アンディ・マレーが、自身のSNS上で、事実上の今季終了?を発表しました。
確定ではありませんが、ATPツアー復帰は来シーズンに持ち越しとなりそうです...。
ただいま帰宅中の電車です。
居ても立っても居られません。
嘘です、手すりに掴まってちゃんと立っています。
あ、そんなことはどうでもいいですね…。
残念ながら、臀部の経過が思わしくないようで、熟考の末の決断です。
マレーの最新インスタグラムと内容拙訳
冒頭の「Hi everyone…」で察しました。
(訳)
皆さんに、怪我と残りシーズンのことで、新たなお知らせがあります。
残念ながら、この数ヶ月間の悩みの種である臀部の怪我により、北京(チャイナ・オープン)と上海(上海ロレックス・マスターズ)でのプレーは断念、ウィーン(エルステ・バンク・オープン)とパリ(BNPパリバ・マスターズ)への参戦もかなり厳しい(欠場の可能性がかなり高く、ほぼ無理そう)状況です。
チームマレーのみんなと、過去1週間に渡ってたくさんの医師に診てもらって相談した結果、長期的に考えてこの決断がベストと判断しました。
数々の理由により、コート上でフラストレーションのたまるシーズンでしたが、休養とリハビリに専念することで、再びベストな状態まで戻せて、来シーズンまたグランドスラムのタイトル争いに加われると自信を持っています。
2018年シーズンは、全豪オープンに向けた調整としてブリスベン国際からスタートする予定です。
今は、年内(11月7日)に地元グラスゴーで開催される、ユニセフUKとSunny-sid3up(グラスゴーで運営されている慈善団体)のためのチャリティーマッチ(Andy Murray Live)で、ロジャー・フェデラーと対戦するのを楽しみにしています。
厳しい時間が続きますが、素晴らしいチームがそばにいて助けてくれますし、サポートしてくれるチームやファンの皆さんに感謝しています。
マレーは北京・上海を欠場(ウィーン・パリも濃厚)
拙訳の通り、チャイナ・オープン、上海ロレックス・マスターズの欠場は確定です。
ウィーンとパリも、かなり厳しい見通しとのこと。
ツアーファイナルも、ポイント的にもフィジカル的にも出場できないでしょうし、マレーの今季はほぼ終了です。
ただし、グラスゴーで行われるフェデラーとのエキシビションマッチ「andy Murray Live」には出場する予定です!(はるるんさん、良かったですね!)
つまり、ラッキーなスコットランド人がアンディとペアを組んで、ジェイミー&ジュディペアに挑む企画は、企画倒れにならずに済みそうです。
2018年シーズンは、全豪オープンに向けた調整として、ブリスベン国際を選ぶようで、順調であればブリスベン国際が復帰戦となりそうです。
その後、全豪オープンに挑むことになりますが、2007年の第15シードを下回るシードでの出場となる見込みです。
手術をするか否かについては明言を避けていますが、参戦スケジュールを考えると「手術はせずに回復を目指す」方向で間違いないかと思います。
全豪オープン2018の予想シード(失効ポイント計算)
9月7日現在、7,150ポイントを保持しているマレーですが、年末までの失効ポイントは次の通りです。
-360ポイント(全米オープン)
-500ポイント(チャイナ・オープン)
-1,000ポイント(上海・ロレックス・マスターズ)
-500ポイント(エルステ・バンク・オープン)
-1,000ポイント(BNPパリバ・マスターズ)
-1,500ポイント(ツアーファイナル)
合計4,860ポイントの失効です。
2018年はじめには、ドーハの150ポイントを失効するので、全豪オープンまでに失効するポイントは5,000ポイント超えです。
全豪オープンには2,000ポイント前後でのエントリーになるので、想定されるシードは第19シード前後です…。
カテゴリーとしては、同じく全休から復帰しているであろう錦織 圭と同じ、17シード以下という扱いになります。
最悪の場合、第11シード前後のノバク・ジョコビッチと3回戦で当たってしまう恐れがあります。
これだけはなんとか避けて欲しいです...。
最後に参考までに、過去のマレーの全豪シード順と結果を載せておきます。
2006年:ノーシード(1回戦敗退)
2007年:第15シード(4回戦敗退)※ナダルが勝たせてくれない
2008年:第9シード(1回戦敗退)※初戦ツォンガ
2009年:第4シード(4回戦敗退)※4回戦神ダスコ
2010年:第5シード(準優勝)※フェデラーが勝たせてくれない
2011年:第5シード(準優勝)※ジョコビッチが勝たせてくれない
2012年:第4シード(ベスト4)※ジョコが勝たせてくれない②
2013年:第3シード(準優勝)※ジョコが勝たせてk③
2014年:第4シード(ベスト8)※フェデラーが勝たせてくれない②
2015年:第6シード(準優勝)※ジョコが勝たs④
2016年:第2シード(準優勝)※ジョ⑤
2017年:第1シード(4回戦敗退)
とりあえず、今は11月のエキシビションを楽しみに、アンディの回復をひたすら祈りましょう!
だましだましで試合に出るよりは、きっぱり休養に切り替える方が安心です。
失効ポイントや想定シードなど、残念な面は少なくありませんが、万全の状態で復帰してくれればフェデラーやナダルの例に近い形で活躍が期待できるはずです。
しっかり良くなりますように!
Let's Go Andy!!