こんにちは、@mori_ichi_です。
京都は祇園祭・先祭(さきまつり)の山鉾巡行も終わり、いよいよ梅雨も明けて夏本番といった感じです!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、辛うじて1位をキープしているものの病気や怪我に苦しんでいる2017年のアンディ・マレー。
昨年同様、ウィンブルドン終了までを勝手に「前半戦」と定義し、前半戦まとめ記事を書いてみました。
もう開幕してから半年以上が経ったとは、月日の流れは早いものですね...。
マレーの前半戦成績:25勝10敗(勝率71.4%)
2017年マレーの前半戦成績は25勝10敗(勝率71.4%)。
ちなみに2016年は40勝6敗(勝率87%)でした。
出場大会数は(デビスカップを含め)10→11と増加したものの、早いラウンドでの敗退が影響して、こなした試合数が46→35と激減です。
これだけでもいかに今シーズン不振を極めているかが分かりますね...。
2017年に負けた相手は以下の通り。
ノバク・ジョコビッチ×1
ミーシャ・ズベレフ×1
バセク・ポスピシル×1
アルベルト・ラモス・ビニョラス×1
ドミニク・ティーム×1
ボルナ・チョリッチ×1
ファビオ・フォニーニ×1
スタン・バブリンカ×1
ジョーダン・トンプソン×1
サム・クエリー×1
アグレッシブなテニスに見事にやられています。
2016年は6敗のうち半分の3敗が対ジョコビッチ戦で、全て決勝でした。
2017年は決勝進出がドーハとドバイの2大会、BIG4との対戦はジョコビッチとの開幕戦のみです。
マレー出場大会一覧(2017年前半戦)
1. カタール・エクソンモービル・オープン
2016年は出場していなかったドーハの開幕戦に出場したマレー。
昨年末からの好調をキープした様子で、セットを落とさず決勝進出を果たしました。
決勝ではジョコビッチに敗れたものの、125ポイントを上乗せする上々のシーズンスタートでした(ここまではよかった)。
当ブログの調子はというと、年末からの体調不良+正月ボケで、あまりやる気がありませんでした...。
(1・2回戦)前略、ドーハのハードコートより(マレー2017年始動)
2. 全豪オープン
悲願の初優勝を目指して意気揚々とオーストラリア入りしたマレー。
ジョコビッチがまさかの2回戦敗退など、シード勢が苦戦する中でマレーは好調な出だしを見せていました。
1回戦・マルチェンコ、2回戦・ルベレフ、3回戦・クエリーらをストレートで退け、試合中に痛めた足首の影響もなんのその。
しかし、同じ山にいるフェデラーと準々決勝で当たってしまう不運を嘆いていたはずが、ミーシャ・ズベレフに完敗し4回戦敗退となってしまいました...。
(1回戦)マレー白星発進!シード勢苦戦の初日終了
(2回戦)マレー(+錦織ら)快勝で3回戦へ!地元キリオスは敗退
(3回戦)マレー危なげなく4回戦進出!フェデラー復活の快勝
(4回戦)マレー残念ながら4回戦敗退…ズベレフ兄に屈する
全豪オープン敗退後、帯状疱疹にかかっていたことを告白。
デビスカップは欠場しました。
3. ドバイ・テニス選手権
ドバイ参戦時には帯状疱疹は完治した様子で、はつらつとしたプレーを見せていたマレー。
準々決勝のフィリップ・コールシュライバー戦が大きな山でしたが、相手マッチポイントで絶妙なドロップショットを決めるなど勝負勘も冴えていました。
準々決勝以外の4試合は全てストレートで勝利し、2017年ツアー初優勝を飾りました!
まさかこれが前半戦最初で最後の決勝進出になるとは、この時知る由もありません…。
(1回戦)テニスプレーヤーがかかった病気について
(2回戦)フェデラーが!西岡が!ドバイ・アカプルコで熱戦続き!
(準々決勝)マレーがタイブレーク20-18で制して逆転勝利!
(準決勝)マレーがプイユを退け、初優勝まであと1勝!
(決勝)マレー快勝で2017年&ドバイ初優勝!!
4. BNPパリバ・オープン
BNPパリバ・オープンは毎年お馴染み、マレーにとって相性の悪い大会です。
ドローに恵まれ、さすがに好成績が残せるだろうと期待していましたが...残念ながらポスピシルに屈して初戦敗退となりました。
早期敗退だけでなく、インディアンウェルズのボールにやられたのか、右肘を負傷してしまったマレー。
続くマイアミ・オープンは無念の欠場となりました。
マイアミでの練習中にもインフルエンザにかかるなど、このあたりからマレーに厄年疑惑が浮上します...。
5. モンテカルロ・ロレックス・マスターズ
右肘の故障により、出場が危ぶまれていたモンテカルロ・マスターズですが、何とか間に合って出場。
サーブが低調だったりストロークがクリーンヒットしなかったりと不安材料が残る3回戦敗退でしたが、マレー本人は右肘の経過の順調ぶりをアピールしていました。
(1回戦BYE)
(2回戦・3回戦)マレーは3回戦敗退も右肘は問題なし、次はバルセロナへ
6. バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル
バルセロナ・オープンに急遽ワイルドカードでの出場を決めたマレー。
練習よりも実戦で感覚を取り戻そうという狙いでしたが、初戦の相手バーナード・トミックが試合前棄権。
なかなか歯車が噛み合わない今シーズンを象徴しているかのようです…。
準々決勝でラモス・ビニョラスとの接戦を制してリベンジを果たすと、準決勝のティーム戦でも奮闘。
今シーズン一番の出来と言ってもいい内容でしたが、残念ながらワンチャンスを物にされ2-6 6-3 4-6で惜敗でした。
7. ムチュア・マドリード・オープン
標高が高いため、クレーコートながら高速サーフェスとして知られるマドリード・オープン。
前年準優勝なだけに、気合いが入っていたはずですが...3回戦のチョリッチ戦であえなく敗退となってしまいました。
(バルセロナ・オープン〜マドリード・オープン)笑顔のマレーはチョリッチにあっさり敗れて3回戦敗退
8. BNLイタリア国際
前年に初のマスターズ・クレーでの優勝を飾った同大会。
ポイントディフェンドのためにも頑張り所でしたが、ここでタフドロー到来...。
地元イタリアの大観衆に後押しされた難敵フォニーニを前に、全く良いところなく初戦(2回戦)敗退となりました。
(2回戦)マレー初戦敗退で全仏前の実戦が終了
9. 全仏オープン
大会前にコーチのレンドルと急遽合流し、調整を行ったマレー。
失いかけていた自信を取り戻し、タフドローながら準決勝バブリンカ戦まで勝ち上がりました!
(1回戦)クズネツォフ
(2回戦)クーリザン
(3回戦)デルポトロ
(4回戦)ハチャノフ
(準々決勝)錦織
(準決勝)バブリンカ
敗れはしたものの、見事な復活劇でたくさんの感動をもらえた全仏オープンでした。
当ブログにアンディファンからのコメントがたくさん集まりだしたタイミングでもありました。
10. エイゴン選手権(クイーンズ・クラブ選手権)
クレーコートシーズン終盤で復活を遂げたマレー。
このまま良い流れで芝シーズンに突入できると、誰もが思っていたことでしょう。
初戦でトンプソンに敗れ、(エキシビも欠場だったので結果的に)1試合しか実戦を積めずにウィンブルドンに挑むこととなってしまいました...。
11. ウィンブルドン
迎えたウィンブルドン2017。
ファンの願いが届いたのか、ドローに恵まれます。
同じ山でシードダウンが相次ぐなど勝ち上がりにも恵まれましたが、残念ながら臀部の故障再発で、クエリーに敗れて終了となってしまいました...。
(1回戦)ブブリク
(2回戦)ブラウン
(3回戦)フォニーニ
(4回戦)ペール
(準々決勝)クエリー
痛そうな様子でセンターコートを後にしたマレー、怪我の度合いが心配です。
はたしてマレーはロジャーズ・カップに間に合うのか...
そして今に至ります。
臀部の経過に関しては、全くといっていいほど情報が公に出ていません。
今は辛抱の時ということですね...。
1位返り咲きを狙うナダル、フェデラーらも出場予定のロジャーズ・カップまでに回復するのかどうか。
発表があり次第、アップする予定です!