アンディ・マレーが、4/10に行われたエキシビション「ザ・マッチ・フォー・アフリカ 3」 で、ロジャー・フェデラーとの対戦を無事終えました!

 

右肘に不安がある中でのプレーでしたが、元気な姿を見せてくれました。

まだまだ本調子とはいきませんが、順調に回復していると言えそうです。

「ザ・マッチ・フォー・アフリカ」は今月末に第4弾

「ザ・マッチ・フォー・アフリカ」は名前の通り、収益がアフリカの子供たちのために寄付されるチャリティーマッチです。

今回行われたフェデラー VS マレーが第3弾にあたります。

 

もともとは2016年11月に予定されていましたが、フェデラーが膝を故障していたため延期になっていました。

またも延期かと思われましたが、マレーの回復が間に合って無事開催されました。

 

今月末(4/29)には第4弾が、アメリカのシアトルで行われます。

ビル・ゲイツ(マイクロソフトのあの方)がフェデラーとダブルスのペアを組む面白企画(対戦相手もジョン・イズナーと有名人のペアみたいです)のほか、フェデラー VS イズナーのシングルスが予定されています。

 

ちなみに第2弾は、2014年12月にスイス・チューリッヒで行われたフェデラー VS スタニスラス・バブリンカ。

はじめて開催されたのは2010年12月のことで、フェデラー VS ラファエル・ナダルが、スイス・チューリッヒとスペイン・マドリードの2ヶ所で行われました。

 

マレーが新技「SABA」を披露!?

エキシビションとはいえ、真剣な打ち合いも多かったこの試合。

途中で、観客から「セイバー!」とフェデラーにリクエストがかかります。

苦笑しつつも2度ほど披露し、期待に応えるフェデラー。

 

その次のゲームで、リターンに回ったマレーが何やら不穏な動きを見せます

次の瞬間、「Sneak Attack by Andy」が誕生しました!

フェデラーのセカンドサーブをいとも簡単にハーフボレーで合わせるとは...流石です。

長い休養明けにとんでもないバックハンドをひっさげて活躍しているフェデラーみたく、SABA(サバ?)を武器に活躍するマレーを見たい気もします(笑)

 

サーブは球速20km/hダウンも、ストロークは順調

これまでのトレーニング中にも発言していたように、サーブはまだ本気で打てないようです。

サーブの球速は、ファーストサーブのフラットで180km/h前後、セカンドサーブは150km/h前後でした。

ダブルフォルトも結構な数出していたので、肘の影響は小さくなさそうです。

 

一方、ストロークは問題なさそうです。

フェデラーが本気ではないとはいえ、強打もしっかりと打てていましたし、白熱したラリーが続く場面もありました。

 

途中、ミスしたフェデラーにスライスショットのレッスンをするという、エキシビションならではのシーンも(笑)

その直後に、バックハンドでリターンエースを決めてしまうところが、フェデラーの憎いところですね。

 

マレー VS フェデラーのハイライト

第1セットは、大事な場面でマレーにダブルフォルトが出たりと、フェデラー優勢で6-3。

 

第2セットは一進一退の攻防となって、タイブレークに突入。

第1ポイント、第8ポイントで鮮やかなバックのダウンザラインを決めたフェデラーが、カウント5-6マレーサーブでマッチポイントを先に握ります。

 

迎えた第12ポイント、ボールボーイ(ガール)の少女に歩み寄ってラケットを手渡すマレー

ここは返却されるも、懲りずに別のボールボーイの少年にラケットを渡します。

 

その気になった少年は、ボールボーイ(マレー)からボールを受け取り、プロさながらの所作で2球を選び、サーブを試みます。

結果は残念ながらダブルフォルトでしたが、良い思い出になったのではないでしょうか(ちょっと可哀想だったかもしれませんが)。

 

ボールボーイ参加のポイントは無効として再開されたタイブレーク。

フルセットに突入するチャンスはありましたが、フェデラーが勝負強さを発揮して、ピリオドを打ちました。

 

試合は3-6 6-7(5-7?)のストレートで敗れましたが、ツアー復帰に向けて少し希望が湧いてくる内容でした!

 

【エキシビションのハイライト動画(ボールボーイ登場は13:18あたりから】

 

当初は「モンテカルロは絶望で、マドリードでの復帰も不透明」と言われていた今回の右肘の故障。

 

かなり慎重に、様子を見ながらのトレーニングの甲斐もあって、順調に良くなってきています。

モンテカルロ・マスターズでの復帰がポイントレース的にはベストですが、万全を期する意味でも4月は休養にあてて、5月のマドリード(ムチュア・マドリード・オープン)からの復帰を期待したいと思います。

 

クレーコートシーズン、躍動する世界ランキング1位が帰ってきてくれますように...。

Let's Go Andy!!