LGA-BLOG

アンディ・マレー応援ブログ

山田 哲人が連続で達成している「シーズン100得点」について

    2016/11/19

yamada-tetsuto-run

2016年のプロ野球は、クライマックスシリーズも終了し、残すは日本シリーズのみとなりました。

レギュラーシーズンが終了した時点で、個人タイトル・成績が確定したわけで…セ・リーグでは筒香 嘉智や坂本 勇人の覚醒が目を引きます。

そして、東京ヤクルトスワローズの山田 哲人も、シーズン終盤に大スランプに陥りながらも2年連続でトリプルスリー(3割30本塁打30盗塁)を達成しました。

過去に2度達成した選手すらいない記録(トリプルスリー)を、2年連続で達成するという離れ業をやってのけました。

 

2016年シーズンも絶好調だった山田は、シーズン中盤まで主要打撃タイトル全制覇も夢ではないペースだっただけに、盗塁王(30盗塁)のみに終わったのは少し物足りない印象です。

が、実はレギュラーに定着(はじめて規定打席に達した2014年とします)してから3年連続で達成しているすごい記録があります。

それがタイトルにもある「シーズン100得点」です。

スポンサーリンク

得点とは自身の本塁打を含む、生還回数の記録

打者記録でいう「得点」とは、簡単に言えば「何回ホームへ生還してきたか」の回数です。

 

つまり、ヒットやフォアボール、エラー等で出塁して、後続のバッターがタイムリーやホームランを打つと、得点が記録されます。

また、自身がホームランを打つことでも、ベースを一周してホームへ生還できるので、得点が記録されます。

 

足のスペシャリストや、ホームランの多い選手は得点も多くなります。

ただし、いくら出塁をしても生還しないと得点は記録されないため、続きを打つバッターにも大きく影響される記録です。

 

山田は出塁率・盗塁成功率ともに高く、ホームランも多い

山田は2015年シーズンに、史上初の「ホームラン王と盗塁王の同時受賞」を達成した5ツールプレーヤーです。

「1人の選手がホームラン王と盗塁王を獲得する」というのも、1943年〜1957年にプレーした金山 次郎と、西武・ダイエーで活躍した秋山 幸二の2人しかいません。

 

そんな山田は選球眼がとても良く、フォアボールを非常に多く選びます。

レギュラー定着以降は出塁率が.403(2014年).416(2015年).425(2016年)と年々上昇中。出塁数が増えると、それだけ得点の機会も増えます。

 

また、盗塁成功率の異常な高さも特長です。

2016年が32回中30回成功(盗塁成功率.938)

2015年が38回中34回成功(盗塁成功率.895)

2014年が20回中15回(同.750)、2013年が11回中9回(同.818)と、2016年終了時点での通算盗塁成功率は.871です。

この数字がどれほど高いかは、下のデータを見ていただければ一目瞭然です。

(参考)通算盗塁成功率トップ10のランキング(200盗塁以上・戦後の選手のみ・2016年終了時点)『Baseball Reference』より

1.鈴木尚広(巨人) 盗塁数228 盗塁失敗47 盗塁成功率82.91%
2.広瀬叔功(元南海) 盗塁数596 盗塁失敗123 盗塁成功率82.89%
3.松井稼頭央(楽天) 盗塁数362 盗塁失敗79 盗塁成功率82.09%
4.赤星憲広(元阪神) 盗塁数381 盗塁失敗88 盗塁成功率81.24%
5.木塚忠助(元南海) 盗塁数479 盗塁失敗114 盗塁成功率80.78%
6.河西俊雄(元南海) 盗塁数233 盗塁失敗61 盗塁成功率79.25%
7.福地寿樹(元ヤクルト) 盗塁数251 盗塁失敗70 盗塁成功率78.19%
8.福本豊(元阪急) 盗塁数1065 盗塁失敗299 盗塁成功率78.08%
9.山崎隆造(元広島) 盗塁数228 盗塁失敗65 盗塁成功率77.82%
10.糸井嘉男(オリックス) 盗塁数245 盗塁失敗71 盗塁成功率77.53%

 

そんな山田の後ろを打つのも畠山やバレンティン、雄平など、長打・クラッチヒットの多いバッターなので得点が多くなります。

 

言わずもがな、ホームラン王を獲得するくらいなので、自身のホームランも多いです。

山田 哲人はプロ野球史上、最も得点能力の高い選手と言っても過言ではありません。

 

120得点超えはプロ野球史上9度のみのレア記録

得点のシーズン記録は1950年の小鶴 誠が記録した143得点。

1949年-1950年シーズンは、ラピッドボール(反発力が高くて打者有利になる飛ぶボール)が使用されていたので、とんでもない記録が多く生まれています。(打点の日本記録も1950年の小鶴で161打点)

シーズンで120得点以上が記録されたのは、たったの9度しかありません。

1949年-1950年シーズンに記録された5度を除くと、残りの4度は全て21世紀に達成されています。

npb-tokuten

山田が2015年に記録した119得点は、歴代10位タイの記録です。

10人目のシーズン120得点の達成は時間の問題でしょう。

もしかしたら半世紀以上破られていない日本記録の更新もあるかもしれません。

 

4年連続100得点ならイチロー、青木、福本超え

イチローがシアトル・マリナーズに移籍してから8年連続で達成していたシーズン100得点。

日本は試合数がメジャーリーグよりも少ないため、シーズン100得点達成者の出ない年も多くあります。

年度別最多得点一覧(通算2000本安打・達成候補のバッターたち)

 

そんな中、山田の3年連続100得点はどれだけのレア記録かというと…

実は6人目の達成です。

過去に3年以上連続で100得点を記録したのは、5人しかいません。

 

3年連続達成は福本 豊、イチロー、青木 宣親に並ぶ記録です。

福本 豊:107→101→112(1978〜1980年)
イチロー:111→104→104(1994〜1996年)
青木 宣親:100→112→114(2005〜2007年)

ちなみに、王 貞治が4年連続を含む計10回の100得点超えです。流石は世界の王です…。

歴代最高記録は松井 秀喜の5年連続100得点です。
103→100→116→107→112(1998〜2002年)

メジャーリーグでも3度100得点超えを果たしています。ホームランが多く、走塁技術にも定評があったので納得の記録ですね。

 

100得点を達成するには、出場試合数も重要になってきます。

できるだけ故障で離脱しないというのもカギになります。

それだけに、連続となるとかなり難易度の高い記録です。

 

広島東洋カープの田中 広輔も連続記録に期待大

2016年に山田が達成した102得点はリーグ最多でしたが、タイ記録でした。

もう1人の102得点は広島東洋カープのトップバッターとして大ブレイクした田中 広輔です。

 

打率こそ.265とトップバッターとしてはやや低めですが、出塁率は.367と合格点。

選球眼がとても良いのでフォアボールが多いのが特長です。

 

盗塁はお世辞にも上手いとは言えません(46回中28回成功で盗塁成功率.609は、20回以上仕掛けた中では最下位)が、積極性ある走塁は魅力です。

 

後続のバッターが、進塁意識の高い菊池、打率も出塁率も高い丸、打点の多い新井、エルドレッド、ルナ、神ってる鈴木 誠也あたりが続くので、田中は出塁さえすれば生還の確率が高くなります。

「タナキクマル」の同級生トリオは、故障さえなければ向こう何シーズンか固定でいけるのではないでしょうか。

田中 広輔も連続で100得点を達成できそうな選手の1人です。

 

 

長くなりましたが、あまり注目されない山田 哲人の得点記録についてまとめました。

表彰もされない記録ですが、確実にチームに貢献した数字として残るので、個人的には大事な記録だと思っています。

 

2017年は3年連続トリプルスリーとともに、4年連続100得点の達成も楽しみなシーズンとなります。

それどころか今年逃した「主要打撃タイトル全制覇」も夢じゃない山田 哲人から、今後も目が離せません!

 

【山田哲人が試合でこのままのグラブを使ってます】【グラブキャンペーン実施中】 ドナイヤ硬式グラブ内野手用 ライトブラウン 右投げ用 DJIM

 - 野球