
NHKによる2020応援ソングとして、米津玄師が作詞・作曲・編曲を担当した「パプリカ」。
オーディションで選ばれた5人の小学生によるユニット「Foorin(フーリン)」がパプリカを歌っていますが、米津玄師が歌う「パプリカ米津玄師バージョン」を聞きたい方は多いはず。
ということで、パプリカ米津玄師バージョンを聞く方法をまとめています。
ついでに、パプリカの歌詞に込められた意味や、誰に向けての応援ソングかなども解説します。
パプリカ米津玄師バージョン
結論から言いますと、全曲通して米津玄師が単独で歌っているパプリカは現在聞くことができません。
しかし、部分的に米津玄師が歌っている音声は、すでにYouTubeにアップされているのでご紹介します。
まず、Foorin(このユニット名は、同曲を歌い踊る5人の姿を米津玄師が「風鈴」に例えて名付けたもの)が歌っているパプリカを再生します。
そして、子供たちのソロによるCメロが終わった後まで移動します。最後のサビ繰り返しの部分です。
https://youtu.be/T0valuAksuo?t=170(Cメロ直後のサビから再生されます)
コーラスに男性の声が混ざっているのが分かるかと思いますが、実はこれが米津玄師の歌声です。
全曲通して米津玄師ソロによるパプリカを聞きたいところですが、現在は子供たちの声が主役で脇役としてコーラス参加している音声しか入手できません。
部分的にでも、どうしても単独で歌っている声が聞きたい方は、「パプリカ」メイキング編を3:40から再生してみてください。
米津玄師のアカペラ「晴れるーぅうや♪」が聞けますので(完全に自己満足&不完全燃焼の域)。
https://youtu.be/qUg2uasuhqU?t=220(米津玄師のハレルヤ)
多くの反響があるパプリカなだけに、将来的には米津玄師バージョンが何らかの形で入手できるはずです。
米津玄師のアルバムに収録されるのか、NHKがオリンピックが近づいたタイミングで公式CD的なものを発売するのか...未定ですが、パプリカ米津玄師バージョンの音声に期待しましょう。
パプリカ米津玄師バージョンが「みんなのうた」で放送!
パプリカは「2020年とその先の未来に向かって頑張っているすべての人を応援するプロジェクト」のために書き下ろされた楽曲ですが、この度プロジェクトが2年目に突入することを機に、米津玄師がセルフカバーを制作しました。
そして、ついに「パプリカ米津玄師バージョン」が地上波で放送されることが決定しています!
放送される番組はNHK「みんなのうた」。
2019年8月〜9月の新曲に、パプリカ米津玄師バージョンが登場です!
⇒https://youtu.be/R9NqLf5LbTQ(NHK公式YouTube動画「パプリカ米津玄師バージョン」)
ヨルガオ(うた:nano.RIPE)
パプリカ 米津玄師バージョン(うた:米津玄師)
I.m.(アイム)(うた:ロザリーナ)
映像は「パプリカ」のシングルジャケットを描いた加藤隆が手がけているとのことなので、印象画のような独特な世界観が、米津玄師のボーカルにのせて展開されそうです。
「みんなのうた」で「パプリカ 米津玄師バージョン」がはじめて放送されるのは2019年8月1日(木)の10:55から(NHK総合テレビ)。第2回は8月3日(土)の10:50からです。
みんなのうたでは、期間限定で放送された後に再放送曲で同じ楽曲が流れることも多い上、パプリカは専用枠があるので米津玄師バージョンも今後長く放送されるはずです。
火曜 10:55〜
水曜 15:55〜
木曜 10:55〜
土曜 10:50〜
月曜 8:55〜、16:00〜
火曜 12:55〜
水曜 8:55〜、16:00〜
日曜 7:55〜
ちなみに、みんなのうたはNHKの「総合テレビ」「Eテレ」「NHK-FM」「ラジオ第二放送」と4つのチャンネルで放送されています。
それぞれチャンネルごとに放送時間が異なりますので、パプリカ米津玄師バージョンを見逃さないためにも楽曲予定をチェック&録画してくださいね!
パプリカの歌詞の意味
パプリカの歌詞は著作権の関係上、当ブログでは紹介をしませんが、こちらでふりがな付きの歌詞を確認できます。
燻(くゆ)り、陰(かげ)り、かげぼうしなど少し意味が難しい言葉もありますが、子どもでも分かる簡単な言葉がほとんど。
また、曲名のパプリカとハレルヤ以外は全て和語なのも特徴です(ハレルヤも晴れるやとかけている?)。
ちなみに、パプリカ(和名・甘唐辛子)の花言葉は「同情、あわれみ、海の恵み」。
一部では「君を忘れない」という意味もあると解説されており、そうだとすると歌詞内容とマッチしてより深みが増します。
曲名のパプリカについて、米津玄師本人は以下のように述べていました。
音の響きですね。パプリカという物自体のポップな感じ、かわいい感じもあって。これも説明すると難しいんですけれど、「なんでパプリカなのか?」って訊かれたときには「わかりやすい意味はないです」って一言で説明できちゃうんですけど。
パプリカは語感もいいし、見た目もすごい赤かったり黄色かったりして、鮮やかな色で。
直接的な意味はないんですけど「なんか分からないけど、パプリカって気持ちいいよね?」って。
パプリカという言葉自体に特別深い意味はなさそうな受け答えでしたが、様々な想像を掻き立てられる語感と歌詞であることに変わりはありません。
ノスタルジーあふれる、それでいて米津玄師らしさ全開の曲調に、胸を締め付けられるような歌詞。
パプリカは2020年以降も応援ソングとして多くの人々に歌い続けられることでしょう。
パプリカで応援しているのは子供?大人?
米津玄師はパプリカについて「子どもたちが、小さな世界を元気に生きていく為の糧になるように」という内容を以前話していました。
米津玄師曰く「子どものころを思い返すことがここ最近の音楽活動に於いて、重要なテーマになっていたところに、ダイレクトに子どもへ向けた音楽を作ることになりました。」とのこと。
誰もが子ども時代を経験して大人になります。
大切な子ども時代の思い出を、宝物として心の奥底にしまって、普段は作られた「大人」を演じる毎日。
それでも、何かにつまづいた時、挫けそうな時、心が晴れない時に、自分自身を奮い立たせてくれるのは、子ども時代の幸せな体験、何もかもが新鮮で輝いていた情景、そして耳に心地よい歌なのではないでしょうか。
パプリカは子どもにとっては、かけがえのない日常の大切さを教えてくれて、この先壁にぶち当たった時に味方してくれる曲。
大人にとっては、無邪気だった頃の自分を思い返す機会を与えてくれて、ルーツや本当に大切なものを気付かせてくれる曲。
個人的な解釈ではありますが、そういう風に考えています。
パプリカが応援しているのは、大人の中にいる子どもであり、子供たちでもあるのではないでしょうか。
以上、長くなりましたが、パプリカ米津玄師バージョンを聞く方法と、歌詞の意味や誰に向けた応援ソングなのかの解説でした!
誰にとっても、喜びを数えたら、大切な「あなた」でいっぱいでありますように。