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錦織圭、グランドスラム優勝の可能性と足りないもの3つ

    2017/09/14

こんにちは。

日本にいながら、アンディ・マレーを1番に応援し続けている@mori_ichi_です。

 

そんな変わり者の僕ですが、1テニスファンとして、錦織 圭のことは好きですし、応援もしています。

 

アジア人男子の歴代最高位となる4位を記録し、日本テニス界を牽引し続けている錦織。

27歳になった今(2017年3月時点)でも進化を続けていますが、ビッグタイトルとは無縁です。

※勝手ながら、ここでいうビッグタイトルとは、グランドスラム(テニスの四大大会)とマスターズ(ATPワールドツアー・マスターズ1000)を指しています。

 

本人も重々承知の上で「まずはマスターズ制覇」と意気込んでいますが、果たして錦織はマスターズやグランドスラムのタイトルを獲得できるのでしょうか。

 

今回は、錦織のグランドスラム優勝の可能性と、優勝するために足りないものについて、意見をまとめてみました。

(冒頭の画像の手前部分は、パソコンで「錦織 グランドスラム」とGoogle検索すると先頭に出てきます。下の段、何故この3名で、この順番…?)

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錦織がマスターズで優勝できる可能性は?

まずはマスターズについて。

マスターズ優勝は、時間の問題だと思います。

 

記事執筆時点までで、マスターズの大会で準決勝以上の成績を残した回数は10回。

決勝戦は3回戦って、ラファエル・ナダルに1敗、ノバク・ジョコビッチに2敗。

 

ナダルとの対戦はムチュア・マドリード・オープン2014。

6-2 4-6 0-3の途中棄権で敗れました。

コーチのトニ・ナダルが「我々は勝者にはふさわしくないと思う。錦織のプレーは終始、我々の上をいっていた」と試合後のインタビューで語ったように、錦織の攻撃力がナダルの守備を完全に打ち破っていた試合でした。

第2セット途中で、大会の勝ち上がりの中で限界に近づいていたフィジカル面が、限界を超えてしまい、4-2までリードしていましたが動けなくなって無念の途中棄権。

 

スポーツの世界で ”たられば” はご法度ですが、体が悲鳴を上げなければ、マスターズ初制覇はもう目前でした。

 

あとの2回はいずれも2016年のマイアミ、ロジャーズ・カップでジョコビッチに負けましたが、これから先ジョコビッチが、あの当時よりも強くなることは(今のところ)想像できません。

 

2017年は、マレーに対する苦手意識もなくなりつつある錦織にとって、本当の意味で「勝てない相手はもういない」状態になっていると思います。

体調さえ良ければ、マスターズ制覇は、年内に達成されるのではないでしょうか。

 

錦織がグランドスラムで優勝できる可能性は?

錦織がグランドスラムで優勝する可能性はあると思っています。

体調万全の状態で比較すると、実力はBIG4に全く引けを取りません

 

優勝の可能性が最も高そうな大会も、後ほど理由付きで解説します。

 

さて、オフに「2017年の全仏オープンで、錦織 VS ナダルの決勝戦になる」という予想がアメリカでされていたり、2017年は錦織のクレーでの活躍予想が議論の的となっています。

本人やコーチ陣も全仏を意識してか、4連覇していたメンフィス・オープンを蹴ってまで、南米クレーの大会にエントリーしていました。

 

結果は準優勝と初戦敗退でしたが、不慣れな南米クレーに挑んで色々と課題が出てきたことで、クレーコートシーズンの飛躍に繋がりそうな予感がします。

 

参考までに、2017年3月17日時点までの、各サーフェス別通算成績を載せておきます。

・クレー 64勝26敗(勝率.711)

・グラス 28勝19敗(勝率.596)

・ハード 217勝101敗(勝率.682)

※カーペットは1試合のみなので省いています。

 

通算の勝率を見ると、クレー、ハードで強さを見せていて、グラス(芝)は少し苦手としているのが分かります。

母数は少ないながら、クレーでの勝率が最も高いので、クレーでの活躍予想もうなずけます。

 

それでは続いて、グランドスラム各大会別での優勝の可能性について、触れていきます。

 

錦織は全米優勝の可能性が最も高い!

全豪オープンから順に見ていきましょう。

最高成績はベスト8ですが、2012年からコンスタントに16強以上の成績を残しています。

 

全豪では、シード順などの関係で、準々決勝までに強敵と対決することが多く、今のところ全くドロー運に恵まれていません(2017年も4回戦で、優勝したフェデラーとのフルセットマッチでした)。

 

第16シードとして出場した2014年の4回戦では、第1シードのナダルを相手に6-7(3-7) 5-7 6-7(3-7)の惜敗。

とんでもない攻撃を浴びせ続け、負けはしたものの素晴らしいパフォーマンスでした。

コートやボールとの相性は決して悪くありませんし、ドローに恵まれれば優勝の可能性は十分にありそうです。

 

 

次に全仏オープン

フットワークや読みも良いアグレッシブ・ベースライナーである錦織は、クレーに適性があると評されることも多いです。

 

ただし全仏では、勝ち上がるほどにクレーコーターと呼ばれるクレー巧者との対戦が控えています。

彼らは、短いラリーでポイントを取らせてくれませんし、1試合勝つためにかなりの体力を消耗します。

フィジカルの面で、錦織には少し不安があるように思います。

 

ただし、前述のマドリード・オープンでベスト8(2013年)→準優勝(2014年)→ベスト4(2015年)→ベスト4(2016年)と結果を出しているのは好材料です。

なぜなら、マドリード・オープンと全仏オープンは、どちらも特に球足の遅い大会として有名だからです。

 

(追記)

マドリードはクレーですが、会場の標高が高いため、コメント欄でご指摘いただいたように高速クレーの部類でした。

少し推測が含まれますが、ローマ・マスターズ(BNLイタリア国際)の方が全仏に属性が近そうです。

ローマ・マスターズでの錦織の戦績は、2回戦(2013年)→欠場(2014年)→ベスト8(2015年)→ベスト4(2016年)と向上しており、期待できそうです。

 

最高成績はベスト8(2015年、途中で看板が落ちたツォンガ戦で敗退)ですが、苦手ガスケをはじめとするフランス勢との試合を避けられて、体調万全なら優勝の可能性はあります。

 

 

次にウィンブルドンですが、厳しいように感じます。

年々遅くなってきているとはいえ、全英のグラスコートはサーブの強い選手が圧倒的に有利です。

 

また、以前自身のブログで「芝でのプレーはまだまだ磨くところがありそうです。フットワークが一番難しい…。自分の得意のディフェンスが活きにくいかと。」(2014年頃)と記していたように、自慢のフットワークが生かせない点もネックです。

最高成績もベスト16止まりなので、あまり期待できないと言えます。

 

 

最後に全米オープン

錦織は、全米オープン優勝の可能性が最も高いと思っています。

 

グランドスラムで準決勝以上まで勝ち上がったのは2回で、いずれも全米。

特に、決勝の舞台で試合をした経験は、何にも変えがたい財産です。

 

錦織にとって、全米は相性の良い大会です。

長年ホームグラウンドとして活動を続けているアメリカでの大会で、若干のホームアドバンテージがあるのが一つの強み。

全米特有のうるさい観客や謎の音響(笑)も、全く意に介さない様子だったので、錦織の性格がプラスに働く大会でもあります。

 

そして、なんといってもコート(デコターフ)との相性が抜群なことが、最大の強みです。

 

過去2度の優勝を誇る楽天・ジャパン・オープンでも採用されていることは、多くの方がご存知かと思いますが、何と4連覇を達成したメンフィス・オープンのコートもデコターフです!(先日はじめて知りました)

 

錦織のテニスは、デコターフで最大限に輝きを放ちます。

ブノワ・ペールのような、ややこしい選手と当たらなくて、第4シード以内に入っていれば、間違いなく優勝候補の1人ですし、優勝の可能性は大です。

 

 

さて、ここまで長々と可能性について述べてきました。

ここからは、優勝のために「足りないもの」について3点ほど触れておきます。

 

足りないもの① いろいろな運

いろいろと原因はありますが、一番に「運」が足りません。

 

ここで言う運とはドロー運だけでなく、ドローが悪くても追い風が吹くかどうかも含めての運です。

厳しいドローだと思っていたら、シードダウンが相次いだり対戦相手の棄権などでラクなドローに変わることはよくありますが、錦織の周りではあまり無いような気がします…。

 

他にも、対戦相手のアクシデントという追い風も時々あります。

分かりやすい例は、2014年の全豪オープン。

バブリンカがグランドスラム初制覇を成し遂げましたが、ナダルが試合中に故障し、本来の調子では打てなくなってしまったのが大きかったです。

 

実は、錦織にも同じようなことがありました。

2011年スイス・インドアの準決勝です。

錦織は当時世界ランキング1位のジョコビッチに2-6 7-6 6-0で勝利し、日本のニュースでも「世界1位に勝利」と大々的に報道されていました。

 

これも第2セット途中で右肩の治療を受けるなど、ジョコビッチが万全ではない状態だったのは追い風だったと言えます(とはいえ、アグレッシブに攻め続けた錦織の良いプレーがあったからこその勝利には違いありませんし、錦織も足首に不安があった中でした)。

 

運は、トレーニングや祈祷などで高まるものではないはずですし、皆に平等に与えられるものでもありません。

 

 

繰り返しになりますが、錦織はあまり運に恵まれていない印象です。

実力は十分なだけに、運が味方すればグランドスラム優勝はグッと近づきます。

 

足りないもの② 体調・スタミナを含めたフィジカル面

体調とは主に故障を指します。

錦織は小柄ながら全身をフルに使って、超攻撃的なラリーを展開するスタイルです。

やはり体に相当な負担がかかってしまいますし、改善されてきているとはいえ故障が付き物です。

 

故障さえなければ、あとどれほどのツアー優勝を飾っていたのか分かりません。

 

スタミナ面は、2016年の全米オープンを見て少し心配になりました。

準々決勝のマレーとの死闘を制した錦織でしたが、準決勝のバブリンカ戦の試合中盤から、明らかにスタミナ切れを露呈。

 

厳しいドローだっただけに仕方がない部分は多かったと思いますが、体調・スタミナとも、今後も付いてまわる課題です。

 

足りないもの③ 大舞台での試合経験

グランドスラムのたびに、母国の期待を一身に背負う錦織。

マレーも同じ道を歩んで、何度も何度も跳ね返された辛い過去があります。

 

マレーがグランドスラムの決勝戦で勝ったのは、通算5度目の挑戦時でした。

グランドスラムで優勝するまでに、準優勝4回、ベスト4は6回を数えました。

 

「メンタルが弱いから」とよく言われましたが、他の選手とは取り囲む環境が違いすぎます。

異常とも言えるフォーカスと熱狂ぶりだったイギリスメディアやファンですが、日本の環境にも通じるものがあります。

 


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そんな中で結果を出すのに大切なのは、選手自身が自信をつけること。

つまり大舞台で力を出し切って、結果を残した経験こそが何よりも大切です。

 

マレーの場合、それは自国開催となったロンドン五輪でした。

準決勝でフェデラーがデルポトロと死闘を演じたラッキーもあって、マレーは決勝でフェデラーにストレートの快勝。

オリンピック金メダルの自信は相当なもので、その翌月の全米オープンでグランドスラム初制覇、翌年のウィンブルドンで念願の地元優勝を果たしたのです。

 

錦織もリオ五輪で、国民の期待に応えて堂々の銅メダル。

以前よりもかなり自信を深めているはずですし、マスターズ決勝戦での勝利を経験できると、さらにプラスに作用しそうです。

その時には、全米オープン決勝での苦い経験も糧に、機は熟していると思われます。

 

 

足りない点は以上の3つと考えます。

「サーブは?」と思われるかもしれませんが、錦織の体格を考えれば現状のサーブでほぼ完成形に近いと思います。

以前はサーブもボレーもスマッシュも物足りない部分がありましたが、今ではほぼ解消されています。

技術的な問題よりも、上記の3つの問題の方が大きいのではないでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか。

僕はあくまでマレーが1番なので、熱心な錦織ファンの方々に比べて判断材料となる情報が少ないのは否めないと思いますし、見当外れな予想もあると思います。

 

ただ、客観性には自信があります!

 

客観的に見て、全盛期のダビド・フェレールと同等の強さを、錦織は備えていると思います。

 

※フェレールぅ?と思ったそこのあなた、フェレールを過小評価してはいけません。

ツアー26勝、最高位3位、全仏ファイナリスト、マスターズのタイトルも持っている(マスターズ全てで8強以上、決勝進出以上が7大会)フェレールは、地味ながら常にグランドスラム優勝の可能性のあった、数少ない選手の1人です。(あ、過去形にしてしまった…)

 

 

18歳でデルレイビーチ・オープン優勝という歴史的快挙を達成した錦織も、もう27歳。

これからは年々、体の衰えとも戦いながらのツアーとなる恐れがあります。

ニック・キリオス、アレクサンダー・ズベレフら若手の台頭も避けられません。

 

優勝の可能性はあると言いましたが、できれば早めに達成したいものです。

 

30歳になった錦織が、自国開催の東京オリンピックで金メダル獲得→翌月の全米オープンでグランドスラム初優勝だと、マレーと同じなので非常に親近感が湧きますが、期待するのは酷かもしれませんね…(笑)

 

(追記)

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