アンディ・マレーがついにドバイのタイトルを獲得し、今季初優勝を飾りました!
この優勝で、ツアー勝利数を45に伸ばしました。
来週からの「春の祭典」に向けて、好発進です!
両者とも最悪の立ち上がり、どちらが先に抜け出すか
決勝戦の相手はフェルナンド・ベルダスコ。
厳しいドローを勝ち上がってきており、約1年ぶりのツアー優勝を目指しています。
マレーサーブから始まったこの試合、サーブの調子がキーになると考えていましたが...
開始早々、ブレイクを許してしまいます。
一方のベルダスコも不安定な立ち上がり、すぐにブレイクバックを許してしまい、マレーが追いつきます。
追いついたのも束の間、またもブレイクされてゲームカウント1-2...。
決勝戦ですが両者とも精彩を欠く内容で、試合がどう転ぶのか予測不能です。
さすがの修正能力を見せつけたマレー
ナンバー1として、プレーを引き締めたいマレー。
セット中盤に差し掛かったあたりから、本来のパフォーマンスを取り戻します。
特にストローク面で、優位を保ち続けました。
攻め急いでアンフォーストエラーを量産するベルダスコに対して、マレーは落ち着いた試合運び。
ベルダスコは途中で足のマッサージを受けるなど、疲労も溜まっていた中での試合だったようです。
最終スコアは6-3 6-2、試合時間は1時間13分と、あっさりした決勝戦となりました。
客観的に見ると、決勝戦としては物足りない内容でしたが、マレーが見事に初優勝を飾りました!
【マレー VS ベルダスコのハイライト動画】
500ポイント獲得で、2位ジョコビッチとの差を広げる
マレーがドバイで優勝、ジョコビッチがアカプルコで準々決勝敗退となり、ポイントは次のようになりました。
(大会開始時)
マレー:11,540ポイント
ジョコビッチ:9,825ポイント
↓
マレー:12,040ポイント(+500)
ジョコビッチ:9,825ポイント(±0)
ジョコビッチは昨年のドバイでも準々決勝敗退(目の感染症で棄権)だったので、ポイントは変わらず。
マレーは昨年ATP500に出場していなかった(デビスカップ1回戦で日本と戦っていました)ので、まるまる500ポイント加算となりました。
次のマスターズ連戦も、ジョコビッチは各大会優勝で1,000ポイントを守るのに対し、マレーが守るポイントは各45ポイント(ともに2回戦敗退)。
ただし、マレーには初夏から、守るポイントが非常に多い過酷なツアーが待ち構えているので、今のうちに差を広げておきたいところです。
シーズン中盤からジョコビッチが本来のパフォーマンスを復活させる恐れもあるため、気を引き締めていきたいものです。
まずは、相性最悪のBNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ)で、一つでも多くの勝利をあげましょう!
ドバイからインディアンウェルズへ、せわしないフライトでの移動となってしまいますが、疲れをケアできて体調が整いますように...。
Congratulations Andy!!