グランドスラムジュニア優勝後の活躍ランキング|望月慎太郎は錦織圭超えでBIG4に近づけるのか

グランドスラム・ジュニアの部で優勝した選手が、プロ転向後にどれくらい活躍しているかをランキング形式でまとめています。

望月慎太郎が2019年のウィンブルドンで見事優勝。プロ転向後の錦織圭超えにも期待がかかりますが、難易度の高すぎる錦織超え、そしてBIG4の域に辿り着けるのかどうか。

過去のグランドスラム優勝者一覧なども紹介しながら解説しています。

グランドスラムジュニア過去の優勝者

グランドスラム・ジュニアの部で過去に優勝した選手の一覧表です(1998年以降)。

古くは、ボルグ、レンドル、エドベリら名選手たちもジュニアで優勝していました(3人とも共通で優勝したのがウィンブルドン)。

特にエドベリは、17歳の時にジュニアの部で年間グランドスラムを達成するなど、若い頃から非凡だったようです。

 本来ウィンブルドンは全英ではありませんが、見栄えの都合上、全英と表記しています。
全豪全仏全英全米
1998Jeanpierreゴンサレスフェデラーナルバンディアン
1999プレスコリアメルツァーニエミネン
2000ロディックマチューマウーロディック
2001ティプサレビッチCuadradoValentミュラー
2002MorelガスケReidガスケ
2003バグダティスバブリンカMergeaツォンガ
2004モンフィスモンフィスモンフィスマレー
2005ヤングチリッチシャルディスウィーティング
2006Sidorenkoクーリザンデ バッカーLojda
2007KleinIgnatikヤングベランキス
2008トミックYangディミトロフディミトロフ
2009BhambriBertaクズネツォフトミック
2010FernandesVelottiフチョビッチソック
2011ベセリFratangeloSavilleGolding
2012SavilleCoppejansPeliwoPeliwo
2013キリオスガリンQuinziチョリッチ
2014ズベレフルブレフルビンJasika
2015Safiullinポールオペルカフリッツ
2016AndersonBlanca
-neaux
シャポバロフオジェ=アリアシム
2017Pirosポピリンダビドビッチフォキナウー・イービン
2018Kordaツェン・チュンシンツェン・チュンシンWild
2019MusettiRune望月慎太郎

グランドスラムジュニア優勝者のプロ成績ランキング

グランドスラム・ジュニアの部で優勝した選手の、プロ転向後の成績をランキングにしています。

集計対象は、ロジャー・フェデラーがウィンブルドンで優勝した1998年以降。

世界ランキング最高位の順番で、最高位が同じ場合にはグランドスラム優勝回数、それも同じならツアー優勝回数で並べています。それでも同じなら古い順...

選手名ジュニア優勝ランキンググランドスラムツアー優勝
フェデラー全英19981位20102
マレー全米20041位345
ロディック全豪2000
全米2000
1位132
バブリンカ全仏20033位316
チリッチ全仏20053位118
ナルバンディアン全米19983位011
ズベレフ全豪20143位011
コリア全仏19993位09
ディミトロフ全英2008
全米2008
3位08
ツォンガ全米20035位017
ゴンサレス全仏19985位011
モンフィス全豪2004
全仏2004
全英2004
6位08
ガスケ全仏2002
全米2002
7位015
メルツァー全英19998位05
ティプサレビッチ全豪20018位04
バグダティス全豪20038位04
ソック全米20108位04
参考:錦織圭なし4位012

1998年以降、グランドスラムジュニアで優勝後、男子テニスのATPランキングでTOP10入りをしたのは上表の17名。

全仏1998のゴンサレスから全豪2014のズベレフまでに優勝したのは合計56名なので、その期間中に優勝した選手は30.4%がTOP10入りを果たしたことになります(ズベレフ以降、TOP10プレーヤーはまだ現れず)。

 

最近の選手だと、キリオス(全豪2013)、チョリッチ(全米2013)、オペルカ(全英2015)、フリッツ(全米2015)、シャポバロフ(全英2016)、オジェ=アリアシム(全米2016)などもTOP10入りが期待されます。

上表を見ると、ロディック、ディミトロフ、ガスケ、モンフィスのように複数回GSジュニアで優勝すればプロでも活躍できるように感じますが、2012年に全英・全米優勝のFilip Peliwoは25歳時点でキャリア最高位161位、全英・全豪優勝のSavilleも25歳時点でキャリア最高位152位と振るいません。

 

プロで活躍するような選手はジュニア時代から良い成績を残しているケースが多いものの、逆は必ずしも成り立たないのが分かります。

ナダルとジョコビッチのジュニア戦績は?

BIG4のうちフェデラーとマレーは優勝者に名前がありましたが、無かったのがジョコビッチとナダル。

2人はジュニア時代の成績が思わしくなかったのかというと...そうではなくてプロ転向が早かっただけの話でした。

 

ナダルのプロ転向はなんと15歳。

2002年4月29日には、15歳10ヶ月ながらATPツアーの試合で勝利するという離れ業を記録しています(16歳未満でATPツアーの試合に勝利するのは9人目)。

全仏オープン2005に19歳という若さで優勝するなど、その後の活躍はご存知の通りなので割愛します。

ちなみに、18歳のうちに世界ランキング3位を記録していました。異常です。

 

ジョコビッチは2003年にプロ転向(15歳 or 16歳)、2003年はフューチャーズ参戦のみでしたが、翌2004年にはチャレンジャー大会にも出場。

ハンガリーのブダペストで開催されたチャレンジャー大会の試合で初勝利を挙げると、17歳になる直前にそのまま優勝を果たしました(16歳でチャレンジャー優勝)。同年9月にはATPツアーの試合でプロ初勝利。

 

2005年はグランドスラム4大会全てに出場、ウィンブルドンと全米オープンでは3回戦進出を決めるなどして年末ランキングで78位まで上がると、20歳になった2007年には世界ランキング3位を記録しました。

 

ナダルはチャレンジャー2勝・フューチャーズ6勝、ジョコビッチもチャレンジャー3勝・フューチャーズ3勝止まりですが、参戦していた年齢や期間を考えると驚異的と言えます(特にナダル)。

 

錦織超えはツアー優勝、ランキングともに至難の業

最後に、錦織超えを期待されている望月慎太郎ですが...錦織圭の成績を超えるのは至難の業です。

 

17歳でプロ転向、18歳でATPツアー初優勝というスピード記録。これだけでも塗り替えるのは簡単ではありません。

現に、錦織が達成した2008年以降で、18歳でのツアー優勝者は現れていません。

 

他にも、ATPランキング最高位4位、グランドスラム決勝進出、ツアー優勝12回、楽天オープン優勝2回、ツアーファイナル出場4回、オリンピック銅メダルなど、錦織が残してきた成績は歴史的なものばかり。

 

ということで、錦織超えは至難の業ですが、望月慎太郎がジュニア成績で錦織をはじめ日本男子選手の歴代記録を軒並み更新しているのも事実です。

まずは16歳でプロ転向して、錦織超えを1つ追加してくれればと思います。笑

 

男子テニス選手の寿命は伸びてきているので、錦織圭と望月慎太郎が2人ともグランドスラムにシード選手として出場...なんて快挙が見られるといいなと思っています。欲張りすぎ?

 

以上、グランドスラム・ジュニアの部で優勝した選手が、プロ転向後にどれくらい活躍しているかについて(+α)でした!