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アンディ・マレー応援ブログ

【全豪2016】錦織圭、ジョコビッチに順当負け。空気、フェデラーに順当負け。

    2016/11/25

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エア・Kが揃って敗北し、日本の皆さんには残念な結果となってしまいました。

僕はあくまでマレーが1番なので、日本人ですが錦織圭に対して特別な感情や贔屓はありません。マレー、フェデラー、錦織の順に好きです。

さて、贔屓無しでみると、準々決勝の結果はタイトルの通り「順当」です。

ストレート負けは少し寂しいですが。

 

今回は、錦織とジョコビッチとで、どこがどう違って負けたのか解説します。
ポイントは大きく分けて3つあります。

 

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1.直近の試合内容からの流れの差。


tennisball

ベスト8入りをかけた前試合、2人は対照的な内容での勝ち上がりでした。

 

錦織は、ツォンガに対して全仏で負けた鬱憤を晴らすかのごとく、気持ち良くラリーを展開。
元々得意なタイプだっただけに、ツォンガを乗せさせることなく封じ込めます。

長年の課題とされていたサーブも調子が良く、ストレートでの快勝でした。

 

一方、ジョコビッチはご存知の通り粘りが身上のジル・シモンを相手に大苦戦。

アンフォーストエラーは100を数える信じられない出来の悪さでした。

結果、フルセットまでもつれますが、最後は底力を見せての辛勝でした。

 

それをふまえての今日の試合。
ジョコビッチは前回の反省をふまえ、堅実なテニスを展開します。
前回以上に悪くはならないという余裕からか、落ち着いた様子でした。

一方、錦織は序盤でイージーミスを続けてしまい、隙を与えてしまいます。
「こんなはずでは」「ジョコビッチ相手ではマズイ」という焦りが出始め、ストローク(特にフォアハンド)の修正が出来ないままズルズルといってしまいました。
前回が良かっただけに、なおさら「どうして」「おかしい」と感じたでしょう。

結果、ウィナー31本に対してアンフォーストエラーは54本にのぼりました。

ジョコビッチはそれぞれ22本、27本だったことから、
いかに錦織が自分から仕掛け、そして自分からミスをしたかが分かります。

 

2.試合中の修正力(=勝ち方のバリエーション)の差。

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錦織を見ていて思うのは、試合中ビハインドの場面で突破口を見つけるのがあまり上手くないということ。

ジョコビッチ・フェデラーという1位に君臨する(していた)選手に共通しているのが、本来の調子じゃない時に勝ち切れてしまう強さです。

それは戦術・展開やショットの豊富さに現れています。

・スピンの量を調整して自分からのアンフォーストエラーを防ぐ
・スライスを混ぜて相手のラリーのリズムを崩しにかかる&防御を高める
・内容に関係なく、自分のサーブに集中してキープを最低限心がける

これらのことを、2人は当たり前のように試合中に使い分け、相手にプレッシャーや揺さぶりをかけます。フェデラーのSABR(セイバー:相手2ndサーブ時にライジングでリターンダッシュする、昨年編み出された技)もその一つです。

 

対して錦織は、勝ち試合だとスライスやドロップショット・ネットプレーも冴え渡って快勝に繋げますが、負け試合では単調になりがちです。

ストロークでミスが出ても攻め続けて修正できていれば問題ないのですが、今日はジョコビッチが相手だけに、修正する時間を与えてはくれませんでした。

 

3.攻めないと勝てない錦織、守れば勝てるジョコビッチ。

djokovic-deffence

錦織のストロークの攻撃力は、世界トップ5には間違いなく入るくらいの高いレベルにあります。

ジョコビッチの鉄壁の守備力をもってしても、錦織の調子の良い時のストロークを抑え込むことは至難の業です。

2014年全米でジョコビッチを破った時が、まさにそうでした。
怖いもの知らずで強烈なラリーを展開してくる錦織に、メンタルまでやられてしまい完敗したジョコビッチ。

しかし、現状では錦織が勝てるとしたらこのパターンのみになります。

錦織が攻める展開でしか、勝機がないのです。
なので錦織にミスが出始めると、ジョコビッチの守備力がプレッシャーとなり自滅に追いやられます。

 

今日は本当は勝つチャンスだっただけに残念…。

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実はジョコビッチの1stサーブの確率は、試合トータルで57%でした。
2セット目終了時までに限れば、51%。

今大会ワーストの数値で、本来の出来には程遠い内容でした。

松岡 修造氏が「ジョコビッチのテニスは決して最高のテニスではなかった」と言っていたのを見ましたが、前述のウィナーとアンフォーストエラーの数値を見ても、「ジョコビッチの調子は悪かった」と言い切れます。

それだけに、本当に大チャンスだったと言わざるを得ません。

シモンが勝ち切れなかったのを、錦織が勝ち切れていた可能性は大いにあっただけに、残念でした。

でも大丈夫、錦織はもっと上達する!

 

P.S.

決勝の相手がジョコビッチだと全豪では毎回負けるので、そろそろ違う方に来て欲しいです(笑)By マレーファン

その前に、カルロス・モヤをコーチに招いてネットプレーに磨きがかかったミロシュ・ラオニッチを倒さないといけないので、(その前にダビド・フェレールがいたか)しっかりと応援をせねば。

 

触れるの忘れてた、ベルディヒ…。

フェデラーに試合後「彼とやると調子が上がるから楽しい」みたいな事言われてて、調整役扱いされてて哀れでした。

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