2020年のムチュア・マドリード・オープンについてまとめています。
シングルスは56ドローで行われるATPマスターズ1000のマドリードオープンは、標高が高いことで有名で上位8名がシードで1回戦免除、錦織圭が2014年にナダルをあと一歩のところまで追い詰めた大会としても知られていて...
え、中止？
はい、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年のクレーコート大会は全てキャンセルされたのでした。マドリードオープンだって例外ではありません。
それでは、以上、マドリードオープン2020についてでした！
...とはなりません。
通常のマドリードOPに代わって「ムチュア・マドリード・オープン・バーチャル・プロ」が4月末にいよいよ開幕です！
錦織圭ら試合予定（開始時間）やグループ分け組み合わせドローなどは「マドリードオープン2020の結果・ドロー」記事をご覧ください。
ちなみに、日本時間5/4(月)の早朝から、錦織が所属するIMGアカデミー企画のマリオテニス大会が開催されます。
出場選手など詳しくは「錦織圭・マリオテニス」大会記事をご覧ください。
目次
ムチュア・マドリードオープン・バーチャル・プロとは
ムチュア・マドリードオープン・バーチャル・プロとは、2020年のマドリードオープン中止を受けて急遽開催されるeスポーツ大会。
プロバスケットボールのNBA、モータースポーツのF1、サッカーのスペインリーグなどが3月〜4月にオンラインでバーチャル大会を開催したのに続いて、テニス界でもマドリードオープンが先陣を切ります。
▼ＮＢＡ ３日から１６人によるトーナメントを開催。八村は１回戦でレイカーズを選び、新型コロナウイルス感染から回復したドノバン・ミッチェル（ジャズ）に勝利。
▼モータースポーツ Ｆ１はバーレーンＧＰ（３月２２日）に合わせバーチャルＧＰを実施。現役、ＯＢらがゲーマーと競った。
▼サッカー スペイン１部は２０～２２日に大会を開き、アセンシオ（Ｒマドリード）が優勝。支援金１８万ユーロ（約２１３５万円）が集まった。ドイツは同２８日から１部、２部計２６チームから、プロ選手とスタッフやｅスポーツ選手の２人でチームを組み対戦。
バーチャル・マドリードオープンは、新型コロナウイルスの影響で経済的に困るプレーヤーが続出する問題が懸念されているのを受けて、彼らをはじめCOVID-19に苦しめられている人々への支援を目的として開催されるゲーム大会です。
ゲーム大会と言えども、実況・解説だけでなく、試合ハイライトや勝者へのインタビューまで準備が勧められている本格的なものです。
男女とも優勝賞金（€150,000）が用意されていて、優勝者は獲得賞金からいくら寄付するかを自由に決められるようです。
また、賞金額とは別で€50,000がパンデミック対策に寄付されます。
ちなみに、バーチャル・マドリードオープンで使われるゲームは、PS4版「テニス・ワールドツアー」です。
テニス・ワールドツアーってどんなゲーム？錦織圭がいない？
テニス・ワールドツアーについて何も知らないので調べてみました。笑
プロモーション動画がこちら。
世界的に有名な「トップスピン」シリーズの制作メンバーが開発に携わったという、リアリティを追求したテニスシミュレーションゲーム、らしいです。
ゲームの中には、実世界で活躍するプロテニスプレーヤーが多数登場しますが、ライセンス許可が取られた選手に限られます。
テニス・ワールドツアーに登場するプレーヤー一覧がこちら（順不同）。
- ロジャー・フェデラー
- ラファエル・ナダル（ローランギャロス・エディション）
- ガエル・モンフィス
- スタン・バブリンカ
- ドミニク・ティーム
- ダビド・ゴファン
- ミロシュ・ラオニッチ
- ニック・キリオス
- ルカ・プイユ
- フランシス・ティアフォー
- ジェレミー・シャルディ
- ジョン・イズナー
- カイル・エドマンド
- ロベルト・バウティスタ＝アグー
- グリゴール・ディミトロフ
- アレクサンダー・ズベレフ
- ステファノス・チチパス
- マイケル・モー
- チョン・ヒョン
- カレン・ハチャノフ
- ファビオ・フォニーニ
- リシャール・ガスケ
- タナシ・コキナキス
- エリアス・イーメル
- テイラー・フリッツ
- アンジェリック・ケルバー
- ガルビネ・ムグルッサ
- キャロライン・ウォズニアッキ
- マディソン・キーズ
- ユージェニー・ブシャール
その他、裏キャラ？としてレジェンド枠にマッケンローとアガシがいるようです。2人の能力値は全盛期のものなんでしょうか...？笑
ということで、登録選手に錦織圭はいません！
誰を使ってプレーするのか（同じアジアのチョン・ヒョンでいくのか、ビッグサーブに憧れてコキナキスに手を出すのか笑）、はたまた開発チームが急いで錦織をプレーヤー登録するのか、注目したいと思います。
ちなみに、オリジナルで選手を作る機能もゲーム内に搭載されているようで、こちらを使って錦織を再現する可能性もありますね。
どんなゲームなのかは、YouTube動画で解説されたものがありましたので載せておきます。
バーチャル・マドリードOPの日程
バーチャル・マドリードオープンは4/27(月)から4/30(木)の日程で開催されます。
マドリード時間が基準だとすると、日本との時差は7時間。
その後、スケジュール詳細が発表され、試合は全日程で現地15時（日本時間4/27(月)の22時）から開始です！
4日連続で日本では午後10時からなので、生観戦すると深夜突入は間違いなし。
テニス沼落ちファンにとっては、久々の「平常運転」となりそうですねw
バーチャル・マドリードOPの放送(ネット配信)
テレビ放送はありませんが、無料ネット配信があります。
無料の試合動画はFacebook上で、スペイン語と英語の2ページで配信される模様です。
また、公式サイト上でも同じ動画が埋め込み形式で配信されています。
⇒公式Facebook（英語）
⇒PlayStation España Facebook（スペイン語）
⇒Facebook Gaming（こちらで配信かも？）
Facebook動画は巻き戻して好きなとこから再生も出来るので、見逃しにおすすめです！
また、日本のサービスではWOWOWメンバーズオンデマンドでライブ配信されます。
⇒WOWOW（公式サイト）
（公式サイト）
#錦織圭、#ナダル らが出場！eスポーツ大会の配信が決定！
— WOWOWテニス (@wowowtennis) April 25, 2020
『錦織圭出場！マドリードオープンテニス バーチャルプロ』
4/27(月)～4/30(木)
マドリードオープン主催で行われるeスポーツ大会を、WOWOWメンバーズオンデマンドにてライブ配信！⇒https://t.co/a72w5SIRch#おうち時間 #WOWOW #テニス pic.twitter.com/7edQIz3TSq
バーチャル・マドリードOPの出場選手
バーチャル・マドリードオープンの出場選手一覧です（エントリー順、男女とも16人が参加します）。
モンフィスは、ストリーミングとプラットフォームに対する権利の問題で欠場、代わりにペールが出場します（錦織 vs モンフィスで、リオ五輪の熱戦再現ならず...）。
- アンディ・マレー
- ルカ・プイユ
- ラファエル・ナダル
- ジョン・イズナー
- ダビド・ゴファン
- カレン・ハチャノフ
ガエル・モンフィス- ファビオ・フォニーニ
- アレクサンダー・ズベレフ
- ディエゴ・シュワルツマン
- ダビド・フェレール
- フランシス・ティアフォー
- ドミニク・ティーム
- 錦織圭
- ステファノス・チチパス
- デニス・シャポバロフ
- ブノワ・ペール
- アンジェリック・ケルバー
- カルラ・スアレス ナバロ
- キキ・ベルテンス
- フィオナ・フェロ
- クリスティーナ・ムラデノビッチ
- ユージェニー・ブシャール
- ビクトリア・アザレンカ
- マディソン・キーズ
- エリナ・スビトリナ
- ジョハナ・コンタ
- ベリンダ・ベンチッチ
- ソラナ・シルステア
- ビアンカ・アンドレスク
- カロリーナ・プリスコバ
- ドナ・ベキッチ
- キャロライン・ウォズニアッキ
錦織圭は14人目でエントリーしました！
バーチャル・マドリードOPのドロー
4つのグループに分かれて、各グループの上位2名が準々決勝以降のトーナメントに進出します。
詳細は別記事で、予選ラウンドのグループ分けや各選手の使用プレーヤーなどもまとめています。
ゲーム大会だが賞金も！
前述の通りですが、優勝賞金は15万ユーロ（約1750万円）で、優勝者はその中から自由に寄付金額を決められます。
男女とも15万ユーロの優勝賞金が用意されているので、賞金総額は30万ユーロです。
通常のテニスツアー大会とは違い、その他のラウンドでは賞金は得られないものと思われます。
試合は1セットマッチなのか、基本的にゲームに登録されている選手は本人を使わないといけないのかなど、気になる点が色々ありますが、とにかく開催を心待ちにしましょう！
ゲームカウントが3-3になると、7ポイント先取のタイブレークです。
以上、ムチュア・マドリード・オープン・バーチャル・プロの大会情報についてでした！
