スタン・バブリンカ、マリン・チリッチらに続いて、アンディ・マレーも故障のためロジャーズ・カップ欠場を表明しました。
これにより、ラファエル・ナダルとロジャー・フェデラーがそれぞれ第1、2シードとなります。
今年はモントリオールで開催されるロジャーズ・カップ(トロントと隔年開催)。
土曜から予選が始まり、月曜にはメインドローが発表される予定です。
ナダルが1位になるにはベスト4以上...
先日、当ブログで全米オープンまでに失効するポイントをチェックした通り、1位マレーと2位ナダルとのポイント差は285ポイント。
ナダルは昨年出ていなかったため、今年獲得するポイント分が全て加算されます。
ベスト4で得られるポイントが360ポイントなので、ナダルが準決勝進出を果たすと、ポイントが逆転となります。
…と書いてはみたものの、その翌週にはウエスタン&サザン・オープンの失効分600ポイントが引かれるので、実際には2位転落は時間の問題です...。
マレーにとって大事なのは1位キープではなくフィジカルの全快なので、ファンも目先のランキングは気にせずに過ごしましょう。
過去13年間でBIG4が12回優勝
ロジャーズ・カップでフェデラーが初優勝を飾ったのが2004年。
それから現在に至るまでの13年間で、BIG4の誰かが優勝した回数は実に12回にのぼります。
(BIG4のロジャーズ・カップ優勝回数内訳)
フェデラー×2
ナダル×3
ジョコビッチ×4
マレー×3
唯一BIG4以外で優勝したのは、2014年のジョー・ウィルフリード・ツォンガ。
3回戦でジョコビッチ、準々決勝でマレー、決勝でフェデラーと、BIG4を3人も破っての優勝でした。
意外にもこの優勝がフランス人によるマスターズ初タイトルでしたが、ツォンガはフィジカルが万全で好調だと手がつけられないだけに、今後のビッグタイトルにも期待です。
ちなみに、マスターズでBIG4ばかり優勝してるのはロジャーズ・カップに限った話ではありません。
BIG4のマスターズ戦績については、また別の機会にまとめます。
マレーの照準はあくまで全米?
マレーは臀部の完治を目指して、リハビリを続けています。
また、ロジャーズ・カップ欠場となったものの、ウエイトトレーニングなどのハードワークは再開しているようです。
かなり追い込んでやってますね…経過は順調と見なしていいと思います!
ウエスタン&サザン・オープンは全米前の調整も兼ねて出場するのではと思いますが、今は焦らず、一歩ずつ前進あるのみです。
"I am sad to be missing the tournament in Montreal because I have many great memories from my time in Canada,
I am doing everything I can to return as quickly as possible.
「モントリオールでは素晴らしい記憶が残っているので出られなくて残念、なるべく早く戻ってこられるように最善を尽くしている」
ざっくり訳ですが、こんな感じのことを言ってます(よね?)。
モントリオール開催時に2度の優勝(2009・2015年)を誇るだけに、無念さをにじませました。
※冒頭の写真は2015年優勝時のものです。
さて、最新のInstagramでは、こんな投稿が。
そう、オリンピックで旗手をつとめ、2大会連続の金メダルを獲得してから、約1年が経とうとしています。
ちょうど1年前の今頃は、開会式のリハーサルでアン王女を突き刺しそうになっていたぐらいです(笑)
最後に、1:45と短い動画ですが決勝戦のハイライト動画を載せておきます。
デルポトロの最後の打球がネットにかかり、マレーの表情が感情を抑えきれずに変化する様子、敗れたデルポトロの男泣き...。
何度見ても感動してしまいます。
マレーは人生の晴れ舞台を再び演出すべく、リハビリに励んでいます。
Let's Go Andy!!