高校野球で日本中の注目を集め、大学時代も一挙一動がメディアに追いかけられ、華々しくプロ野球デビューを飾った斎藤佑樹。

しかし、プロ入り後の成績は全く振るわないまま2018年6月に30歳の誕生日を迎えました。

 

プロ生活8年間で77試合に登板して通算15勝24敗、防御率4.32。

毎年のように戦力外やトレード要員の噂が絶えない中、なぜ斎藤佑樹は引退しないのでしょうか。

斎藤佑樹引退はまだ早い?戦力外でも復活に期待

かつて甲子園を共に沸かせたライバル・田中将大は、今はヤンキース投手陣の中でも地位を確立しており、その差は歴然。

その田中と少年時代に同じ場所で野球を始めた巨人の坂本勇人も、今や球界を代表するスター選手になっています。

 

ドジャースで活躍する元広島カープのエース・前田健太も斎藤佑樹と同級生。

30歳という年齢は、結果を出していなければ戦力外やトレードなど厳しい現実に直面する年齢ですが、活躍している選手にとっては絶頂期・成熟期のはずです。

イチローがメジャー新記録のシーズン262本安打を達成したのは、10月に31歳を迎えるシーズンでした。

 

「まだやれる」

それは斎藤佑樹本人だけでなく、周囲もファンも期待しているところでしょう。

 

高校時代に見せたあれだけの投球、堂々とした立ち振る舞い...。

結果を残せないまま時間だけが過ぎたせいで、プロ入り当初のビッグマウスすら影を潜めてきましたが、ポテンシャルの高さを考えると、まだ少しのキッカケ次第で再起可能なはずです。

 

現在の実力は間違いなく戦力外や自由契約、良くてもトレード要員の部類ですが、斎藤佑樹には他の選手にはない魅力が多くあります。

周囲を期待させるだけのポテンシャル以外にも、球界・球団に貢献しているのです。

注目を集められるハンカチ王子の魅力

近頃は同情票も増えてきた印象ですが、相変わらずニュースの注目度は他の選手と大違いです。

 

「あれだけ世間を賑わせたハンカチ王子は、現在どうなっているのか」

「引退するタイミングが近そうだが、本人はどう思ってるんだろう」

 

成績が振るわなくて、引退やトレードの文字がファンの頭にもよぎる−

しかし、それは一部の限られた選手だけで、レギュラー格で一度は活躍した選手のみに与えられた特権です。

 

斎藤佑樹はルーキーイヤーの2011年がキャリアハイ。107回を投げて6勝6敗、防御率2.69という成績でした。

数字だけ見ると好成績に見えますが、2011年は低反発球が初めて導入された年で極端な投高打低のシーズンだったので、大卒ドラ1即戦力投手の成績としては及第点でしょう。

翌年は104回を投げて5勝8敗、防御率3.98。プロ入り後2年間で、通算15勝のうち11勝を挙げています。

 

つまり、その後は鳴かず飛ばずの状態ということ。普通の選手なら、とっくにトレードに出されてチームを去っていたでしょう。

 

しかし、斎藤佑樹はプロ入り前からのファンも多く、結果が伴わなくてもグッズ売上や予告先発時の集客面で、入団当初に大きく貢献しました。

今でも「斎藤佑樹が先発」と聞けば、(歪んだ好奇心も含め)観戦に行きたい!と感じるプロ野球ファンは多いはず。

 

実力ではスター選手に程遠くても、周囲の反応を引き出せる「スター性」のある選手、それが元スター選手であるハンカチ王子・斎藤佑樹の魅力です。

斎藤佑樹復活の鍵を握る栗山監督

バッターもピッチャーも同一シーズンにこなす「二刀流」で、プロ野球のみならずメジャーリーグでもその名を轟かせている大谷翔平。

誰も想像できなかった事を達成した大谷が見事なのは言うまでもありませんが、そもそも二刀流を出来る環境を用意して支え続けた栗山英樹監督の先見の明も素晴らしいの一言です。

 

そんな栗山監督が、毎年のように発破をかけ過保護に育ててきた斎藤佑樹。

斎藤佑樹に対する甘すぎる態度・査定は、本人の繊細な心情を汲み取っての配慮でしょう。

厳しい意見が飛び交いますが、一番本人が「成功できていない」「迷惑をかけている」と自覚しているはずです。

2017年5月に623日ぶりの白星をあげた際の取材映像では、あまりにも謙虚になった斎藤佑樹に多くの野球ファンが驚き、そして勇気をもらえました。

 

栗山監督の期待・配慮に、結果で恩返しをするしかない状況の斎藤佑樹。

その期待は大きな重荷になっているのかもしれませんが、現状を克服できた時、斎藤佑樹の本当の意味でのプロ野球生活がついにスタートするのではないでしょうか。

 

引退後は日本テレビのキャスター、トレード先は巨人軍。

斎藤佑樹に関する様々な噂が飛び交っています。

確かに長嶋一茂のような所はありますが(笑)、まだまだプロの世界で活躍する機会を与えてあげて欲しいと思います。

そして、1年でも長く現役を続ける中で、一瞬でも輝きを放ってくれれば...。

そう願っているファンの想いを胸に、いま出来ることをこなしてステップアップしていってください。

 

斎藤佑樹、元スター選手の看板返上へ。このまま引退してしまう選手ではないはずです。

人生のカムバック賞は、あと少しのところでつかめる予感がします。

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