全仏オープン決勝でノバク・ジョコビッチに敗れてから、 シンシナティ・マスターズ決勝でマリン・チリッチに破れるまで連勝を続けていたアンディ・マレー。
過密スケジュール(+後半は軽い鼻風邪、肩の疲労)をものともせず自己最長の22連勝を飾っていました。
ジョコビッチ1強に待ったをかける形で快進撃を続けるマレーですが、コート内外でちらほら粗相もありました。
リオ五輪での活躍で「鉄壁のディフェンスを誇る鉄人」として認知されていますが、そんなマレーの意外?な一面をご覧ください。
リオ五輪開幕式のリハーサルであわや大惨事の失態
名誉あるイギリス選手団の旗手を務めることになったマレー。
前回のロンドン五輪のクリス・ホイ(自転車競技)に続いて、2大会連続のスコットランド出身選手の旗手です。
開幕式のリハーサルで旗の位置を指示通りに動かすマレーですが、途中で旗の先端(とても鋭利な形状)が隣のアン王女のすぐ目の前を通過。
目を突き刺す勢いで近づいたので非常に危なかったのですが、何とか事なきを得ました。
本番ではリハーサルの失敗をいかし、問題なく遂行できたようです。
ちなみにマレー本人は至って冷静&真面目です。少し緊張していましたね。
【リオ五輪開幕式リハーサルでの粗相シーン動画】
表彰式で記念品をいじって破壊→隠してごまかす
リオ五輪の決勝でファン・マルティン・デルポトロに見事勝利し、男子史上初のオリンピック連覇を達成したマレー。
試合後には表彰式が行われ、銅メダルの錦織 圭と合わせた3人が表彰台に上がりました。
金メダルを授与され、イギリス国家が流れ、歌うマレー。
歌が終わって拍手をした後、おもむろに手に持った記念品をいじり始めます。
(体操の白井 健三選手が歯ブラシ立てと言ったという)この記念品は非常にもろいようで、数秒でまさかの破壊。
さすがの反射神経で落とすことなくキャッチはしたものの、バレてないか周りをキョロキョロ確認して(小さくガッツポーツ?して)、しまいには体の後ろに隠してごまかす始末(笑)
つい気になっていじってしまう様子や壊してしまった後の仕草など、コート上でのストイックかつ近寄りづらいオーラを放つマレーとは全くの別人です。
こんなオンオフの切り替えというか、ギャップの大きさもマレーの魅力の一つです。
【リオ五輪テニス表彰式動画(イギリス国歌終了あたりから再生されます)】
動画は見つかり次第アップします!
自慢の足技が炸裂→主審に数秒間睨みつけられる
リオ五輪からほぼ休む間も無く参戦したシンシナティ・マスターズ。
蓄積した疲労に加えて体調不良という最悪なコンディションの中、なぜか超人ぶりを発揮して勝ち進むマレー。
迎えた準決勝の相手はミロシュ・ラオニッチ。
フットワークを生かしたスーパーショットや技ありのバックハンドショートクロスなどが冴え、マレーが試合の主導権を握ります。
6-3 5-3で迎えた40-30マッチポイントで事件は起きました。
マレーのセカンドサーブは大きくロングでダブルフォルト。
ラオニッチがマレーの足元に向かって返したボールを、なんと怒り任せにダイレクトボレー!ボールは審判の方へ一直線。
あと10数センチ違っていれば主審直撃だったであろうスーパーボレーが炸裂しました。
錦織も上手いと評判ですが、マレーも相当サッカーが得意で、よく試合中にボールを蹴るんですが、ここまで人のいる方向に蹴ったのは初めてな気がします。
結局ポイント連取で6-3 6-3のストレート勝ちでしたが、後味の悪さが残りました。
本人もついやってしまったという感じでしたが、今後はなるべく控えてほしいですね...。
【マレーの技ありショートクロス動画(リターンも地味にスゴイ)】
はじめの2つは、昔からのマレーファンからすれば「らしさ全開」といった感じです。コート外での可愛げのある(決して狙っていない)振る舞いはマレーの大きな魅力です。
最後のコードバイオレーションまがいのプレーはいけませんが、最近のマレーにしては珍しかったので紹介しました。
全米オープンでは冷静なプレーで是非とも2度目の優勝をお願いします!
決勝進出を果たすと、ロッド・レーバー、ロジャー・フェデラー、ジョコビッチに次いで4人目の「年間グランドスラム4大会全て決勝進出」達成になるので、こちらも注目です!
Let's Go Andy!!