11(El Capitan・エルキャピタン)特有の現象かと思っていましたが、一向に改善されていません。
Mac OS Xの10.12(Sierra・シエラ)、10.13(High Sierra・ハイシエラ)、10.14(mojave・モハベ)、10.15(Catalina・カタリナ)とマックのOSをアップグレードしても依然として発生しています。
急に日本語が入力できなくなったり、登録したユーザ辞書の設定が急に反映されなくなったり、Macと日本語との相性はイマイチなのでしょうか...。
Mac全般の話としては、Finder操作時におかしな挙動になった場合は「Finderの再起動」で直る可能性が高いのですが、今回はアクティビティモニタが活躍しました。
ちなみに、Finderの再起動もアクティビティモニタ内で可能(上の「日本語入力プログラム」を「Finder」に置き換えるだけ)です。
Mac内のプログラム動作確認以外にもアクティビティモニタは活躍するので、是非とも活用してください!
予測変換テキストボックスのバグが頻発する場合には、アクティビティモニタを常に起動しておくのもおすすめです。
以上、Macで邪魔な「消えない予測変換ウィンドウ」を消す方法についてでした!