錦織シティオープン欠場理由は戦略的棄権!次戦ロジャーズカップ2019に照準!

錦織圭がシティ・オープンのドロー発表直前に欠場した件について、大会棄権の理由と次戦以降の出場大会、全米オープン2019・シード順のポイント争いなどをまとめています。

画像:ATP公式シティ・オープン大会ページ

シティオープン欠場理由を錦織は明らかにせず

シティオープン2019のエントリーリストから突然名前が消えた錦織圭。

2015年に優勝経験のあるシティオープンだっただけに、欠場疑惑が出てからはどんな理由なのかとファンの間でも議論が交わされていました。

 

全仏オープン2019のナダル戦で見せた痛々しいテーピングの数々。

ウィンブルドン前哨戦のハレ大会を棄権。

そして、ウィンブルドン準々決勝フェデラー戦での総力戦。

 

ハレの棄権理由に挙げていた「右上腕の回復」が、北米ハードコートシーズンでも必要だという見方と、全米オープンに向けてスケジュール調整をしただけだという見方と、大きく分けて2大勢力が形成されていました。

なお、錦織側から正式な欠場理由は明かされていません。

 

ところが、スポーツ記者でロンドン在住の長谷部良太さんが、ツイッターで有益情報を発信していました!

錦織の右上腕は問題なし

時事ドットコムニュースで、はっきりと「右上腕を痛めたため」と理由が書かれていましたが、ファンは錦織サイドから正式なアナウンスが無いことは知っていたため、信じた方は少数派でしょう。

長谷部良太さんのツイートがこちら。

マネジャーのオリバー氏とは、IMGアカデミーのテニス部門副社長も務めるオリバー・バン リンドックのこと。スキンヘッドの彼ですね。

シティオープン欠場と聞いて、誰もが不安になった右上腕の経過ですが、「モントリオールには全く問題ない」とは頼もしい一言です。

 

ということで、ワシントンのスキップは戦略的棄権ということが判明しました。

シティオープンが終わるとすぐに始まるマスターズ2連戦、その1週間後には全米オープンテニスが始まります。

ただでさえ過密スケジュールの北米ハードコートシーズンなので、グランドスラム・マスターズでの結果を最優先に、出場大会を選んだ錦織チームの英断を讃えたいと思います。

錦織の次戦はモントリオールでロジャーズカップ2019

シティオープンを欠場したので、次に錦織が出場するのはロジャーズカップ2019です。

トロントとモントリオールの2ヶ所で行われるロジャーズカップ、今年の男子大会はモントリオールでの開催です。

大会情報まとめは別記事をご覧ください。

 

ロジャーズカップ2019には第5シードで出場する錦織。

マスターズ2連戦で最大2000ポイント獲得のチャンスが訪れているため、全米オープンテニス2019のシード順争いも熾烈を極めます。

錦織にとっては全米オープンで、BIG4との対戦が準決勝まで無い第4シード以内の座を何としても掴みたいところです。

 

全米オープン2019のシード順は、マスターズ2戦目のシンシナティ終了後のランキングによって決まります。ランキング基礎点の上位8選手は次の通り。

シンシナティ直後の基礎点
ジョコビッチ 11325ポイント
ナダル 6945ポイント
フェデラー 6860ポイント
ティーム 4585ポイント
錦織圭 3985ポイント
ズベレフ 3815ポイント
チチパス 3345ポイント
メドベージェフ 2475ポイント

錦織は現在5位で、4位ティームとの差は600ポイント。

マスターズ2連戦で、ティームの獲得ポイントを600ポイント上回れば、錦織が全米オープンに第4シードで出場することになります(ポイントが同点の場合は、出場大会数が少ない錦織が上位に)。

 

昨年の錦織は北米のマスターズ2連戦で結果が出なかったものの、全米オープンではベスト4入りを果たしました。

今年はマスターズでも全米オープンでも活躍する姿を見届けたいものです。

 

以上、錦織圭のシティオープン欠場理由と、次戦以降の出場大会や全米オープン2019・シード順のポイント争いなどについてでした!