世界ランキング1位で第1シードの大坂なおみが、ドバイ・テニス選手権2019で初戦敗退(2回戦敗退)を喫しました。

直前には、世界のスポーツ界で活躍した個人・団体に贈られる「ローレウス・スポーツ賞」を日本人としてはじめて受賞した大坂なおみ(躍進した選手が対になる「ブレークスルー賞」に選出)。

 

サーシャ・バインコーチ解消以来、初の公式戦でしたが、残念ながら結果を残せませんでした。

ちなみに、今大会の初戦敗退で99ポイント減ることになりますが、他の選手の結果がどうであっても世界ランキング1位はそのままです(2位ハレプが優勝でポイント差が1433→434まで近づきますが)。

大坂なおみ2回戦ハイライト動画

大坂なおみ vs ムラデノビッチの2回戦ハイライト動画がこちらです。

昨年のドバイ・テニス選手権1回戦に続いて、2年連続での顔合わせとなったムラデノビッチ。

男子テニスのトッププレーヤー、ドミニク・ティームの彼女としても有名な選手で、昨年は第8シード(当時14位)だった実力者です。

 

最近はダブルスに重きを置いていた印象ですが、1回戦で2019年シーズン初勝利を挙げた勢いそのままに、大坂なおみを6-3  6-3のストレートで破りました。

ムラデノビッチ戦 試合内容

一方、大坂なおみはサーシャ・バイン不在で初めて、そして世界ランキング1位になって初めての試合。

コーチがいない中での試合で、様々な憶測飛び交う状況下でのテニスは、どうしても集中できない部分があったのではないでしょうか。

 

自身のサービスゲームから試合が始まって、いきなりブレークを許す苦しい展開。

2度目のサービスゲームもキープ出来ず、気づけばあっという間にスコアは0-3。

 

そこから1ブレイク返して迫ったのは流石ですが、両者キープで迎えた第9ゲームでまたもブレイクを許し、ファーストセットを落としてしまいました。

ダブルフォルトでセットポイントを握られ、最後のポイントも大坂なおみのダブルフォルトでした。

試合トータルで5本のダブルフォルトファーストサーブの確率は43%と低く、それよりも深刻だったのはポインツウォン(サーブが入った時のポイント獲得率)。

 

  • ファーストサーブのポインツウォン 57%
  • セカンドサーブのポインツウォン 18%

 

全体的にストローク戦で優位に立たれていた内容が表れているスタッツの数字です。

強力なサーブとストロークが自慢の大坂なおみですが、ムラデノビッチとの一戦では本来の姿が影を潜めていました。

 

結局、両者合わせて11ものブレークが飛び出た「ブレーク合戦」を制したのはムラデノビッチ。

昨年の雪辱を果たされた形となりました。

 

心配されるのはメンタル面?調整不足?

残念ながら結果を残せなかった大坂なおみですが、コーチ不在による影響でメンタル面がダメだったと決めつけるには時期尚早です。

まだ1試合敗れただけですし、それも世界ランキング1位&第1シードのプレッシャー、ローレウス・スポーツ賞の受賞、サーシャ・バインコーチ解消の真相を迫ろうと押し寄せるメディアに対する対応など、色々なことが目まぐるしく身辺で起こっていた中での一戦。

練習にも調整にも集中出来てなかったであろうことは予測できます。

 

確かにミスが早いのはメンタル面の影響かもしれませんが、相手がミスを誘うテニスで上手かった可能性もあります(まして第1シードが相手ならあらゆる戦術を尽くして全力でぶつかってきます)。

どんな選手にとっても、大会初戦は難しい試合です。

「幸福感より成功を優先させることはしない。それが一番の理由」

テニスで結果を残す=成功よりも、幸福感の方が優先...確かに彼女の発言から、テニスへの情熱を少し失っているように推測することはできます。

 

ですが、繰り返しになりますが、まだ1試合です。

ドバイでは日本テニス協会の吉川真司女子代表コーチが付き添ってくれましたが、次戦のBNP・パリバ・オープンまでには新コーチが見つかっているはず。

気持ちを新たに、2019年シーズングランドスラム初戦を制した自身を胸に、今一度過酷なWTAツアーに挑んで欲しいなと思います。

敗戦後の会見では泣いてしまったけれど、まだ2019年シーズンは始まったばかり!

なおみちゃんに幸あれです。健気で頑張り屋の大坂なおみをこれからも応援しましょう!

 

残念ながら初戦敗退となったドバイでしたが、昨年ツアー初優勝を果たした次戦のBNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ・オープン)での爆発に期待です!!

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