ローマ・マスターズ(BNLイタリア国際)準々決勝で、ついにラファエル・ナダルが2017年クレー初黒星を喫しました。

 

ナダルを破ったのは、クレー巧者のドミニク・ティーム

バルセロナ・オープン、マドリード・オープンと、決勝の舞台で連敗していましたが、3度目の正直を果たしました。

画像提供:gettyimages

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好調維持のティーム、3回戦は薄氷の勝利

ティームがクレーで好調を維持しています。

2月のリオ・オープンで2017年のクレー初タイトルを獲得。

モンテカルロ・マスターズでは、ダビド・ゴファンに屈して3回戦敗退でしたが、前述の2大会はいずれも決勝進出。

フォア・バックとも強打がコンスタントに決まるようになってきています。

 

3回戦のサム・クエリー戦では、メンタルの強さも見せました。

クエリーのサーブが好調で、第1セットを先行される苦しい展開。

セットオール追いついて迎えた第3セット、タイブレーク突入後、クエリーに3本のマッチポイントが訪れるも、全て凌いで逆転勝利を挙げました。

厳しい試合でも負けない強さを身につけてきています。

 

ナダルを相手に強打、強打の嵐

厳しい試合の翌日にナダル戦とタフな日程でしたが、23歳体力自慢のティームには差し支えなし。

むしろ逆転勝利の勢いを持ち込めていたのかもしれません。

 

試合を通してナダルに強打を浴びせ続け、主導権を渡さなかったティーム。

第2セットではナダルが持ち前の驚異的なストロークを見せて粘るも、ティームが攻撃の手を緩めずついに撃破。

6-4 6-3、ストレートながら1時間51分という熱戦を制したティームが、マスターズ初タイトルを目指して準決勝に駒を進めました。

ティーム( ローマ・マスターズ準々決勝)ナダル
2エース1
2ダブルフォルト0
61%1stサーブ%76%
68%1stサーブ ポインツウォン55%
58%2ndサーブ ポインツウォン53%

(思いつきでサマリー表を載せてみました)

 

ただし次の対戦相手は、復調しつつあるノバク・ジョコビッチと、錦織 圭を破ったファン・マルティン・デルポトロの勝者。

かなり厳しいドローですが、これを乗り越えると、いよいよ全仏オープン。

優勝候補の一角として、自信を持って臨めるのではないでしょうか。

 

【ナダル VS ティームのハイライト動画】

 

クレーコートでも必要な、強打とアグレッシブさ

モンテカルロで強さを見せたアルベルト・ラモス・ビニョラスもそうでしたが、クレーコートで結果を出すには粘りだけではなく、攻撃力も必要とされてきています。

『新常識!?「速く」なる傾向のクレーコート』というタイトルで、杉山愛さんもコラムを掲載していました。

今では、クレーコート全般に球足が速くなっているように思います。

クレーは球足が遅い分、ディフェンス力が上がり、ハードコートよりラリーが長くなり、試合も長くなる傾向があります。そうすると、見ている方も大変ですし、実際、相手のミス待ちが多くなって、ラリーの質が下がってしまう部分もなきにしもあらずだったと思います。

そこで、より攻撃的なプレーを促すために、球足の速さが求められるようになってきたものと考えられます。

(中略)

クレーでも、より攻撃的なテニスが求められているというのが、今の全般的な傾向なのです。

自身初のマスターズベスト4入りを果たしているアレクサンダー・ズベレフも、長いリーチとフットワークで高い守備力を誇るだけでなく、強力なストロークを持っています。

もう1人、ベスト4にビッグサーバーのジョン・イズナーが残っているのも興味深いです。

 

杉山さんによると、全仏もクレーコートの中では速い部類に属しているようなので、「ナダル優勝」と決めつけるのはまだ早いのかもしれません...。

 

アンディ・マレー、スタニスラス・バブリンカらがクレーコートシーズンで不調なのも、もしかしたらアグレッシブさが足りていないのかもしれません。

マレーのインパクトがスゴイのであまり注目されていませんが、バブリンカもマスターズ3大会連続でベスト8を前に敗退と、不振を極めています(いつもバブリンカはグランドスラム補正がありますが...)。

 

攻撃的な、アグレッシブなテニスが結果を残せるのなら、マレーにとってレンドルは本当に救世主となってくれそうな予感がします!

全仏まであと10日足らず、もうすぐドローも発表されます。

 

ジョコビッチ、錦織らに続いて、マレーも復活して元気な姿を見せられますように...。

Let's Go Andy!!

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