アンディ・マレーは全豪オープン2017に第1シードとして出場予定です。
現在IPTL(インターナショナル・プレミア・テニスリーグ)2016が開催されていますが、イマイチ興味がわかず、観ておりません。
つかの間のオフ、過去のプレー動画をゆっくり振り返るのも楽しみの1つです。
今回は、全豪が待ち切れないので、マレーの全豪オープン好プレー集+αをまとめました。
※紹介動画は全て公式チャンネルAustralian Open TVのものです。
目次
マレー全豪オープン好プレーTOP5動画
「Andy's Top 5」と題されたこの動画は、マレーが全豪オープンで見せた好プレーのうち、厳選5つを紹介しています。
#5は対戦相手が誰か分かりづらくて、いつの試合か分かりません...。
恐ろしいフォアのクロス、強打のウィナーです。
#4は全豪2013の準々決勝、ジェレミー・シャルディ戦です。
バックハンドで完璧なロブウィナー炸裂です。カモーン!
#3は全豪2013の準決勝、ロジャー・フェデラー戦です。
フルセットまでもつれる大接戦で、6-4 6-7(5-7) 6-3 6-7(2-7) 6-2でした。
この年のフェデラーは怪我や不振に悩まされますが、タイブレークをいずれも制する勝負強さは流石です。
#2は全豪2013の決勝、ノバク・ジョコビッチ戦です。
第1セットを先行するものの、その後のセットは取れず逆転負けでした。
先日のツアーファイナル2016、ミロシュ・ラオニッチ戦でも絶妙なハーフドロップボレーを披露していました。
マレーはあまり目立たないものの、ボレーも相当上手いです。
#1は#3と同じく全豪2013のフェデラー戦。
マレーのフォア逆クロスが火を吹きます。
イワン・レンドルコーチがついてしばらくは逆クロスの威力は凄まじく、マレー史上最も攻撃力の高かった時期だと言えます。
こうしてみると、この動画はマレー全豪2013好プレー集だったようですね(それでも#5は分からず...)。
マレーのロブ達人ぶりが分かる動画2選
先ほどの動画の中でも、見事なロブウィナーがありました。
ウィナーにはならなかったものの、効果的なロブ動画を2本載せます。
またしても全豪2013のフェデラー戦です(公式チャンネルが好きなんでしょうか)。
アプローチショットでネットに詰め、いいコースにボレーを決めたフェデラー。
あとはスマッシュで決まりかと思いきや、マレーのコートカバーリングは尋常じゃありません。
カウンターのストレートロブで形勢逆転し、そのままマレーのポイントになりました。
「Murray Magic」と題されたこの動画は、全豪2015の準決勝、トマーシュ・ベルディヒ戦の1シーンです。
第1セットを先行したベルディヒ。
第2セットのこのポイントも準決勝に相応しい高レベルなラリーの中で、積極的にネットプレーを仕掛けましたが、先ほどのフェデラーと同じくマレーのランニングロブで一気にマレーペースに。
このロブがこたえたのか、このセットを0-6で落としたベルディヒは、そのままセットカウント1-3で敗れてしまいました。
これからもたくさん絶妙なロブが見られますように!!
マレーの(ある意味、素晴らしい)サーブ動画
ちょっとブレイク...こんな動画もありました。
全豪2014の3回戦、フェリシアーノ・ロペス戦の1シーンです。
おなじ入らないのなら、いっそコレぐらい外れてくれた方が爽快ですね(笑)
ニック・キリオスとのグランドスラム初対戦動画
全豪2015の準々決勝で、地元オーストラリアのホープ、当時19歳のニック・キリオスとのグランドスラム初対戦がありました。
大歓声を味方につけるキリオスを相手に、普段通りのプレーを続けるマレー。
第2セットのセットポイントのロブウィナーは痺れます!
この試合は6-3 7-6(7-5) 6-3のストレートでキリオスを退けました。
ここまで5連勝(ホップマンカップは除く)と相性は悪くありませんが、全豪2017では当たりたくない相手の1人です。
その後、相思相愛というか恋人のような関係に発展しt...
マレーファンにとってトラウマの全豪2010決勝動画
全豪2010で、全米2008以来のグランドスラム決勝の舞台に立ったマレー。
決勝の相手はまたもフェデラー。
全米2008ではストレートで敗れていたので雪辱に燃えていました。
しかし、優勝へのプレッシャーからか、当時対戦成績では勝ち越していたフェデラー相手に良い所がないマレー。
この試合ほどネットが憎かった試合はありません。大事なポイントでネット直行のアンフォーストエラー量産でした。
3-6 4-6 6-7(11-13)で敗れたマレー。
決勝フェデラーだと、頑張ってもセットすら取れない...そんな空気が出来上がってしまったように感じた試合でした。
表彰式でのスピーチで伝説のセリフが飛び出したのもこの時です。
マレーはスピーチ中に感極まり、泣いてしまいます。
その後に言った"I can cry like Roger, it's just a shame I can't play like him."はマレーの名言の1つです。
「ロジャーのように泣くことはできるけど、彼のようにプレーできないよ」...
前年の全豪2009決勝でフェデラーがナダルに敗れた後、表彰式で泣いていたことに触れた精一杯の自虐ジョークです。
全米2012でグランドスラム初制覇を成し遂げたマレーですが、全豪では5度の決勝進出で全て準優勝(オープン化以前を含めると歴代最多タイ)。
スピーチも盾獲得も安定してきていますが、6度目の正直で、そろそろ優勝して生涯グランドスラムに王手といきたいものです!
Let's Go Andy!!