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アンディ・マレー応援ブログ

オリンピックのテニスについて(リオ五輪からポイント消滅)

    2016/11/19

rio-olympic-tennis

今年2016年は4年に1度のスポーツの祭典、オリンピックがリオデジャネイロで開催されます。(以下、リオ五輪とします)

テニスは、実は1896年にアテネで行われた第1回オリンピック実施種目9種類のうちの1つで、唯一の球技でした。

その後、紆余曲折がありテニスが開催されない時期もありましたが、1988年のソウル五輪からはプロテニスプレーヤーも参加し熱戦が繰り広げられています。(その年、女子シングルスでシュテフィ・グラフが史上唯一の年間ゴールデンスラムを達成しました。ゴールデンスラムは四大大会とオリンピック金メダルのタイトルを獲得することで、これを1年で全て達成したのはグラフのみです。)

さて、今年行われるリオ五輪のテニスについて色々と見ていきます。

(8/5追記)リオテニスのドローが発表されました!

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リオ五輪の開催時期とコートのサーフェスについて

greenset

リオ五輪自体は8月5日から21日で開催され、テニスは8月6日から14日です。

コートのサーフェスは全米オープンと同じハードコートです。(楽天オープンとも同じデコターフというハードコートで、日本製です)

※以前デコターフと掲載していましたが、正しくはリオ五輪のハードコートは「グリーンセット(Greenset Worldwide SL社提供)」です。

年末にロンドンで行われているツアーファイナルと同じハードコートです。

誤った情報を掲載してしまい申し訳ありませんでした…。

 

ATPツアーのスケジュールとして盛り込まれています。

前後の試合を見ると…

 

7月18日からはアメリカのワシントンでシティ・オープン(ATP500)。
錦織 圭は2015年にジョン・イズナーを破って初優勝を飾っています。

7月25日からカナダのトロントでロジャーズ・カップ(マスターズ1000)。
※マレーはディフェンディング・チャンピオンです。無敵だったジョコビッチに勝ちました!

8月1日からアメリカのアトランタでBB&Tアトランタ・オープン(ATP250)。イズナーが3連覇中です。

その翌週からリオ五輪です。

8月15日からはアメリカのシンシナティでシンシナティ・マスターズ(マスターズ1000)。

翌週にアメリカでATP250をはさんで、8月29日からはいよいよ全米オープンです。

 

ご覧の通り、かなり過酷なスケジュールです。ただでさえ過酷と言われている真夏の北米ハードシーズンに追い打ちをかけるリオ五輪です。(移動もありますし)

おまけにタイトルにも書きましたが、リオ五輪は勝ってもポイントが入らないので辞退者が多くなりそうな予感がします…。

 

オリンピックは決勝以外は3セットマッチ

オリンピックのテニスも、グランドスラムやマスターズと同じようにトーナメント制でドローが組まれます。

国ごとに出場選手数に制限があるのが普段のツアーとは違う点です。

 

注目の男子シングルスは、基本的に3セットマッチ(2セット先取で勝利)で、決勝戦だけ5セットマッチとなります。※3位決定戦も3セットマッチです。

全米オープン以外のグランドスラムと同じルールで、最終セットは2ゲーム差がつくまで延々とゲームが続きます。

(ちなみに全米オープンは最終セットも6-6になるとタイブレークに突入です。商業的な意味からなのか、気温が高すぎるからなのか、アメリカ人は長すぎる試合が嫌なのか(でもメジャーリーグは延長戦が無制限)…理由については謎です。知っている方がいらっしゃれば教えてください!)

その結果、2012年のロンドン五輪準決勝では、ロジャ・フェデラー対ファン・マルティン・デルポトロの試合で、3-6, 7-6(5), 19-17という凄まじいスコアがありました。その試合時間はなんと4時間26分!これは3セットマッチの史上最長試合時間となっています。

ちなみに、準決勝で疲弊したフェデラーは、決勝で地元の声援を味方につけたアンディ・マレーに2-6 1-6 4-6のストレートで敗れます。

マレーはこの優勝でイギリス人テニスプレーヤーとしては104年ぶりの金メダルを自国にもたらしました。

翌年には実に77年ぶりとなる地元ウィンブルドンでの優勝を飾りました。

あの時のマレーの躍進は、今思い出しても興奮します。

 

…すみません、マレーの話になって勝手に盛り上がってしまいました …話をオリンピックに戻します。

 

今回はオリンピックで勝ってもポイントが入らない!

「今回は」ポイントが入りません。優勝しようが1回戦敗退だろうが0ポイントです。

 

2012年のロンドン五輪はポイントが入りました。しかもマスターズに次ぐ扱いで、金メダル(優勝)は750ポイント獲得でした。

その前の北京五輪は金メダルで800ポイント。

それ以前は金メダルで400ポイントで、2000年のシドニー五輪よりも前はリオ五輪と同じでポイントは付きませんでした。

 

過酷なツアーの中で無理して出場する動機は、国のためか名誉のためかゴールデンスラムのため(一部選手)か…トップ選手たちの動向に注目です。

 

早くからオーストラリアの2選手が出場辞退を表明

バーナード・トミックニック・キリオスは、ランキング的に出場権が獲得できますが、早くからリオ五輪の出場辞退を表明しています。

偶然なのか、2人ともオーストラリアの選手ですね。

2人とも2016年はキャリアハイの成績をマークしており、ATPツアーに照準を合わせている可能性が高そうです。

 

(7/4追記)女子テニスのシモナ・ハレプが6/27にジカ熱への懸念から出場辞退を表明しました。

ジカ熱を心配しての辞退はプロゴルファーを中心に広がっており、今後も辞退者が出てきそうです。

(7/16追記)ミロシュ・ラオニッチがジカ熱を心配してリオ五輪辞退を表明しました。

(7/17追記)トマーシュ・ベルディヒもラオニッチに続いてリオ五輪辞退を表明しました。

(7/19追記)リシャール・ガスケが怪我のため辞退を表明しました。

(7/27追記)ロジャー・フェデラーが膝の怪我のためリオ五輪を含む2016年の残り全試合の欠場を発表しました…。2017年の復活が待ち遠しいです。

【その他のランキング上位勢の辞退】

スタニスラス・バブリンカ
ドミニク・ティーム
ジョン・イズナー
フェリシアーノ・ロペス
ルカ・プイユ
ブノワ・ペール
サム・クエリー
アレクサンダー・ズベレフ

 

日本人選手は錦織と土居がランキングで出場権を獲得

6月6日付のランキングで上位56人に入ったとして、日本からは錦織 圭と土居 美咲が出場権を獲得しました。

(7/30追記)日比野 菜緒と、ダブルスで土居とペアを組む穂積 絵莉も出場権を獲得したほか、ランキング106位の杉田 祐一と108位のダニエル 太郎が欠場者の代わりに繰り上げでITF推薦枠での出場を決めました。

※105位の伊藤 竜馬にも打診がありましたが、右肘の怪我を理由に辞退したようです。

最終的にトータルで日本人6人の出場が決定です!

 

錦織は前後のマスターズと全米オープンのタイトルが欲しいでしょうし、どれほどのモチベーションでリオ五輪に臨むのかは分かりません。

(6/12追記)6/11のニュースで、錦織が7月18日のシティ・オープンを欠場することが明らかになりました。前年優勝の500ポイントを失ってまでオリンピックに照準を合わせるみたいです!

しかし、マレーがロンドン五輪で優勝した後、同年9月の全米オープンで初のグランドスラム制覇、翌年のウィンブルドンでも優勝したことを考えると、五輪優勝で得られる自信は相当力になるはずです。

是非とも体調万全で挑んで、いけるところまで勝ち上がってほしいものです。

 

マレーのロンドン金メダル以外で記憶に残っているのは

オリンピックでも数々の名場面がありました。

マレーの金メダル以外で特に記憶に残っているのは、北京オリンピックのフェデラー・バブリンカペアのダブルスです。

特に準決勝の世界ランキング1位ブライアン・ブライアンペア(ボブとマイクの双子兄弟)との試合は壮絶・圧巻でした。

あまり知られていないんですが、フェデラーもバブリンカもシングルスで強くて良い選手だから勝てたのではありません。

シングルスでいくら強くても、ダブルスはやはり別競技です。そんなに甘いものではありません。

実は、ブライアン兄弟をコーチしていたデイブ・マクファーソンを臨時コーチとして招き、2人はダブルスの特訓を行っていたのでした。

その結果、映像でも分かる通りI.フォーメーション(アメリカンフォーメーション:パートナーがサーブの時に、前衛が中央付近でかがんでポジションを取る陣形)もバッチリ決まっています。

某テニス漫画ではオーストラリアン・フォーメーションと言われてましたが、厳密にはオーストラリアンは前衛がサーバーサイドにいて、クロスへのレシーブを封じてダウンザラインを打たせるための陣形です。最近はほとんど見なくなりました。

 

少しダブルス講義みたくなりましたが、オリンピックならではのダブルスペアに注目してみても面白いかもしれません。

リオ五輪からミックスダブルスが正式種目に採用されたので、日本のメディアは錦織・土居ペアを期待しているようです。実現したら声援がすごそうです。

 

なにはともあれ、国を背負って戦うデビスカップともまた一味違う盛り上がりを見せるオリンピック・テニスも楽しみです。

ジョコビッチのゴールデンスラム達成はなるか。

マレーの連覇達成なるか。

ナダルの二度目の金メダルはあるのか。

錦織の躍進はあるか。(万全ならチャンスはかなりあります)

 

極力辞退せずに多くの選手に参加して欲しいものです!

 

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