5月15日。
1年に1度だけ訪れる、アンディ・マレーの誕生日です。
2017年シーズンは故障や病気が重なりスランプ気味ですが、調子が悪い中でも一生懸命にプレーを続けている姿には胸を打たれます。
(謎のニヤニヤは勘弁ですが...)
今はBNLイタリア国際に向けてローマ入りしているので、現地では日本時間の朝7時、故郷スコットランド(サマータイム中)では同朝8時に、日付が変わります。
30歳の誕生日、おめでとうございます!
祝福の意を込めて、今こそWOWOW追悼CMを捧げたいと思います。
WOWOWが愛を込めて制作する約1分半のCM
このCMによる弊害を度外視すれば、素晴らしい名作CMです。
(テニスファンの方々は見たことがあると思いますが)じっくりとご覧ください。
【CM内文字抜粋】
すべてのボールを全力で追いかけた
強敵(ライバル)たちの背中を見失わないように
不屈の男 アンディ・マレー
登っても登っても届かなかった
あの山の頂へ
「SO MANY TIMES!!!」
(全豪オープンテニス 5度の決勝敗退)
彼らがいなければ
もっと勝てただろう
しかし
彼らがいなければ
ここまで強くなれただろうか?
(206.11.7 悲願の世界ランキング1位)
ライバルたちの壁を越えて
「この世代のテニスの一翼が担えて幸せだよ
フェデラー ナダル ジョコビッチ
彼らと戦う経験が僕をより強くしてくれるからね」
(悲願の全豪初制覇へ)
WOWOWのCM=追悼CMと揶揄される理由
感動的なドキュメンタリー調のCMであるにも関わらず、目にした時には背筋が凍りつきました。
追悼CMと揶揄される理由になるのですが、作られた選手がその大会で勝てない+故障などのトラブルに見舞われてしまうからです。
現在Youtubeに上がっているWOWOWのCMは、マレーを含めて3点2点。
【全仏2016 ラファエル・ナダルのCM】
※削除されました、見つかり次第再アップします。
【ウィンブルドン2016 ロジャー・フェデラーのCM】
全仏2016のナダルは、手首の負傷で3回戦敗退(試合前棄権)...。
全英2016のフェデラーは、ミロシュ・ラオニッチに敗れ準決勝敗退。
試合終盤で転倒してしまい、左膝を痛めて残りのシーズンを全休することに...。
そしてマレーも続いてしまいました。
ミーシャ・ズベレフに敗れて4回戦敗退、その後は帯状疱疹やら右肘やらで、散々なことになっています...。
作られると呪われる...恐ろしいWOWOW追悼CMのジンクスです。
WOWOW追悼CMの中にマレー不調のヒントが!?
全豪オープン2017以来、ドバイこそ優勝したものの、不本意なシーズンとなっているマレー。
ここまで15勝5敗と不調の原因が、追悼CMのテロップに隠されていました。
この世代のテニスの一翼が担えて幸せだよ
フェデラー ナダル ジョコビッチ
彼らと戦う経験が僕をより強くしてくれるからね
今年は彼らと戦う経験が、年始のカタール・エクソンモービル・オープン決勝でジョコビッチに敗れた試合しかありません。
気になったので、過去のマドリード・オープン終了時点での、BIG3との対戦数を調べてみました(DJ=ジョコビッチ、NAD=ナダル、FED=フェデラー)。
2017年:1(DJ×1)
2016年:4(DJ×2 NAD×2)
2015年:4(DJ×3 NAD×1)
2014年:2(DJ×1 FED×1)
2013年:2(DJ×1 FED×1)
2012年:5(DJ×3 NAD×1 FED×1)
2011年:2(DJ×1 NAD×1)
2010年:2(NAD×1 FED×1)
2009年:6(DJ×1 NAD×3 FED×2)
2008年:2(DJ×1 FED×1)
マドリード終了時点で3人全員と対戦したのは、過去に2度だけでした。
対戦数が2の年も多いので、あんまり関係がなさそうな気はしますが...今のマレーにはBIG3との対戦、中でもクレーでのナダルとの対戦が必要です。
先のバルセロナ・オープンで、ドミニク・ティームが良いパフォーマンスを引き出してくれたように、ナダルとの対戦はマレーにとってプラスに働くはずです。
ローマ・マスターズでBIG3と対戦するための条件は、決勝進出です。
簡単ではありませんが、30歳で迎える初大会、好結果を期待して...
Let's Go Andy!!
P.S.
WOWOWの別のCM(15秒ver.) 一瞬だけですが、マレーのジャックナイフ気味バックハンド、素敵です。