錦織圭 vs ラファエル・ナダルの対戦成績と過去試合ハイライト(名場面動画)
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錦織圭 vs ラファエル・ナダルの対戦成績と過去試合のハイライト動画&解説をまとめています。

錦織圭 vs ラファエル・ナダルの対戦成績

錦織はナダルと過去14度対戦しており、ナダルの12勝2敗と大きく勝ち越されています。

2021年5月時点の対戦成績です。

コートのサーフェスや大会グレード、対戦年やスコアなどの内訳は次の通り(GS=グランドスラム、MS=ATPマスターズ1000、500=ATP500、250=ATP250)。

グレード 大会名 ラウンド コート 勝者 スコア
2021 500 バルセロナ
オープン
3回戦 クレー ナダル 6-0
2-6
6-2
2019 GS 全仏オープン 準々
決勝
クレー ナダル 6-1
6-1
6-3
2018 MS モンテカルロ
マスターズ
決勝 クレー ナダル 6-3
6-2
2016 五輪 リオ
オリンピック
3位
決定戦
ハード 錦織 6-2
6(1)-7
6-3
2016 500 バルセロナ
オープン
決勝 クレー ナダル 6-4
7-5
2016 MS BNPパリバ
オープン
準々
決勝
ハード ナダル 6-4
6-3
2015 MS ロジャーズ
カップ
準々
決勝
ハード 錦織 6-2
6-4
2014 MS マドリード
オープン
決勝 クレー ナダル 2-6
6-4
3-0
棄権
2014 GS 全豪オープン 4回戦 ハード ナダル 7-6(3)
7-5
7-6(3)
2013 GS 全仏オープン 4回戦 クレー ナダル 6-4
6-1
6-3
2012 MS マイアミ
オープン
4回戦 ハード ナダル 6-4
6-4
2011 MS マイアミ
オープン
2回戦 ハード ナダル 6-4
6-4
2010 GS ウィンブルドン 1回戦 ナダル 6-2
6-4
6-4
2008 クイーンズ
クラブ選手権
準々
決勝
ナダル 6-4
3-6
6-3

※クイーンズ・クラブ選手権は2009年〜2014年がATP250、2015年以降はATP500。

 

過去対戦の大会グレード内訳はこちら。

  • グランドスラム:4回(ナダル 4-0 錦織)
  • ATPマスターズ1000:6回(ナダル 5-1 錦織)
  • ATP500以下:3回(ナダル 3-0 錦織)
  • オリンピック:1回(錦織 1-0 ナダル)

 

サーフェス別の勝敗がこちら。

  • ハードコート:ナダル 4-2 錦織
  • クレーコート:ナダル 6-0 錦織
  • グラスコート:ナダル 2-0 錦織

 

錦織はどのサーフェスでも負け越しており、勝利を挙げたのはハードコートのみです。

対戦経験を振り返ると、どれもグレードの高い大会ばかりで、直近7試合はいずれもベスト8以上の舞台で当たっています。

 

また、錦織に勝利した後、同大会でのナダルの結果を見ると面白いデータがあります。

  • 2020年 バルセロナ:優勝
  • 2019年 全仏オープン:優勝
  • 2018年 モンテカルロ:優勝(決勝で対戦)
  • 2016年 バルセロナ:優勝(決勝で対戦)
  • 2014年 マドリード:優勝(決勝で対戦)
  • 2014年 全豪オープン:準優勝
  • 2013年 全仏オープン:優勝
  • 2012年 マイアミ:ベスト4
  • 2011年 マイアミ:準優勝
  • 2010年 ウィンブルドン:優勝
  • 2008年 クイーンズクラブ:優勝

ナダルが強いので当然かもしれませんが、全大会でベスト4以上、錦織との対戦後ほぼ全てで決勝進出を果たしています。

錦織 vs ナダルの名場面(過去試合ハイライト動画)

錦織 vs ナダルの過去の試合ハイライト(名場面)を、錦織圭が勝利した2試合を含めてご紹介します。

リオ・オリンピックで銅メダル獲得!

なんといっても印象深いのが、リオ五輪の3位決定戦でのナダル戦でしょう。

こちらは錦織圭のオリンピック銅メダルまでの道のりをダイジェスト編集したもの。

1回戦のラモス=ビニョラス戦のラケット落とし(笑)や、モンフィス戦でマッチポイントを何度も凌いで勝利した場面など、少しずつですがピックアップされています。

 

ナダル戦のハイライト動画はこちら。

アグレッシブなテニスで第1セットを先取、第2セットでもゲームカウント5-2でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えましたが、さすがにナダルは簡単に勝たせてくれません。

タイブレークを落として試合の行方はファイナルセットへ。ここで例のトイレットブレイクが発動して12分間も試合が中断されます(トイレまでが遠くて時間がかかったようでしたね)。

最終セットに入っても集中力の切れなかった錦織は、ブレイクバックを許さずに逃げ切り、1920年アントワープ大会で熊谷一弥が獲得して以来、実に96年ぶりとなるオリンピック・テニスのメダルをもたらしました。

対ナダル初勝利!ロジャーズ・カップ2015

錦織が対ナダルの連敗を7でストップさせたのが、モントリオール開催だった2015年のロジャーズ・カップ準々決勝です。

前週のシティ・オープンで優勝した錦織は、勢いそのままにロジャーズ・カップでも躍動。

ダブルフォルト連発と本調子ではなかったナダルに助けられた面もありましたが、終始積極的な攻めで試合を支配した錦織が、90分足らずで勝利しました。

フォア・バックとも火の出るようなショットな上、俊敏なフットワーク...これはナダルの調子が良くても勝てていたのではないかと思わせるほどの内容です。

ちなみに、TENNIS TVが「ワーストなショット」としても取り上げた、酷いドロップショットのミスが飛び出したのもこの試合でした(笑)。

あと少しでマスターズ制覇だったはずが...

錦織 vs ナダルを語る上で絶対に外せないのが、2015年のマドリード・オープン決勝です。

 

序盤からエンジン全開だった錦織は、ナダルの守備力を寄せ付けず第1セットを6-2で先取。

第2セットも第1ゲームで早速ブレイク成功、直後のサービスゲームで0-40のピンチを迎えるもここを凌ぐと、リードを保ったままセット中盤へ。

 

客観的に見ても錦織が押し切れる展開でしたが、4-2リードのナダルサーブ時に異変が...。

試合開始前からあったという痛みが試合中に酷くなり、本人曰く「後戻りできない痛みになってしまった」という不運。

結局このセットを落とすと、ファイナルセット0-3になったところで途中棄権を申し出ました。

 

ナダルのコーチである叔父のトニ・ナダルがもらした「我々より、彼(錦織)が勝者にふさわしい」という言葉が全てを物語っていた、怪我に泣いた決勝戦でした。

錦織は「TOP5に必ず入ってくる」発言が飛び出した初対戦

最後にご紹介するのは、ナダルとの初対戦が実現した2008年のクイーンズ・クラブ選手権です。

この年、18歳ながらツアー初優勝という快挙を達成した錦織(この記録以降、18歳でのツアー優勝者は12年以上も現れていません)。

ATPツアー、チャレンジャー、グランドスラム初優勝年齢ランキング

同じく18歳でATPツアー優勝を飾り、19歳での全仏オープン制覇なども達成して既に世界ランキング2位だったナダルと、ランキング113位だった錦織は初対戦しました。

試合はフルセットマッチの接戦に。惜しくも勝利はなりませんでしたが、ナダルに残したインパクトは小さくなく、試合後には最大限の賛辞を送られることになります。

「彼はトップ10、いやトップ5に確実に入ってくるだろう。いや、100%そう確信している。」

ナダルの発言通り、その後の錦織は最高で世界ランキング4位まで上昇させ、ATPファイナルズ出場の常連として活躍するまでに至ります。

錦織の才能と伸び代を見抜いていたナダルの素晴らしさも賞賛に値します。やはり超一流には一流が分かるということでしょうか?

 

年末ランキングで63位、翌年には56位までいったものの一旦怪我で離脱しましたが、ランキングが無くなったところからの快進撃、全豪オープン2012のシード出場など、その後の錦織の大活躍は言うまでもありません。

 

また見応えある錦織圭 vs ラファエル・ナダルが見られることを祈って...。

 

以上、錦織 vs ナダルの対戦成績&過去のハイライト動画などでした!