全仏オープンテニス2017の全日程が終了しました。
女子は、ノーシードの世界ランキング47位、エレナ・オスタペンコがハレプに逆転勝ちし、ツアー初優勝がグランドスラム制覇という快挙を達成しました!
全く観てなかったんですが、フォアハンドの平均球速が男女あわせても4位(マレーより上)という脅威のパワーで、対戦相手をねじ伏せていたのでしょうか…。
このオスタペンコっていう女子選手やばすぎだろ
全仏オープン2017 フォア平均速度
1位 ティエム????????134km
2位 ワウリンカ????????129km
3位 ラファ????????126km
4位 オスタペンコ????????121km
5位 マレー????????116km
唯一女子でランクイン&マレーより速いとか… pic.twitter.com/6J1CmuSFIk— Kosuke Miyazawa (@Kosuke_Miyazawa) 2017年6月10日
まだ20歳、楽しみな選手がまた1人出てきましたね!(この優勝で、ランキングは一気に12位まで上がります)
男子は…言わずもがなですね、ラファエル・ナダルが全仏10度目の優勝を飾りました。
やはり強い…!強すぎます!
全英フェデラー、全豪ジョコビッチも向かうところ敵なし状態でした(あえて過去形)が、全仏ナダルは群を抜いています。
体調万全なら、オッズ1.2くらいで良いのではと思ってしまうくらいです…。
バブリンカでも手も足も出ず…
6-2 6-3 6-1、2時間5分。
試合前の時点では、ここまで一方的なスコアの予想は少なかったのではないでしょうか。
ナダルはここまでセットを落とさず、スタニスラス・バブリンカも準決勝の大接戦を物にしての勝ち上がりでした。
チャンスは序盤の、ナダルが少し硬くなっていた時間だけでした。
中盤以降、サーブも好調で盤石だったナダルが相手では、バブリンカといえども太刀打ちできませんでした。
3本連続ウィナー級の打球を放たないとポイントが決まらない(それでもまだ返球がある場合が)という、とんでもないコートカバーリング。
角度を付けても、触れられてしまったら、より鋭い角度で切り返されてしまいます。
そして、攻めに転じた時の、フォア・バックともに素晴らしかったストロークの威力。
2017年のクレーコートシーズンの主人公は、間違いなくナダルでした。
クレーでは24勝1敗という驚異的な記録を打ち立て、自信を胸に芝シーズンに挑みます。
改めて感じる「準決勝敗退でよかった」マレー
全仏入りしてからウナギのぼりに調子を上げたものの、準決勝敗退となったアンディ・マレー。
負けた直後は「もう少しで勝てたのに」「でもここまで本当によく頑張った」と複雑な心境でしたが...。
全仏オープンが終わった今、改めて「準決勝敗退でよかった」と思います(笑)
今回の全仏ナダルを相手にしてしまうと、どれだけ攻めようが返球されますし、様子を見てストロークが浅くなれば一撃でやられていたかもしれません。
決勝でバブリンカと同じようなスコアで破れていたら、培ってきた自信が崩壊してしまう恐れもあったため、ナダルと戦わなくてよかったというのが本音です。
そういう意味では、厳しいドローでしたが、結果的には良いドローだったのかもしれません。
マレー本人は、まだまだ反省の余地が多いと感じているようで、課題を口にしています。
バブリンカも準決勝の後に「昨年のマレーのがよりアグレッシブで強かった」と発言していました。
これから一気に球足が速くなって、より速い展開が求められるようになります。
しっかりオフェンスの質も向上させられるよう、期待して見守りましょう!
全仏オープンテニス2017の決勝戦ハイライト動画
どんな熱戦も2分程度でまとめ上げてしまうという、無茶な仕上がりが酷評されていたローランギャロス公式のハイライト動画(笑)
男子決勝戦はストレートでの決着でしたが、6分20秒と突然やる気を出し始めました!(しかし大会は終了なので、今さら感が...)
ブログに埋め込ませてくれない(ケチ)ので、リンク先に見に行かないとダメですが、男女の決勝戦の動画を貼っておきます。
⇒ナダル VS バブリンカのハイライト動画(男子)
オスタペンコは第2セット0-3かつブレイクポイントを握られたところからの大逆転劇だったんですね!!
ロジャー・フェデラーがこっそり復帰
さて、全仏の余韻がまだ残っていますが、現在行われているメルセデス・カップからついにロジャー・フェデラーが復帰です(さっそく第1シード)。
クレーコートシーズンを全休して、ウィンブルドンに照準を合わせてきてるだけに、要注目の復帰戦ですね。
ちなみに、昨年優勝のドミニク・ティームは欠場で、ATP公式によるとフェデラーのライバルは第3シードのトマーシュ・ベルディヒらしいです(第2シードのグリゴール・ディミトロフはスルー)。
時間が合えば観戦して、フェデラーの仕上がりも報告できればと思います。
芝シーズンの展望やポイント関係については、別で記事をアップ予定です!