全仏オープンテニス2017は6日目にボトムハーフの3回戦が行われました。
一足先に8名が、4回戦進出を決めています。
ボトムハーフ4回戦の対戦カードは以下の通りです。
- ミロシュ・ラオニッチ VS パブロ・カレーニョ・ブスタ
- ロベルト・バウティスタ・アグー VS ラファエル・ナダル
- ドミニク・ティーム VS オラシオ・セバジョス
- アルベルト・ラモス・ビニョラス VS ノバク・ジョコビッチ
優勝候補のナダル、ティームは3試合を戦って未だにセットを落としていません。
ジョコビッチはディエゴ・シュワルツマンと大接戦でしたが、勝負強さを見せて勝ち上がってきています。
さて、大会7日目にはトップハーフの3回戦が行われます!
マレーは、スタミナ温存のデルポトロの状態次第
アンディ・マレーは、1回戦・2回戦とセットを落としながらも勝ち上がっています。
状態は上向きで、3回戦のファン・マルティン・デルポトロ戦を迎えるにあたって、良いコンディションです。
一方のデルポトロは、ニコラス・アルマグロの棄権などもあり、まだ5セットしかコートに立っていません(プレー時間は2試合で3時間19分)。
スタミナは温存されていますが、試合勘の部分がどう転ぶかは未知数です。
クーリザン戦の解説記事でも触れましたが、接戦が予想されます。
クレーとはいえ、デルポトロのサービスゲームを破るのは簡単ではないので、しっかりとサービスゲームをホールドすることが求められます。
セット先行で、ドロップショットも使いながらストローク戦で揺さぶる、余裕ある展開が理想的です。
錦織は、韓国期待の若手チョン・ヒョンとのアジア人対決
錦織 圭の3回戦の相手は韓国人のチョン・ヒョン。
ネクストジェネレーションの一角として、今後の活躍が期待されている逸材です(上の画像の右から2番目、白ブチ眼鏡が特徴の選手です)。
全豪オープン2016で、ジョコビッチの1回戦の相手だった時は「粘り強いラリーが持ち味の、楽しみな選手だな」という程度の印象でした。
しかし、1回戦サム・クエリー戦では、ベースラインから果敢に攻めるテニスをしていて、アグレッシブベースライナーとして着実に力をつけてきています。
2回戦のデニス・イストミンとの眼鏡対決も制して、自身初のグランドスラム3回戦進出、気合いが入っていることでしょう。
気合いが入っているといえば、会場に駆けつけた韓国の応援団。
20名ほどですが、ゲームごとに国旗を掲げて「テーハミングッ!(大韓民国の意)」の大合唱。
サービスモーションに入ってからの声援などは無いので観戦マナーの最低ラインはクリアしていますが、結構耳障りです...。
かつてフェルナンド・ゴンサレスが活躍していた時の「チ チ チ・レ レ レ・ビ バ チ レ ー!」を思い出させる五月蝿さです。
錦織はあんまり声援は気にならない性格でしょうが、ほとんどの選手はやりづらいと思います...。
錦織がかつて所属していたIMGアカデミーの後輩でもあるチョン。
RACE TO MILAN(21歳以下の最終戦)でも3位にいて伸び盛りなだけに、錦織のサーブが不調だとかなりの苦戦もあり得る危険な相手です。
マレー、錦織とも第2試合に予定されています
マレーがフィリップ・シャトリエの第2試合、錦織がコート1の第2試合に組まれています。
それぞれ第1試合が女子の試合なので、早ければ7時半までに開始予定です。
3回戦ながら準々決勝〜準決勝並みの対戦カードの、マレー VS デルポトロ。
アジア人対決で、どちらが主導権を握って試合が進むのか楽しみな錦織 VS チョン。
好カード目白押しの全仏オープン。
今日も錦織戦がテレビ放送されるので、オンデマンドで観戦します......。
全国のアンディファンの方々、今日も一緒に応援しましょう!
Let's Go Andy!!