全豪オープン2017は大会12日目に、準決勝のもう1試合が行われました。

 

決勝でロジャー・フェデラーと戦うのは、ラファエル・ナダルなのか、グリゴール・ディミトロフなのか。

試合が始まるやいなや、レベルの高いラリー戦が繰り広げられました!

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復活したナダル VS 進化したディミトロフ

ナダルは(植毛もして)完全復活した状態です。

守りの鉄壁さは言うまでもなく、フォアハンドの逆クロスも威力十分。

決して諦めずにコートを縦横無尽に走り回る様子は、かつての勢いがあった頃のナダルそのものです。

 

対するディミトロフも絶好調です。

オフのハードトレーニングが実を結んでいるようで、昨年のチャイナ・オープン決勝マレー戦で観た時よりも、一段と安定感があります。

 

2014年のウィンブルドン準々決勝でマレーを6-1 7-6(7-4) 6-2で破って4強入りして以来の準決勝の舞台ですが、当時よりもテニスの質は上がっています。

バックのスライスは深めに返球され、フットワークの良さは相変わらず、難しいボールでもミスをしにくくなっています。

攻める時は、スピードのあるショットやライジングショットで崩して一気にネットに詰めることも出来て、戦術面の充実がうかがえます。

 

シーソーゲームとなった1戦は、全体的には攻めるディミトロフ、守るナダルの攻防。

実力が拮抗していて、ほんの僅かな差でどちらがセットを取るかが決まる、緊迫した展開が続きました。

 

サーブではディミトロフ優勢、ラリーの主導権もディミトロフです。

しかし、ナダルの13度を上回る16度のブレイクポイントを握りながら、4度(25%)しかブレイクできませんでした(ナダルは5/13で38%)。

第4セットのタイブレークは、お互い1度もブレイクチャンスのないまま突入。

 

最終セットも4-3までお互いにキープし合いますが、先にチャンスが訪れたのはディミトロフ。

第8ゲームのナダルサーブでダブルブレイクポイントがありましたが、ここをナダルが見事に切り抜けて4-4とすると、次の第9ゲームでディミトロフにミスが出て、ナダルがこのセット初のブレイクに成功します。

 

第10ゲームでもマッチポイントを凌いで食らいつくディミトロフでしたが、そのままリードを守りきったナダルが勝利し、決勝進出を決めました。

最終スコアは6-3 5-7 7-6(7-5) 6-7(4-7) 6-4、トータルポインツウォンは186対179という大接戦でした。

試合時間は今大会最長の4時間56分です。

 

【ナダル VS ディミトロフのハイライト動画】

 

決勝はフェデラー VS ナダル!過去の対戦成績など

ナダルの勝利で、決勝はフェデラー VS ナダルとなりました!

 

この対戦カードはナダルから見て23勝11敗と、ナダルが大きく勝ち越しています。

しかし、この中にはクレーでの対戦成績である13勝2敗が含まれていますので、クレー以外では10勝9敗とほぼ互角です。

 

ただし、インドアハードと芝でフェデラーが勝てているだけで、屋外ハードではナダルの8勝2敗

そのうち、過去に全豪で対戦した3試合は、いずれもナダルが勝利しています。

(2009全豪・決勝)7-5 3-6 7-6(7-3) 3-6 6-2

(2012全豪・準決勝)6-7(5-7) 6-2 7-6(7-5) 6-4

(2014全豪・準決勝)7-6(7-4) 6-3 6-3

 

グランドスラムの決勝の舞台での対戦は、2011年全仏オープン以来で、この時もナダルが7-5 7-6(7-3) 5-7 6-1で勝利しました。

 

両者は、昨年のスイス・インドア決勝でフェデラーが6-3 5-7 6-3で勝って以来の対戦です。

 

対戦成績だけだとナダル有利かという内容ですが、これまでの試合時間はナダルが18時間59分、フェデラーが13時間40分。

そしてフェデラーの方が休みが1日多い日程です。

 

このあたりが決勝にどう影響するのでしょうか...。

 

2人のベストマッチは伝説の2008年ウィンブルドン

昔からのテニスファンなら絶対に忘れてはいないであろう、2008年のウィンブルドン決勝。

最終セット9-7での決着が惜しくて「どうして日没サスペンデッドにしなかったのか」という声があちこちから自然と出てきていたのが懐かしいです。

 

もしも当時のことを知らない方は、観ておいた方がいいです。

10年以上テニスをじっくりと観てきましたが、この試合を超える試合はまだありません

 

【フェデラー VS ナダルのウィンブルドン2008決勝戦ハイライト動画】

 

第1セット第3ゲームにフェデラーを襲った、まさかのイレギュラーバウンド。

サーブのバウンド後の速度が前年よりも相当遅くなっていると紹介するCGデータ(WOWOW)。

そして、ナダルに全仏以外のグランドスラム初タイトルをもたらすことになった4時間48分のロングマッチ。

 

試合が終わった時には外が明るくなっていたのも含めて、この時のことは今でも鮮明に覚えています。

同じように試合終了まで見ていた方も多いのではないでしょうか。

 

こんな試合を期待するのは酷かもしれませんが、両者とも万全の状態で決勝を戦って欲しいものです。

 

2017年の全豪オープンは、開幕時には誰も予想しなかったであろうフェデラー VS ナダルが決勝で実現することとなりました!

 

ロッド・レーバー・アリーナで、日本時間 29日 17時30分から試合開始予定です!!

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