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リオ五輪テニスの準々決勝4試合が行われ、ついに4強が出揃いました!

どの試合も接戦で準々決勝に相応しい試合でした。

 

ファン・マルティン・デルポトロ VS ロベルト・バウティスタ・アグー
⇒ 7-5 7-6(7-4)でデルポトロが勝利。

ラファエル・ナダル VS トマス・ベルッチ
⇒ 地元ベルッチが健闘するも2-6 6-4 6-2でナダルが勝利。

アンディ・マレー VS スティーブ・ジョンソン
⇒ ベーグルスタートからまさかの苦戦も6-0 4-6 7-6(7-2)でマレーが勝利。

ガエル・モンフィス VS 錦織 圭
⇒ 7-6(7-4) 4-6 7-6(8-6)で錦織が勝利

 

さて、今日はなんといっても錦織 VS モンフィスの1戦です!

両者キープ合戦の第1セットは錦織が幸先良く先取!

モンフィスとは、今年の春先のマイアミ・オープンに続いての接戦となりました。

あの時のスコアは4-6 6-3 7-6(7-3)で、マッチポイントを5度凌いでの大逆転勝利でした。

 

今回は、第1セットを取ったのは錦織。

両者ともブレイクポイントは訪れるものの決めきれず、キープ合戦のままタイブレークに突入。

タイブレークでもお互いにミスが出るものの、最後は何とか錦織がものにしました。

第2セットはモンフィスに思い切りの良さが出て逆転される

第2セットに入って早々の第1ゲームに、錦織がモンフィスのサービスゲームをブレイク。

このままストレートで勝てるかと思いきや、第2ゲームは一進一退の攻防。

(途中で腕立て伏せパフォーマンスをして観客を楽しませていました(笑))

腕立て伏せのゲームは6度ものデュースを経て、モンフィスが粘り強さを発揮しすぐさまブレイクバックに成功しました。

それからは両者キープが続くものの第10ゲーム錦織サービスで、40-0からスーパーショットで逆転され、まさかのフルセット突入となります。

「もう負ける寸前」から復活する錦織の強さ・メダルへの執念

第3セットもお互いキープが続きますが、第6ゲームあたりから少しずつ錦織が押され気味に。

終盤になってもモンフィスは強力なサーブと我慢強いプレーで錦織を苦しめます。

それでも何とかタイブレークまで漕ぎ着けるも、まさかのタイブレーク0-4スタート

 

万事休すかと思いきや、ここからの粘りと諦めない姿勢が錦織の真骨頂。

3連続ポイントで3-4まで盛り返します。

 

しかし、モンフィスがきっちり自身のサービスポイントを取って、3-6とトリプルマッチポイントの絶体絶命状態に。

錦織は自身のサービスポイントは取るも、錦織から見て5-6でモンフィスのマッチポイント。(モンフィスサーブ)

 

ここで、モンフィスはまさかのダブルフォルト...。(流石というか何というか...ダブルファースト気味で勝負をかけてきていましたが好転せず)

 

最後はメンタルの差が顕著に出て、錦織が劣勢をひっくり返して見事勝利しました!

 

【錦織 VS モンフィスのハイライト動画】

タイブレーク全ポイントはこちら(NHK)

マイアミ・オープンに続き、大接戦を制したのは錦織圭!

monfils-nishikori-summary

もう勝てないかと思うところまで追い詰められながらも、少ないチャンスをものにし勝利した錦織。

日本男子としては96年ぶりのメダル獲得へ向けて、次なる相手は相性の悪いマレーです。

 

ただ、マレーは準々決勝で、スティーブ・ジョンソンに圧勝ムードから一転、あわや敗退にまで追い詰められての辛勝でした。(3回戦も同様の試合展開だったので、あまり調子が良いとは言えません)

 

両者の対戦は5分5分か、ややマレー優勢と見ていますが、今回のリオ五輪に限って言えば錦織のが優勢かもしれません。

マレーの少し残念な試合内容が、相手に対する油断等が原因だとしたら、錦織戦は全く違うプレーを見せてくれるはずですが、単なる不調だとしたら錦織のストレート勝ちも十分にあり得ます。

 

準決勝の錦織 VS マレーは、日本時間14日(日)の午前0時スタートです!