全米オープンテニス2018は、日本人男女が史上初の同時4強入りを果たすなど、大注目となっていますね。
そしてこの大舞台で、日本時間9/8(土)の朝という最高のシチュエーションで行われるのが、錦織 圭 vs ノバク・ジョコビッチの準決勝です!
僕(@mori_ichi_)は起業して間もないため、テニス観戦そっちのけで仕事に没頭していましたが それどころじゃない!
"ライブで見なければ一生後悔するであろう" 男子シングルス準決勝、女子シングルス決勝。
もちろん見ます!
見て、後悔しません!!(仕事はテニス観戦以外の時間にめっっっちゃ集中します!)
錦織 vs ジョコビッチの対戦成績は思わしくないが...
すでに多くのメディアで報道されているように、錦織のジョコビッチとの対戦成績は2勝14敗。
現在13連敗中となっており、勝利は望み薄のように思えますが...
僕は全くそう思いません。
グランドスラムでの対戦成績は錦織から見て1勝3敗。
グランドスラム初対戦は2010年全仏オープン、当時まだランキング200位台だった錦織は世界3位のジョコビッチに完敗でした。
通算2度目の対戦となったスイス・インドアで逆転勝利を収めていた錦織は、(試合前棄権を除いて)通算3度目&グランドスラム2度目の対戦となった2014年全米オープン準決勝で、世界1位のジョコビッチに見事勝利。
その後は勝利から遠ざかっているわけですが、2016年全豪のストレート負けは仕方ないですし(全盛期の全豪ジョコビッチの強さは異常)、2018年ウィンブルドンではセット1-3と健闘しました。
グランドスラムという大舞台で、錦織はジョコビッチ相手に十分戦えています。
今回、ジョコビッチからすれば、錦織に最後に敗れた時と全く同じ「全米オープン準決勝」という舞台。
13連勝中なので苦手意識はあまり無いでしょうが、試合展開によっては嫌な記憶が蘇ることでしょう。
ジョコビッチのセカンドサーブを叩きまくる錦織
以前ジョコビッチについてまとめた記事内で「ジョコビッチはセカンドサーブの質が非常に高い」と書きました。
2015年は、セカンドサーブ・ポインツウォン(自分のセカンドサーブ時にポイントを取れる確率)が、60%という異常な数値でした。
「全盛期」「男子テニス一強時代」と言われていた2015年ジョコビッチのセカンドサーブ・ポインツウォンは60%。
今年ウィンブルドンも制していつの間にか世界6位まで急上昇してきたことからも、ジョコビッチの完全復活は疑う余地がありません。
そんなジョコビッチのセカンドサーブは今大会も絶好調。
セカンドサーブ・ポインツウォンは56%(1R)→58%(2R)→65%(3R)→56%(4R)→66%(QF)と超高水準です。
ファーストサーブが外れても、世界屈指のセカンドサーブから組み立てられるテニスでポイントを渡さない、これがジョコビッチの強さの秘密です。
しかし、そんな状況に待ったをかけるのが錦織です。
実は、ジョコビッチが最もセカンドサーブでポイントを取れていない相手が錦織なんです。
通算でナダル相手に52.4%、フェデラー相手に54.6%、マレー相手に54.3%、フェレール相手に53.4%とセカンドサーブでも主導権を握るジョコビッチですが、錦織相手だとなんと45.5%。
ジョコビッチが通算8試合以上対戦した45名の誰を見ても、ほかにセカンドサーブ・ポインツウォンが50%を下回る相手はいません。
つまり、ジョコビッチにとって、セカンドサーブ時の錦織のリターンは驚異だということが分かります。
当然、錦織にとってもジョコビッチのリターンは驚異以外のなにものでもありませんが、お互い様ということです。
先にブレイクされたからといって、意気消沈するにはまだ早い!笑
ジョコビッチのファーストサーブが外れたら「チャンス!」と思いながら試合を見守りましょう!
両者のサーブの出来次第では、錦織の圧勝もあり得る!?
ジョコビッチにとって錦織のリターン、特にセカンドサーブ時のリターンが驚異であることから、錦織が押す展開であれば一方的な展開もあり得ると思っています。
ファーストサーブが入らず、他の選手相手だと優位に立てるはずのセカンドサーブでも押されてリズムに乗れないジョコビッチ。
一方、リターンゲームから調子を上げてきた錦織は、自身のサービスゲームでも積極的に仕掛けていってストローク戦を支配。
得意のダウンザラインは勿論のこと、ドロップショットも冴え渡りジョコビッチを翻弄する姿が想像できませんか?
全ては両者のサーブの出来次第ですが、上のような展開も十分にあるので、勝手ながらセット3-1(6-4 1-6 7-6 6-3)で錦織勝利と予想したいと思います!(どこかで見たスコア)
準決勝の錦織 vs ジョコビッチはセンターコートの第3試合、ナダル vs デルポトロの準決勝の後に行われます!
今こそ、全国民の期待に応える最高のタイミング!
大坂なおみと共に、テニスの歴史を変えてくれ!!