毎年1月中旬から開催される、1年ではじめのグランドスラム(四大大会)である全豪オープン2018のドロー・オッズ・優勝候補などについてまとめています。
(まだ発表されていない箇所については、随時更新の予定です)
昨年の全豪オープンはロジャー・フェデラーが完全復活を印象付ける優勝、ラファエル・ナダルも復活の準優勝と、2強のカムバックが世界中の注目を集めました。
一方、アンディ・マレーやノバク・ジョコビッチ、アレクサンダー・ズベレフが相次いで早期敗退するなど、波乱の幕開けとなった大会でもありました。
他には、デニス・イストミンがジョコビッチを破った後も快進撃を続けたりしていましたね。
昨年(一昨年)の全豪関係の記事については、下の記事一覧からチェックしてみてください。
長期離脱からの復帰組も参加する今大会、一体どんなドラマが生まれるのでしょうか。
全豪オープン2018のシード獲得選手
ドロー発表前の段階で、欠場を発表しているシード圏内の選手は、マレーと錦織の2人。
2人分繰り上げになるため、33位と34位の選手がシード選手になります。
【全豪オープン2018 シード獲得選手】
- ラファエル・ナダル
- ロジャー・フェデラー
- グリゴール・ディミトロフ
- アレクサンダー・ズベレフ
- ドミニク・ティーム
- マリン・チリッチ
- ダビド・ゴファン
- ジャック・ソック
- スタン・バブリンカ
- パブロ・カレーニョ・ブスタ
- ケビン・アンダーソン
- ファン・マルティン・デルポトロ
- サム・クエリー
- ノバク・ジョコビッチ
- ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
- ジョン・イズナー
- ニック・キリオス
- ルカ・プイユ
- トマーシュ・ベルディヒ
- ロベルト・バウティスタ・アグー
- アルベルト・ラモス・ビニョラス
- ミロシュ・ラオニッチ
- ジル・ミュラー
- ディエゴ・シュワルツマン
- ファビオ・フォニーニ
- アドリアン・マナリノ
- フィリップ・コールシュライバー
- ダミアー・ジュムホール
- リシャール・ガスケ
- アンドレイ・ルブレフ
- パブロ・クエバス
- ミーシャ・ズベレフ
第14シード・ジョコビッチ、第19シード・ベルディヒ、第22シード・ラオニッチ...。
落ち着かないシード順となっており、各選手の状態が気になります。
全豪オープン2018のドロー(メインドロー発表!)
メインドローが、現地時間11日(木)19時=日本時間17時より、発表されました!
予選勝者+ラッキールーザーも反映させたメインドロー(試合前棄権がいなければ確定)は次の通りです。
トップハーフ
ボトムハーフ
全豪オープン2018の優勝オッズ
オッズとは、賭け金に対する返戻金の倍率のことです。
オッズが2.0の選手に100円賭けて当たると200円になって返ってくる、といった感じです。
代表格のwilliamhill.comで、ドロー発表前のものが公開されています。
(williamhill.com ドロー発表前1/10時点)
1位:フェデラー 2.63
2位:ナダル 5.00
2位:ジョコビッチ 5.00
4位:ディミトロフ 10.00
4位:ズベレフ 10.00
6位:デルポトロ 16.00
6位:キリオス 16.00
8位:ゴファン 18.00
9位:ティーム 28.00
9位:バブリンカ 28.00
11位:チリッチ 33.00
12位:ラオニッチ 40.00
13位:ソック 66.00
13位:アンダーソン 66.00
15位:シャポバロフ 80.00
16位:モンフィス 100.00
16位:プイユ 100.00
16位:ツォンガ 100.00
16位:ルブレフ 100.00
やはりフェデラーの優勝予想が最も多い中、ジョコビッチがナダルと並んで2位の予想です。
怪我からのカムバックで状態が未知数ですが、全豪との相性を買っての予想でしょうか。
他には、デルポトロとキリオスがシード順よりもかなり上の予想となっており、クレーで強さを見せるティームはオッズでは低迷しています。
ドロー発表後のオッズ変動については、別記事でまとめています。
全豪オープン2018の展望・優勝候補は...
優勝候補筆頭がフェデラーなのは疑う余地がないとして...
誰がフェデラーを倒せるのか、について。
フェデラーを倒すには、自身のサービスゲームはしっかりとキープを続けつつ、フェデラーのサービスゲームでのワンチャンをモノにできる勝負強さが必要です。
昨年から進化を続けている、テンポの速すぎるフェデラーとストロークで互角に渡り合うのは困難となっており、速いサーフェスが予想される全豪では特にサービスの出来が重要となりそうです。
期待できそうな選手に、ズベレフ、キリオス、デルポトロの3名を挙げます。
(ディミトロフも昨年の全豪のパフォーマンス(vsナダル戦)が出せれば十分に可能性がありますし、ゴファンもツアーファイナル2017でのアグレッシブなプレーが継続できれば優勝まっしぐらでしょうが、割愛します)
個人的には、ズベレフかキリオスに上位進出、できれば優勝を果たしてもらって「2018年は俺の年だ」と高らかに宣言して欲しいなと思っています。
ズベレフはホップマンカップで破れたフェデラーに雪辱を果たせるかどうか。その前に勝ち上がれるかですが
キリオスは、ブリスベン国際を制した勢いのまま地元で躍動できるか。テーピングを施した左膝の状態が気がかりではあります。
デルポトロは、スライスを織り交ぜた円熟テニスに、フォアの強打が合わされば驚異です。(ライブランキングで)久々にTOP10入りを果たしているのに加え、20歳にしてグランドスラム制覇を達成した底力はまだまだ健在なので、ドロー次第では一気に優勝候補に躍り出ます。
ナダルとジョコビッチは、万全であれば優勝候補ですが...。
ナダルは直前のエキシビション(クーヨン・クラシック)でガスケに敗れるなど、全豪までに状態を上げていけるかが注目されます。
ジョコビッチは全豪のプレクシクッションで息を吹き返せるかどうか。絶対的王者の支配的なテニスをもう一度見たいものです。(追記)エキシビションでティームに6-1 6-4の快勝。新しいアシックスのシューズとサービスフォームと共に、気持ち新たに全豪入りできそうです。
色々言いましたが、いつも何故かあまり注目されないバブリンカが大穴で来たりして...
全豪オープン2018は、1月15日(月)に開幕します!(予選は10日(水)開幕)