全仏オープンテニス2018は2週目に入り、4回戦が行われています。
センターコートの第2試合で行われた錦織 vs ティームの試合は、6-2 6-0 5-7 6-4でティームの勝利。
Active players winning % on clay leaderboard pic.twitter.com/92Joy82l8Z
— Reem Abulleil (@ReemAbulleil) 2018年4月21日
2人ともクレーでの通算勝率が7割を超えている同士の "もったいない" 4回戦となってしまいましたが、お互い "らしさ" を出し合った、良い試合だったと思います。
ちなみに現役選手でクレー勝率が7割を超えているのは、上図の通りたったの7名です。
※アンディは70%と鯖を読んでいますが、実際には69.93%(107 - 46)なので外してます。笑
さて、40日ぶり(!)の投稿で書き方を忘れてしまっているので、サラッと流していきます。
錦織は遅すぎた本領発揮、ティームはサーブ好調
第1セット、第2セットと、幼子の面倒に追われる身なので時々WOWOWオンデマンドでチラ見程度でしたが、チラ見するたびにティームがブレイク成功という一方的な展開。
1時間足らずで2セット終了、スコアが2-6 0-6とあっては、「今日はティームの日」と思わずにはいられませんでした。
寝かしつけを妻に任せていたのに、何故か一緒について行って無許可添い寝を発動させてしまい、気がつけば21時すぎ。
「もう試合終了かな...」と思ってテレビではなく全仏公式アプリを起動する薄情者でしたが、第3セットは4-4!
一気に見る気になって、試合終了までかじりついていました。
ストロークは両者タイプこそ違えど、ほぼ互角の内容。
錦織は手首の心配が無くなっているのか、フォア強打も解禁していてティームを苦しめていました。
第3セットはワンチャンスをものにした錦織が取ったものの、第4ゲームでは錦織サーブの綻びをティームが逃さず、セカンドサーブに対して回り込んでのフォア逆クロス!
錦織も少し前に、ティームのセカンドサーブに対してセンターに絞って一か八かでフォア強打を仕掛けようとしていましたが、ワイドへ逆をつかれてポイントならず...。
ほんの少しの差がスコアに反映され、勝敗が決まってしまうのがテニスの面白いところであり、残酷なところですね。
勝敗を分けたポイントとしては、錦織の本領発揮の遅さと、ティームのファーストサーブの好調さでした。
220km/h近いファーストサーブが68%もの確率で入ってくると厳しいです。1stポインツウォンは84%を誇りました。
セカンドサーブも非常に高く跳ねていて、リターン巧者の錦織といえども四苦八苦(一方ダブフォも7本とやけに多かったですが)。
そしてリターンが少しでも甘くなってしまうと、強烈なストロークが容赦無く襲いかかってくる...。
土ティームの強さの真髄を見せつけられた一戦でした。
最後のポイントまで集中してた錦織、プレッシャーを跳ねのけて何とか逃げ切ったティーム。
結果がどうであれ、もう少し見ていたかった試合でした🎾競った展開での30-30のスリルがたまらない!やっぱりテニスは観るのも楽しい!!
両者ともお疲れ様でした👏🏼
ティームは頂点目指して頑張って‼️— mori_ichi_ (@mori_ichi_) 2018年6月3日
6月に入って約1ヶ月ぶりのテニス観戦ですが、大事なポイントでのスリル・緊張感がたまりません!これだからテニス観戦はやめられない...。
(5月に全くテニスが見られなかった理由などについては別で記事にします)
全仏2018・4回戦「錦織 vs ティーム」のハイライト動画
マッチポイントの勝ちビビりラリーだけを見たら「なんてヌルい試合なんだ!」と錯覚してしまいそうですね。笑
全仏2018・4回戦「ズベレフ vs ハチャノフ」のハイライト動画
ハチャノフの強打にやられそうになりながらも、抜群のディフェンス力で跳ね返しながら、ここぞの場面ではバックハンドでカウンター。
サーシャのテニスって、アンディのサーブを改善して、ストロークの創意工夫を無くしたら近くなる気がします(偏見?)。
そんなサーシャは、3回戦でグランドスラム自身初のTOP50以内選手撃破を達成したのに続き、自身初のグランドスラム準々決勝進出です。
グランドスラムに弱いとはもう言わせない!...と言いたいところですが、よりによって実質クレーNO.2のティームが準々決勝の相手とは...。
泥臭くフルセットマッチを勝ち上がってきている第2シードが、次世代クレーキングを相手にどこまでやれるのか、楽しみにしたいと思います!
さてさて、現在(4日の午前1時頃)はボトムハーフ4回戦の残り2試合、ジョコビッチ vs ベルダスコとゴファン vs チェッキナートが行われています。
テニスが観られる喜びをかみしめながら、また寝落ちしてしまうまでテニス沼生活を満喫します!