左膝のクリーニング手術を受けた上原浩治を、巨人が自由契約にしたというニュースが2018年シーズンオフに入ってすぐに報道されました。
「巨人が上原を自由契約」だと戦力外通告にも聞こえますが、実際のところ巨人は上原のことをどう考えているのでしょうか。
また、2018年は背番号11を付けてのプレーでしたが、19を付けていた菅野が来期から18番に変更するので、巨人入団からメジャー移籍までの間ずっと付けていた19番が空きます。
上原の現役復帰、ジャイアンツ復帰はあるのか、その場合の背番号はどうなるのか。
背番号予想も入れつつ、上原の現在状況や自由契約の理由についてまとめています。
(2019/5/20速報)上原浩治がシーズン途中で引退を宣言しました。
上原が2019年シーズン途中で現役引退
巨人復帰後はリリーフを託され、2019年シーズンは手術明けの影響から二軍で調整を進めていた上原浩治。
自身で限界と判断したため、異例のシーズン途中での引退宣言です。
皆さん、お疲れ様です!
— KOJI UEHARA (@TeamUehara) May 20, 2019
今朝の新聞の通り、今日で引退となり
ます。長い間、応援ありがとうございました。
まだ心の中、頭の中がごちゃごちゃしてますので、とりあえずはご報告まで…
球団にとって功労者である上原、引退セレモニーなども大々的に行われることでしょう。
上原の引退については、続報を待ちたいと思います。
以下は、2018年オフに自由契約になった際の記事内容です。過去の動きについて興味のある方は読み進めてみてください。
「プロテクト外し」なる事態が問題視された一件です。
功労者・上原を自由契約=戦力外?
自由契約といえば、契約面で折り合いがつかなくて交渉決裂の末に行われるイメージです(オリックス金子らが該当)。
メジャー契約優先でオフを過ごした影響で調整不足のままシーズン開幕を迎え、37試合登板で5敗と救援失敗が目立った2018年の上原浩治。
43歳という年齢も考えると、戦力外通告が出てもおかしくはありません。
しかし、ルーキーイヤーに20勝で新人王、最優秀防御率、最多勝、最多奪三振、沢村賞を2回ずつ受賞するなど、名実共に巨人のエースとして一時代を築いた功績は大きく、球団も功労者を優遇するはずです。
今回の自由契約も、クビや戦力外を意味してはいないようです。
クビではなく球団戦略が濃厚、上原は12球団OK
オフに入ってすぐに左膝のクリーン手術を受けた上原浩治。
現在はリハビリに励んでいますが、高齢な事もあって患部の回復が保証されていません。
戦力に計算できる選手だけを支配下に登録しておきたい狙いで、巨人は今回の自由契約措置を取ったのでしょう。
さらに、今オフのFA選手乱獲を見ていると、人的補償対策の狙いもあったのではと推測されます。
ところが、自由契約になると来季の契約交渉が巨人だけに留まらず、本人の意思により全球団との交渉が可能になります。
プロ生活をスタートして、メジャー帰りの椅子を空けてくれていた巨人への感謝は小さくないでしょうが、条件次第では他球団への流出もあり得ます。
上原の口から飛び出た発言「話があればですが、12球団OKです」に他意は無さそうです(巨人への牽制の意味合いはありそうですが…)。
上原公式ブログで「自由契約」
様々な憶測が飛び交った中、上原浩治は自身のブログで「自由契約」という記事を公開しました。
ちゃんと監督と話し合っての決断です。
そりゃ、球団にしてみては、手術した年のいった選手と契約するのは躊躇うでしょう。 もし、契約してシーズン投げないまま終わったら、球団にとってはマイナスしかない。 だから、投げれるかどうかを判断してみたいっていうのは、妥当な意見と思います。
12球団オッケーって言ってるのもジャイアンツが嫌なわけではない。 アメリカに居たから、どんな球団でも野球が出来るってことが、どんなに素晴らしい ことかを学んだつもりです。もちろん1つの球団で終えることも素晴らしいって 思ってますが...。ジャイアンツにいたからこそ、今の自分があるって思ってます!
あくまでジャイアンツ側の意見を尊重、客観的に判断した上での自由契約でした。
「結果を出せないのなら一線から退くべき」という、上原の高いプロ意識が表れていますね。
5年前の2013年にはボストン・レッドソックスのブルペンエース・ストッパーの役割を担って、ワールドシリーズの胴上げ投手にもなった上原。
針の穴を通すコントロールで投じられるストライク先行のテンポの良いピッチングスタイルは、現在も錆びついていません。
登板間隔を空けるなど、身体の回復に注意しながらの起用で速球の球威さえ保てれば、まだまだ現役で活躍できそうなだけに、今後の経過に注目です!
岩隈入団も、巨人復帰なら背番号19で間違いなし?
FA選手補強の一人で、ジャイアンツに入団した岩隈久志。
岩隈には相応しい背番号を用意すると発表されていましたが、19番は上原のために空けておくはずです。
それが、巨人の上原に対する誠意であり、ラブコールになるでしょう。
巨人のエースのみならず日本を代表するピッチャーだった上原浩治。
背番号19はまさに上原の象徴です。ジャイアンツで9年間付けていただけでなく、アテネオリンピック、北京オリンピック、WBCに至るまで日本代表でも背番号は19番。
さらに、メジャーリーグでも4球団を渡り歩きましたが、全てのチームで背番号19でした。
巨人のエースに成長していた菅野が付けていたため日本復帰元年は19が付けられませんでしたが、菅野を18にスイッチしたということは...上原入団+背番号19に待ったなしです。
(少なくとも現役続行+背番号19はほぼ確定ではないでしょうか)
12/10発表のニュースでは「順調に回復」していて開幕に照準を合わせているようなので、プロ野球チームとの再契約のニュースを心待ちにしましょう!
巨人が、自由契約にしていた上原浩治投手(43)と再契約する方針を固めたことが13日、分かった。10月23日に都内の病院で左膝のクリーニング手術を受けたが、来季の開幕には間に合うと判断。背番号もプロ入りから17年まで着けていた「19」を用意している模様だ。
【巨人】上原と再契約!背番号19を用意 左膝順調に回復
12/13のニュースで、上原の巨人入り+背番号19用意が発表されました。
皆さん、おはようございます!
今朝の新聞に出てる通り、来年も
ジャイアンツにお世話になります。
いろんな意見があるのは承知ですが、
応援してくれると嬉しいです。
よろしくお願いします。
— KOJI UEHARA (@TeamUehara) 2018年12月13日
以上、上原浩治の現在状況、自由契約の理由と背番号予想でした!
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