5月から6月にかけて行われるテニスのグランドスラム(四大大会)の一つ、全仏オープンテニス2017がまもなく開幕します。

 

昨年は、厳しいドローを勝ち上がったアンディ・マレーが、ぬるドローのノバク・ジョコビッチに決勝で破れるという結末でした...。

昨年の優勝で、ジョコビッチは念願の生涯グランドスラムを達成

その後モチベーション低下?や練習不足?で失速し、ランキング1位の座をマレーに明け渡して今に至ります。

全仏オープン関係のブログ記事一覧はこちら

 

早いもので、あれから約1年。

全仏オープン2017、メインドロー発表と、大会前のオッズ・展望などについてまとめています。

画像提供:gettyimage

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予選行き(本戦INならず)とシード順の決定方法

5/24現在、予選の試合が行われています。

 

予選の第1シードは、マレーがマドリードで戦ったマリウス・コピル。

試合後の握手時にマレーが「初のトップ100入りおめでとう」と労いの言葉をかけた相手で、最新の5/22付ランキングは93位

ランキング的には本戦INかと思いきや...予選出場を余儀なくされています。

 

全仏オープンは128ドローで、基本的には104位までのプレーヤーが本戦INです(残り24名の内訳は、予選勝者16名ワイルドカード(主催者推薦枠)8名)。

ただしこのランキングには、直近の5/22のランキングではなく、実は4/17付のランキングが採用されます。

 

そして、104名のうち、負傷などの理由で大会不参加を表明している3名(ロジャー・フェデラー、西岡 良仁、ラデク・ステパネク)を除きプロテクトランキングを使用する7名(トミー・ロブレド、タナシ・コキナキス、ジョン・ミルマン、ドミトリー・ツルスノフ、リカルダル・ベランキス、イェジ・ヤノビッチ、エルネスツ・グルビス)を追加します。

※グルビスはプロテクトランキングが99位だったので、不参加者が出たおかげで繰り上げの本戦INとなりました。

プロテクト・ランキング

6ヵ月以上にわたりケガで戦線離脱したプレーヤーに対して、ATPツアーはプレーヤーの早期復帰ための救済措置として、期間限定で暫定ランキングを行使できるように認めている。

暫定ランキングは、プレーヤーが最後に出場した大会から遡ってランキングの平均値を算出するもの。

期間限定の条件は2つあり、復帰戦から最大9ヵ月行使できるが、行使する大会はワイルドカードを含めない8大会以下となる。

前述のコピルは4/17付では111位だったため、予選からの挑戦となっています(予選出場者中では現在最高位なので第1シードです)。

 

さて、4/17時点ではランキング5位だった錦織 圭。

フェデラー欠場で、繰り上げで4番目となり、第4シード!?

...かと思いきや、残念ながら上位32シードは5/22付のランキングで決定されます。

 

つまり9位(8番目)なので、錦織は第8シードでの出場となります。

 

全仏オープン2017(ローランギャロス)のドロー

日本時間の5/26(金)の午後7時からドローが発表されました。

27日には、予選勝者の16名(+ラッキールーザー1名)も決まりました。

最終的なドローは以下の通りです。

 

トップハーフ

ボトムハーフ


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全仏オープン2017の優勝オッズ(ドロー発表前後)

オッズとは、賭け金に対する返戻金の倍率のことです。

オッズが2.0の選手に100円賭けて当たると200円になって返ってくる、といった感じです。

代表格のwilliamhill.comで、ドロー発表前後を比較しています。

 

(williamhill.com調べ ドロー発表前)
1位:ナダル 1.83
2位:ジョコビッチ 4.33
3位:ティーム 10.00
4位:マレー 14.00
4位:バブリンカ 14.00
6位:ズベレフ 16.00
7位:キリオス 50.00
7位:錦織 50.00
7位:デルポトロ 50.00
7位:ゴファン 50.00

(williamhill.com調べ ドロー発表直後
1位:ナダル 1.91
2位:ジョコビッチ 4.00
3位:バブリンカ 10.00
4位:ティーム 12.00
4位:マレー 12.00
4位:ズベレフ 12.00
7位:錦織 40.00
8位:デルポトロ 50.00
9位:ゴファン 66.00
9位:ラオニッチ 66.00

(williamhill.com調べ ドロー確定後5/28時点
1位:ナダル 1.91
2位:ジョコビッチ 4.00
3位:バブリンカ 10.00
4位:ティーム 12.00
4位:マレー 12.00
4位:ズベレフ 14.00
7位:錦織 40.00
8位:デルポトロ 50.00
8位:ツォンガ 50.00
9位:ゴファン 66.00
9位:モンフィス 66.00

 

ドローが発表されてからは、ティームが順位を落として、バブリンカが上がりました。

基本的に、ナダル・ジョコビッチのいるボトムハーフに入った選手はオッズが悪化し、トップハーフの選手はオッズが良くなっているのが分かります。

順当にいけば4回戦で当たる錦織とズベレフ、オッズ的にはズベレフ有利の予想ですが、果たしてどうでしょうか。

 

(6/5追加)トップハーフ4回戦直前のオッズは以下の通りです。

1位:ナダル 1.53
2位:ジョコビッチ 5.00
3位:バブリンカ 8.00
3位:マレー 8.00
5位:ティーム 12.00
6位:錦織 28.00
7位:チリッチ 33.00
8位:モンフィス 50.00
9位:ベルダスコ 80.00
9位:カレーニョ・ブスタ 80.00

トップハーフの選手たちのオッズが軒並み改善傾向ですが、ナダルのオッズがより良くなっている点に注目です...。

 

全仏オープン2017の優勝候補は...

優勝候補筆頭がナダルであることに、疑う余地はありません。

直前のローマ・マスターズ準々決勝でティームに敗れて今シーズンクレー初黒星を喫したものの、クレーコートシーズン無敗で駆け抜けてきた疲労を回復させる時間が与えられました。

万全の状態で「庭」に帰ってくるであろうナダルが優勝する確率は、かなり高いです(そして優勝すると世界ランキング2位に上がります)。

 

対抗馬はオッズ通りジョコビッチ...と言いたいところですが、ティーム、マレー、バブリンカも同じくらいの位置にいると思います(マレーは希望的観測)。

 

ジョコビッチは、ローマ・マスターズ準決勝のパフォーマンスが出せれば間違いなく優勝候補ですが、あまり安定して力を出せてないのが気になります。

 

ティームはモンテカルロからのクレーで12勝4敗。

バルセロナ・オープンからは決勝→決勝→準決勝と結果を残してきています。

何より、クレーでナダルを破った自信は小さくないでしょうし、昨年ベスト4のポイントを守るためにも気合いが入っているはずです。

 

バブリンカはグランドスラムになると異常に強さを見せるのと、好調時の勢いは全盛期ジョコビッチですら止められないほどなので、爆発すると優勝します。

 

さて、マレー。

絶不調のクレーコートシーズンを過ごしていますが、プレー内容が以前のクレー苦手マレーにかなり近いです。

類似ポイントは、消極的な受け身ストローク

イワン・レンドルをコーチに迎えてからは、特にフォアハンドが攻撃的になり、アグレッシブに相手を攻めるシーンが多くなりました。

 

が、今シーズンのマレーはレンドルと遠距離で、教えが薄れてしまっているのかもしれません...。

全仏前に急遽チームに合流して調整している最中なので、レンドルパワーで積極性が復活すれば一気に優勝候補となり得ます(昨年準優勝)。

 

ズベレフ以下はドロー運にもよると思いますが、5セットマッチで集中力とフィジカルを保てるかが未知数(不安視?)なので、優勝のチャンスが0ではない、という位置なのかなと思います。

錦織はフィジカル全快で、地元フランス勢やジョコビッチと当たらなければ可能性が出てくるはずです。

(追記)順当に行くと3回戦サム・クエリー、4回戦サーシャのタフドローです。

4回戦でサーシャことズベレフ弟と対戦予定です

(追記)上のように書いていましたが、クエリーもサーシャもシードダウンです...。

 

最近球足が速くなりつつあるというローランギャロス。

(参考URL)新常識!?「速く」なる傾向のクレーコート(杉山愛コラム「愛’s EYE」)

 

赤土の王者・ナダルがV10を達成するのか。

ジョコビッチが完全復活を高らかに宣言するのか。

ネクストジェネレーションが波に乗って上り詰めるのか。

不調の選手たちは調子を上げてこられるのか。

 

予想だにしなかった事が次々に起こっている2017年のテニス界。

また一つ、何か大きな衝撃が走る予感がしてなりません...。

 

全仏オープン2017、5/28(日)開幕です!

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