ウィンブルドン2017は大会2日目を迎え、ボトムハーフの1回戦が行われました(セバジョス VS ロレンツィの1試合のみサスペンデッド)。
前哨戦のアンタルヤ・オープンを制して一躍時の人となった杉田 祐一や、注目の優勝候補ロジャー・フェデラー、ノバク・ジョコビッチらが登場。
クイーンズ・クラブで優勝を飾ったフェリシアーノ・ロペスが1回戦敗退を喫するなど、少し波乱もありましたが、おおむね順当勝ちをおさめた印象です。
注目選手の試合結果や、アンディ・マレーの2回戦情報についてまとめています!
杉田が念願のグランドスラム初勝利!
WOWOWがテレビで放送しなかったことで、視聴者からの不満が爆発していた杉田の一戦。
(しかも杉田戦終了後に、また錦織 圭の1回戦ハイライトを放送してたようですね...)
ダブルスでペアを組んだこともあるというブライデン・クラインに7-6(7-5) 6-3 6-0で勝利し、念願のグランドスラム初勝利を挙げました!
疲労がピークに達しているはずですが、自信みなぎる強烈なサーブ、アグレッシブなストロークは健在。
まだまだ杉田の快進撃は止まりそうにありません!
敗れたクラインは途中で転倒してしまい、メディカルタイムアウトを取っていました。
昨年のフェデラーの件もありますし、大事に至らないといいのですが...。
この勝利で杉田の暫定順位は41位に上がっています!
パラオ・ロレンツィ、ライアン・ハリソン、ケビン・アンダーソンらの結果次第ではありますが、2回戦に勝てればトップ40入りが現実的となります。
そんな杉田の次なる相手は、好調ロペスを破ったアドリアン・マナリノ。
そう、アンタルヤ・オープン決勝戦と同じ相手です!
1週間で2度も対戦...しかも、ツアー決勝とグランドスラム2回戦という大舞台での対戦となります。
ウィンブルドンで40度を超えるようなことはないでしょうし、マナリノも一度敗れて対策を練ってきているでしょう。
注目の次戦は、しっかりテレビ放送もしてくれるよう祈っています。
フェデラー、ジョコビッチは相手棄権で2回戦進出
注目のフェデラー、ジョコビッチが登場しましたが、両者とも相手選手の途中棄権で2回戦進出を決めました。
フェデラー 6-3 3-0 RET ドルゴポロフ
ジョコビッチ 6-3 2-0 RET クーリザン
フェデラーが43分、ジョコビッチが40分での試合終了。
1回戦の試合時間は、マレーが1時間44分、ナダルが1時間46分だったので、現時点ではボトムハーフの2人が約1時間少なくなっています。
この2試合以外にも、2日目は途中棄権が相次ぎました。
前述のマナリノ VS ロペスも、マナリノから見て第4セット4-3となったところでロペスが途中棄権。
マナリノ 5-7 6-1 6-1 4-3 RET ロペス
ジャレッド・ドナルドソンも、ヤンコ・ティプサレビッチが第1セット0-5の時点で途中棄権を申し入れて2回戦進出となりました。
計4試合が途中棄権での幕切れとなり、少し寂しい大会2日目でした。
各選手の状態が心配ですが、しっかりとケアして元気な姿で戻ってきてくれますように...。
その他の試合では、ミロシュ・ラオニッチ、ドミニク・ティーム、グリゴール・ディミトロフ、ジョン・イズナー、ガエル・モンフィス、ズベレフ兄弟らがストレートで2回戦進出です。
上位進出が期待されるトマーシュ・ベルディヒ、ファン・マルティン・デルポトロ、ジャック・ソックらも1セットを落としたものの勝利。
最も勿体無い1回戦だったであろうリシャール・ガスケ(第22シード) VS ダビド・フェレールは、フェレールが復活勝利で2回戦進出を果たしました!
マッチポイントのみのハイライト動画に苦情が殺到したのか、内容が劇的に改善されていたので載せておきます。
マレーはセンターコートの第2試合!ついに錦織と被らず!?
さて、大会3日目のOOP(Order of play:プレー順)が発表され、マレーはセンターコートの第2試合に予定されています!
第1試合が同胞のジョアンナ・コンタということで、偶然にも全仏オープン3日目と全く同じ状態です(全仏ではサスペンデッド分が当日になって間に組み込まれましたが)。
また、錦織 VS セルゲイ・スタコフスキーがNO.1コートの第1試合なので、久々に放送が被らない見通しです!
コンタの試合が現地時間の13時(日本時間21時)開始なので、22時半頃に始まるぐらいでしょうか。
家事・育児が済んだ状態で、準備万端で観戦に臨めそうです!(ウィンブルドンが始まってからは妻が寝かしつけを変わってくれています、感謝)
2回戦の相手、ジャスティン・ブラウンは初戦のブブリク同様、観客を魅了するトリッキータイプなだけに、(大丈夫だと思いますが)呑まれないよう注意が必要です。
"We have a contender for shot of the tournament on the very first day"
Dustin Brown has been at it again...#Wimbledon pic.twitter.com/wuDKZEjQQb
— Wimbledon (@Wimbledon) 2017年7月3日
よくネットに詰めてきますし、初戦で見せたダイビング・ボレーのようなプレーが飛び出すと勢いに乗ってくるので厄介です。
過去の対戦成績はマレーの1勝。
全米オープン2010で一度だけ対戦しており、7-5 6-3 6-0で退けていました。
しっかりと自身のサービスゲームをキープして、得意のリターンでプレッシャーをかける展開に持ち込みたいものです。
フィジカルの不調が顔を覗かせませんように...。
比較的観やすい時間帯なので、アンディファンの皆さん、一緒に応援していきましょうね!
Let's Go Andy!!