ついにウィンブルドン2017が始まり、トップハーフの32試合が無事行われました!
初日から早くもシード勢で明暗別れる結果となっています。
アンディ・マレー、ラファエル・ナダル、マリン・チリッチ、錦織 圭らはストレートの快勝スタートでしたが...
スタン・バブリンカ(ワウリンカ)が苦手の芝を克服できず、初戦敗退となりました。
クレーコーター泣かせのウィンブルドン
全仏オープン2017ではナダルに敗れたものの準優勝を飾ったバブリンカ。
クレーコーターなので、一気に球足の速くなる芝シーズンは鬼門と言えます。
ウィンブルドンでの実績は、ベスト8とベスト16がそれぞれ2回ずつで、それ以外は3回戦までに敗れ去っています...。
そして今回、ダニル・メドベデフに4-6 6-3 4-6 1-6で敗れ、初戦敗退となりました。
試合は観られていないのですが、バブリンカは膝を気にしながらのプレーだったということで、本来の動きではなかったようですね。
やはりウィンブルドンは「入り方」の難しい大会です。
大会初日はクレーコーターがあまり登場しませんでしたが、第31シードのフェルナンド・ベルダスコも姿を消しています。
クレーコーター泣かせのウィンブルドンは、今年も健在です。
キリオスも怪我が癒えず初戦敗退
第20シードのニック・キリオスも、ダブルス巧者のピエール・ユーグ・エルベールに3-6 4-6となったところで棄権を申し入れ初戦敗退。
前哨戦で痛めていた右股関節の状態が思わしくない中での挑戦でしたが、プレー続行を諦めました。
ドクターストップを振り切って「出たいから」出たらしく、らしさ全開ですが心配です。
ハードコートとは相性が良いだけに、しっかりと治して戻ってきて欲しいものです。
年末にかけてポイントを積み重ねられれば、初のツアーファイナル出場も叶いそうです。
マレーは快勝スコアで2回戦進出も不安要素アリ
さて、マレーはセンターコート第1試合で、アレクサンダー・ブブリクに6-1 6-4 6-2で勝利。
試合序盤からテクニシャン対決のような感じになっていましたが、ロブもドロップもマレーのが一枚上手でした。
クイーンズ・クラブの残像が邪魔をして、ストロークを打つたびにドキドキでしたが、フォア・バックとも好調のまま試合を終わらせました!
フォアの、ショートクロスへのカウンターが飛び出した時には、思わず声を上げて喜んでしまいました(笑)
途中、雨による中断が2度あるも集中を切らさず。
(中断でロッカールームに引き上げた際、対戦相手のブブリクと戦況についておしゃべりしていたようですが…笑)
良い緊張感の中、大事な初戦を突破できたのは収穫でした!
欲を言えば、屋根を閉めてプレーできていればベターでした(苦手意識の払拭のため)。
不安材料はサーブの出来です。
スタッツ自体は特別悪くありませんが、ブブリクのミスの早さに助けられた面も多くありました。
特にセカンドサーブの様子がおかしかったです。
フォームが崩れ気味で、スピードも140km/h台だったり…。
以前腰や肩を痛めた際に、似たようなセカンドサーブを打って相手に叩き込まれていただけに気がかりです。
取り越し苦労であるといいのですが…。
ウィンブルドン公式のハイライト動画は、全仏オープンよりもさらに短くなっており、何とマッチポイントのみという物凄い編集です...。
やるせないので、マレーの入場シーンを載せておきます。
錦織が、おそらく大会史上最速となる72分での快勝だったりと、初日から話題の絶えないウィンブルドン2017。
2日目はボトムハーフの試合が行われます!
マレーの試合は無いので、今日はリラックスして観戦できそうです。
マルティン・クーリザン VS ノバク・ジョコビッチは、1回戦とは思えない熱戦になりそうなので要注目です!
ファン・マルティン・デルポトロ VS タナシ・コキナキスも楽しみです。
これから2週間、お付き合いの程よろしくお願いします!!
(大会1日目のシードダウン一覧)
第5シード バブリンカ 4-6 6-3 4-6 1-6 メドベデフ
第20シード キリオス 3-6 4-6 RET エルベール
第21シード カルロビッチ 7-6(7-5) 6-7(6-8) 7-6(9-7) 6-7(7-9) 6-8 ベデネ
第31シード ベルダスコ 6-2 6-7(5-7) 6-7(8-10) 3-6 アンダーソン
カルロビッチ大先生の第1〜4セット全てタイブレーク(最終は2離れるまで)はインパクト大きすぎますね...。