アンディ・マレーがネイチャー・バレー国際(イーストボーン)1回戦でバブリンカに快勝し、記念すべきATPツアー復帰後初勝利をあげました!
6-1 6-3、1時間17分での決着でした!
この瞬間をどれほど待ちわびたことでしょう。
相手がランキング225位まで落ちてしまっているバブリンカなので少し複雑な気分ではありますが...アンディの復活を今は喜びたいと思います。
去年の全仏SFカードが初戦って...第1セットはあっさりマレーが先取
ドロー見てビックリしましたよね。
ワイルドカード同士が初戦で当たるのは別段おかしくないのですが、その両者が1年ちょっと前に全仏オープンの準決勝で対戦した2人って...。
156位 vs 225位なので仕方ないんですが、当然ながら試合内容はランキングに似合わないハイレベルなものでした。
試合は基本的にはアンディペースで進行。
バブリンカのファーストサーブは入れば強力すぎますし、基本的には「ごめんなさい」だろうなと思って見てましたが...なんてことはありません。
何とか返球ではなくて、なんとリターンから攻めていました!
アンディ、リハビリと偽ってずーっとサーブとリターンの練習してたんじゃ…
ってくらい精度が高い。
特にリターン。って思ったけど、元々アンディのリターンは凄いんだった。
忘れてただけ。— mori_ichi_ (@mori_ichi_) 2018年6月25日
完全に忘れていました。ツアー屈指のリターン力こそがアンディの武器ですよね!
(試合を通じてのバブリンカサーブのポインツウォンを1st 53%、2nd 48%と抑え込んでおり、圧巻の出来でした)
ロングラリーになると、戻ってきた鉄壁のディフェンスによってバブリンカのアンフォーストエラーが増える一方。
理想的な展開で、第1セットはブレイクポイントを与えることなく先取しました。
第2セットも勢いのまま押し切れるか...!?
ブレイクポイントの数では上回られるも、持ち前の粘り強さが本領発揮
勢いそのままに、先にブレイクに成功したのはアンディ。
随所でネットプレーも取り入れ、バブリンカのペースでストロークをさせませんでした(思いっきりキレイにパスもされてましたが)。
最大のピンチは、ゲームカウント4-3・アンディサーブ。
15-30のラリー中に飛んできたライン際の打球に対して、プレーを中断してアウトだと主張したアンディ。
「チャレンジ!」と自信みなぎる発声が頼もしく、ウキウキしたのも束の間。
まさかのイン判定...。
おまけに続く15-40で放ったスライスサーブはエースにも見えましたが惜しくもフォルト判定。
エースだと確信していたのかガッツポーズまで作って小走りだったアンディは思わず苦笑い。会場も苦笑い...。
こういう天然なところがたまりませんね!笑
「このポイントこそチャレンジじゃないの!?」と思いましたが、このゲームで握られた4度のブレイクポイントをことごとくセーブしたアンディ。
そうです。いつだって追い詰められて逆境になってからが本領発揮なのでした。
久々すぎてヒヤヒヤしながら「らしくない観戦」になった方もいたのではないでしょうか?笑
最終ゲームでもブレイクに成功したアンディが、バブリンカ相手に圧巻のプレーで勝利しました。
バブリンカはダブルフォルトで試合終了だったように、あまりリズムに乗れないまま敗退となってしまいました...。
あの力強いストロークがコート内に収まれば驚異です。
ウィンブルドンでは期待したいと思います(早いラウンドで当たりませんように)。
マレーの復活を確信!らしさ全開で魅せたプレーの数々
クイーンズクラブでのキリオス戦では「思っていたよりも動けている!」と喜びましたが、今回は違います。
明らかに、アンディの状態は100%に近いものになっています!(少なくとも1回戦を見た限りでは)
このパッシングショットなんか、もう涙無しでは見られないです...。
It's good to have you back, @andy_murray 😊#NatureValleyInternational pic.twitter.com/JTDup7McdZ
— Tennis TV (@TennisTV) 2018年6月25日
(とか言いつつ、これ見た直後に寝落ちしましたが)
高次元のリターン、相手が嫌がるフットワークと打球判断、逆境での粘り強さ、ファーストの入らなさ、不可解なチャレンジ、勝利後の手足が連動する乙女チックなガッツポーズ...。
もう「これぞアンディ!」のオンパレードで、嬉しすぎて朝起きた瞬間からハイな状態です。笑
きっとアンディファンなら同じ気持ちですよね!?
次なる相手は同胞であり、アンディ不在中に一気にランキングを上げてイギリス一番手として活躍する18位のカイル・エドマンド。
あの頼りなくって荒っぽさ全開だったカイルが、安定したスライスと強打のストロークで頑張っている姿を見るのは感慨深いですね..。
たぶんテニス通の方ならお気づきでしょうが、バブリンカに続いてカイルも(なぜか)芝適性が低いプレーヤー。
だからと言って簡単な試合にはならないと思いますが、2人とも得意のバックハンドスライス合戦で、ロングラリーを盛り上げて欲しいなと思います!
もしアンディに勝つようなことがあったら、その勢いでツアー初優勝まで突っ走ってください!笑
今日はアンディのテニスが復活してくれた喜びをかみしめて過ごしましょう!
そして、カイルとの一戦も良い試合になりますように!
アクシデントなく無事試合を終えられますように!
Let's Go Andy!!