大後頭神経痛にマッサージは逆効果!治し方は薬とストレッチ?
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大後頭神経痛(後頭神経痛)について、体験談と専門医のアドバイスをまとめています。

 

こんにちは、当ブログ管理人の@mori_ichi_です。

もし次のような症状で苦しんでいるなら、大後頭神経痛が原因かもしれません。

    • 頭皮に軽く触れるだけでピリピリ痛む
    • 数秒間隔でズキズキ(針で刺すように)頭が痛む
    • 急にあご付近が痛くなって唾を飲み込む時に辛い
    • 首や肩のツボ?を抑えたら頭も連動で痛くなり思わずうずくまる

これら全て、僕が2018年3月に大後頭神経痛で体験した痛みです。

 

4年前にも同じ神経痛の症状で苦しんだ経験があり、総合病院にてMRIの検査までするも当時の診断は異常無し。

病名も原因も不明のまま帰され、治療用の薬で副作用まで出るというストレスフルな苦行を経験しましたが、今回は違いました。

 

脳神経外科を受診した結果、専門医が口にした診断名が大後頭神経痛です。

大後頭神経痛が判明するまでの流れ

頭・首・肩がズキズキ痛むので、マッサージを行いながらネット検索して目星を付けたのが次の2つの頭痛。

  • 偏頭痛
  • 緊張型頭痛

緊張型頭痛は筋肉が収縮することで起こり、片頭痛は血管が拡張することで起こります。 また、緊張型頭痛と片頭痛の両方を頻繁に起こす人もいます。

EVE頭痛薬公式サイトの頭痛タイプ診断ページでは、両方を頻繁に起こす混合タイプが解説されており「これだ!」と思ったものの決定的とはいかず...。

 

さんざん調べた挙句「病は気からで、十分に休んでストレス発散すればマシになるはず、前回も最終的には自然と症状がおさまったから」などと口走りつつ就寝しました。

 

ところが翌朝、マシになるどこかまさかの悪化

入念にマッサージ(痛みのある部分を中心に手もみ等)していたのに何故...。

そんなにストレスを抱えているのかと悩んで、余計にフラストレーションが溜まる悪循環です。

 

解消のために、受診するのは内科か整形外科かと迷っていると妻から「頭痛外来とかないの?」とアドバイス。

そこで見つかったのが『脳神経外科』です。

 

実はダメ元での受診でしたが、これ以上的確な病院は無いというくらい典型的な神経痛の症状で悩まされていたことが判明します。

 

マッサージは痛みに逆効果でストレッチや体操が効果的

病院に電話すると「来て頂いてその場で検査は出来ないんですが、診察・問診だけでも良ければ」との返答。

過去のMRI検査(異常無し)の件があったので、診察だけの方がありがたくて意気揚々と病院に向かいました(頭は痛い)。

 

入室すると、にこやかな先生が登場。問診部屋は面接会場のようでした。

  • 頭の後ろの方が痛くて、両方じゃなくて右側だけがズキズキ
  • 頭皮を触るだけでもピリピリ痛い
  • アゴとか首とか肩も凝り?というか痛みがあって、抑えると頭と連動して痛い
  • 以前にも同じ症状が出て、別の病院でMRI検査をしても原因不明

痛みの説明を優しい笑顔で頷きながら聞いてくれる先生、あまりの包容力に、自然とストレスが発散されてゆく...。

 

聞き終えると、モニターに次のような神経の図が登場しました。


(引用元)第三の頭痛「大後頭神経痛」とは

この大後頭神経という神経が痛みを起こしている元とみて間違いないと説明を受けました。

さらに、「肩や首のコリが原因だと思って自分でマッサージを頑張って、症状の悪化後に受診される方が多いです」との見立てが。

 

マッサージは逆効果のようです!

 

正しい処置は首や肩のストレッチで、ラジオ体操が理想的と教わりました(首や肩だけストレッチしようとすると無理な体勢になる恐れがあるため)。

長時間スマホが増えているせいかストレス社会のせいか、近ごろ患者が増えているらしいです、この大後頭神経痛。

最近のトレンドには疎い自負がありましたが、流行に敏感だったようで一安心です。

 

「痛みが酷いようなら、通常の鎮痛剤では効かないので専用の薬を用意出来ますが」と案内を受けましたが、今回は断りました。

理由は、先生の説明を受けてから頭痛が一度も出なかったから(精神面=ストレスが大きく影響します)、そして多分その薬が原因で4年前に副作用で苦しんだからです。

(後から検索して分かりましたが、「三叉神経痛かな?」とハッキリしないまま終了したものの、やはり神経痛用に処方されていた薬は大後頭神経痛と共通のものでした)

 

受診後の情報収集の末、大後頭神経痛が第三の頭痛と呼ばれているとの記事を発見。

第三の頭痛「大後頭神経痛」とは(先ほどの画像の引用元と同じです)

姿勢の悪さが最大の原因と書いてあったので、普段から姿勢良く過ごす事が肝要ですね。

 

最後に余談ですが、服用した神経痛の薬で出た副作用について記しておきます。

神経痛の薬カルバマゼピン(テグレトール)は音の副作用

三叉神経痛をはじめ神経痛の痛み・てんかんの症状等に効果があるという薬・カルバマゼピン(テグレトール)には音の副作用があります。

具体的には全ての音がちょうど半音下がって聞こえるようになります。

 

携帯のアラームも駅のチャイムも、大好きなスピッツの曲も、全てが半音下がる世界。

すべてが運命の人 Album Versionの世界です(マニアック)

 

もう薬を飲まない方がいいのか、慌てて病院に確認するも「薬でそんな副作用は聞いた試しが無い」の一点張り。

相手にされませんでしたが、絶対の自信があったので服用中止です。

半音下がるだけなら実害はないかと当初思っていましたが、時折そのズレで軽く吐き気を覚えてしまうように。

普段意識しませんが、常に音に囲まれて生活しているんだなぁと実感した一件でした。

 

実は人生初のスピッツライブを間近に控えていましたが、全てアルバムバージョンで披露されるのは勘弁なので泣く泣く諦めました(もちろん主原因は頭痛が酷いからですが)。

音楽関係の仕事をされている方などにとっては重大な問題ですので、神経痛の薬の服用にはくれぐれもご注意ください。

 

ちなみに耳が正常に戻るまでには約3日必要でした。

(初日)病院で薬を貰い、昼から服用を開始

(2日目)耳に違和感を覚えるも、体調不良が原因だと解釈し服用を継続

(3日目以降)薬の副作用と判断して利用中断

(6日目)朝目覚めるとようやく耳が改善

 

副作用について長々と書きましたが、音に敏感な方以外は、薬を飲むと痛みを抑えられるので服用をオススメします。

 

頭・首・肩がズキズキ痛むと肩こりや疲労が原因と考えがちですが、大後頭神経痛にはマッサージは逆効果です。

治療法はマッサージではなく薬かストレッチ(体操)が効果的で、予防にはストレスケアと姿勢の意識、長時間スマホに注意するのが良いとの事でした。

 

以上、大後頭神経痛について体験談とアドバイスまとめでした!