全仏オープンテニス2019で、錦織は4回戦のペール戦に2日がかりで見事勝利。

 

再開後の第4セットをタイブレークの末に落とすと、最終セットもゲームカウント1-4と絶体絶命の状態に。

しかし、そこから怒涛の追い上げを見せた錦織。

ペールのサービング・フォー・ザ・マッチを凌ぐと、連続でブレイクされていた自身のサービスをしっかりとキープして5-5のタイまで戻します。

集中力を一段と上げた錦織は、そのままゲームを連取して接戦に勝利しました。

次戦は準々決勝、いよいよ第2シードのラファエル・ナダルとの対戦が実現しています。

 

ところで、試合後のカメラへのサイン時に異変が...。

画像キャプチャ元:ATP公式全仏オープンテニス大会ページ

錦織が「チョレイ!!」とカメラにサイン

満身創痍の中で、死力を尽くして勝利をたぐり寄せた錦織。

最後は気合いで乗り切ったのでしょう。

通常であれば自分のサインを書いたり、ファンなどへのメッセージを書くカメラへのサインで、まさかの「チョレイ!!」発動です。笑

書き終えた後に親指を立てて「グッ」とやるのがたまらないですね!

なぜ張本智和のチョレイを錦織が?

試合後にはチョレイを書いてみせた錦織ですが、試合は本当にペールに流れが傾いていました。

見た目やプレースタイルとは裏腹に繊細なメンタルの持ち主・ペールの勝ちビビりがなければ(大事なポイントでのダブルフォルトなど)、あのまま押し切られていたことでしょう。

 

しかし、最後まで諦めない錦織の精神力が、ファイナルセットの逆転劇を呼び込んだと思います。

チョレイは、張本智和と同じく日本を代表する選手として世界と過酷な戦場で戦っている立場から、ふと頭に浮かんだフレーズだったのでしょう...。

 

緊張の糸が切れて、単にちょっとイタズラしてみたくなっただけかもしれませんが。笑

現地の錦織ファン歓喜の、大型スクリーンに映し出された「チョレイ!!」です。

フランス人からしたら「?」でいっぱいだったことでしょう。笑

錦織の準々決勝ナダル戦は連戦

勝利の喜びもつかの間、クレーキングこと全仏で圧倒的な成績を誇るナダルとの対戦が、明日に控えています。

日没サスペンデッドで順延になっていただけなので、錦織がいるドローのボトムハーフは予定通り明日に準々決勝を行います。

 

流石にナイトセッションに試合が組まれるとは思いますが、ただでさえ体に負担のかかるテニスをしている錦織にとって、この日程は完全にマイナスです。

しかし、追い詰められたギリギリの状態からでも逆境を乗り越える術を錦織は知っています。

準々決勝のナダル戦の前評判は決して良くない中ですが、九死に一生を得た勢いで、当たって砕けろでぶつかっていって欲しいと思います。

 

ナダルは大事なポイントを奪った時に「バモス」と叫びます(英語で言うカモン)。

錦織も、ペール戦では自己を奮い立たせる素ぶりを多く見せていました。

実際に「チョレイ!!」を口に出すことで、良い意味でリラックスして試合に臨めるのではないでしょうか。笑

 

そして、結果がどうであれ今できることをやって、後悔のないナダル戦にして欲しいと思います。

錦織 vs ナダルの準々決勝の予定については、別記事でアップしていますのでご参照ください。

 

以上、「フルセットの錦織」ここにあり、という見事な試合でした!チョレイ!!