
ウエスタン&サザンオープン(Western & Southern Open)男子大会の賞金について、2020年の大会総額、優勝賞金、各ラウンドでの日本円内訳と過去の賞金額推移をまとめています。
シンシナティマスターズの名称で親しまれている男子大会はATPマスターズ1000なので、賞金額も高めに設定されています。
大会情報まとめ【ウエスタン&サザンオープン2020】日程、放送、ドロー、ポイント...
目次
シンシナティマスターズ2020の賞金総額
シンシナティマスターズ2020の賞金総額は$4,222,190(4億4332万9950円)。
2019年の賞金総額からはおよそ30%の減額で、原因は新型コロナウイルスによる経済低迷です。
なお、男女共催大会のウエスタン&サザンオープンですが、女子大会の賞金はまだ発表されておらず男子のみの公開となっています(2020/8/18時点)。
シンシナティマスターズ2020の優勝賞金
シンシナティマスターズ2020・男子シングルスの優勝賞金は次の通り。
昨年の優勝者ダニール・メドベージェフが獲得した優勝賞金は$1,114,225(約1億1700万円)だったため、約75%カットと大幅減になっています。
しかし、アーリーラウンドで敗退した選手たちは昨年以上の賞金を得られるよう配慮されているのが2020年大会の特徴です。
シンシナティマスターズ2020 各ラウンドの獲得賞金
シンシナティマスターズ2020・男子シングルスの1回戦敗退〜優勝までの各ラウンドの獲得賞金一覧です。
ラウンド | シングルス賞金 | 前年比 |
優勝 | $285,000 (2992万5000円) |
-74.4% |
準優勝 | $185,015 (1942万6575円) |
-67.2% |
準決勝 (ベスト4) |
$124,000 (1302万円) |
-57.1% |
準々決勝 (ベスト8) |
$98,500 (1034万2500円) |
-33.9% |
3回戦 | $73,250 (769万1250円) |
-1.9% |
2回戦 | $43,450 (456万2250円) |
+11.1% |
1回戦 | $24,560 (257万8800円) |
+11.4% |
予選2回戦 | $12,595 (132万2475円) |
+49.3% |
予選1回戦 | $5,655 (59万4825円) |
+34.2% |
トーナメントを勝ち進んでも獲得できる賞金は大幅に減っていますが、2回戦までに敗退する選手にとっては賞金が前年比アップとなっています。
予選敗退の選手らの賞金は、何と30%を超える増額。
ランキング上位選手と下位選手との金銭的待遇差がよく話題になるテニス界ですが、コロナ禍で開催される他の大会もこのような賞金変化を見せるのか、注目していきたいと思います。
シンシナティマスターズ 賞金総額の推移
シンシナティマスターズの賞金総額推移です(過去10年間、日本円は当時の為替で計算)。
年 | 賞金総額 | 前年比 |
2020 | $4,222,190 (約4億4330万円) |
-30.3% |
2019 | $6,056,280 (約6億4120万円) |
+6.82% |
2018 | $5,669,360 (約6億2930万円) |
+14.0% |
2017 | $4,973,120 (約5億4210万円) |
+14.0% |
2016 | $4,362,385 (約4億4500万円) |
+12.9% |
2015 | $3,862,665 (約4億7120万円) |
+15.1% |
2014 | $3,356,715 (約3億4240万円) |
+9.0% |
2013 | $3,079,555 (約2億9870万円) |
+9.0% |
2012 | $2,825,280 (約2億2320万円) |
+9.0% |
2011 | $2,592,000 (1億9960万円) |
+6.7% |
2011年大会以降、賞金総額が右肩上がりのシンシナティマスターズ。
2020年の総額は減ったとはいえ、5年前と比較すると増額となっています。
シンシナティマスターズ シングルス優勝賞金の推移
シンシナティマスターズの優勝賞金額推移です(過去10年間)。
年 | シングルス優勝賞金 | 前年比 |
2020 | $285,000 (約2990万円) |
-74.4% |
2019 | $1,114,225 (約1億2370万円) |
+2.4% |
2018 | $1,088,450 (約1億1970万円) |
+14.1% |
2017 | $954,225 (約1億400万円) |
+14.3% |
2016 | $834,700 (約8430万円) |
+14.2% |
2015 | $731,000 (約8920万円) |
+14.4% |
2014 | $638,850 (約6520万円) |
+9.4% |
2013 | $583,800 (約5660万円) |
+9.0% |
2012 | $535,600 (約4230万円) |
+8.0% |
2011 | $496,000 (約3820万円) |
+11.8% |
シングルス優勝賞金は2018年まで毎年10%前後の増額が続いていましたが、2019年は微増にとどまり、コロナの影響により2020年は記録的な大幅減となりました。
さすがに75%カットはやりすぎなのでは...と思ってしまいそうですが、実経済が受けた大打撃を考えると致し方ないですね。
トップ選手に入るはずだった報酬を下位選手に振り分けることで、より多くのプロテニスプレーヤー、その家族らの生活が保障されますように...。
以上、シンシナティマスターズ(ウエスタン&サザンオープン男子大会)の賞金まとめでした!