ウィンブルドン2017が終了し、ランキングに変動がありました。
優勝したロジャ・フェデラーが一気に3位になり、ラファエル・ナダルやノバク・ジョコビッチは1位奪還の可能性がありましたが、それぞれ2位、4位となっています。
1位:アンディ・マレー 7,750ポイント
2位:ラファエル・ナダル 7,465ポイント
3位:ロジャー・フェデラー 6,545ポイント
4位:ノバク・ジョコビッチ 6,325ポイント
5位:スタン・バブリンカ 6,140ポイント
6位:マリン・チリッチ 5,075ポイント
7位:ドミニク・ティーム 4,030ポイント
8位:錦織 圭 3,740ポイント
昨年準優勝だったミロシュ・ラオニッチがポイントを失い、9位転落(3,310ポイント)となっています。
1位マレーと2位ナダルとの差は、わずかに285ポイント。
マレーは何とか1位に留まっていますが、ナダルやフェデラーの結果次第では8月中旬にも2位以下になる可能性があります...。
ウィンブルドン〜全米オープンの間に行われる大会一覧
ウィンブルドン2017が終わって6週間後に始まる全米オープン2017。
それまでに開催される大会は以下の通りです。
(7/17〜7/23)
スウェーデン・オープン(ATP250)
ホール・オブ・フェイム・テニス選手権(ATP250)
クロアチア・オープン・ウマグ(ATP250)
(7/24〜7/30)
アトランタ・オープン(ATP250)
スイス・オープン・グシュタード(ATP250)
ドイツテニス選手権(ATP500)
(7/31〜8/5、6)
ゼネラリ・オープン(ATP250)
メキシコ・ロス・カポス・オープン(ATP250)
シティ・オープン(ATP500)
(8/7〜8/13)
ロジャーズ・カップ(ATPマスターズ1000)
(8/13〜8/20)
ウェスタン&サザン・オープン(ATPマスターズ1000)
(8/20〜8/26)
ウィンストン・セーレム・オープン(ATP250)
そして、8/28から全米オープン2017が開催されます。
失効ポイントが(殆ど)ないナダルとフェデラー
8月2週目、3週目に行われる連続マスターズ1000で、大きくポイントが動くこととなります。
全米オープン前に全てのポイントを失効したと仮定すると、ポイントは次のようになります(3,000ポイント以上の9選手)。
()内は現在からの失効ポイント数
アンディ・マレー 7,150ポイント(-600)
ラファエル・ナダル 7,375ポイント(-90)
ロジャー・フェデラー 6,545ポイント
ノバク・ジョコビッチ 5,325ポイント(-1,000)
スタン・バブリンカ 5,690ポイント(-450)
マリン・チリッチ 4,065ポイント(-1,010)
ドミニク・ティーム 3,840ポイント(-190)
錦織 圭 3,050ポイント(-690)
アレクサンダー・ズベレフ 3,050ポイント
見ての通り、ロジャーズ・カップ決勝進出のジョコビッチ、錦織と、ウェスタン&サザン・オープンで決勝進出のマレー、チリッチが大きくポイントを失います。
それに対して、ナダルはロジャーズ・カップ3回戦敗退、フェデラーは全休だったので、ポイント加算が期待できます。
全米オープン開幕までに、1位がナダルかフェデラーに変わっている可能性は大いにある状況です。
マレーは臀部治療の専門家を訪ねスイスへ
サム・クエリーとの準々決勝に敗れたマレーは、痛みで歩き方がおかしくなっていました...。
そんな長らく苦しめられている臀部の不調をどうにかするため、臀部治療のスペシャリストのいるスイスを訪ねています。
出場意向を示しているロジャーズ・カップ(昨年は出ませんでした)、そして全米オープンに向けて、今のうちに原因究明といきたいところです。
結果次第では、ビッグトーナメントの欠場&1位陥落もある状況ですが、ランキングはいつかは落ちてしまうもの。
昨年のクレー後半からの快進撃の代償だと考えれば、今シーズンの不調は仕方がないですし、彼のこれまでの頑張りを讃えることが先ではないでしょうか。
未だに「王者マレー」という表記を見ると、お尻がむず痒くなるような感覚に襲われます。
もうすぐ1位在位期間が40週(現在37週)に到達し、これは歴代14位タイの記録となります。
もう十分頑張ったと思いますし、夢をたくさん見させてもらえました。
アンディ、本当に本当にありがとう!!
お尻のむず痒さが痛みに変わったら、僕もスイス行きを考えます。