阪神タイガースの先発投手・村上頌樹の年俸について、過去推移一覧、2024年以降の年俸予想、最新推定手取り(税金計算後の税引き金額)などをまとめています。
2023年、球団38年ぶり2度目の日本一に大きく貢献した村上投手は、一体どのくらいの給料がもらえるのでしょうか。
目次
阪神タイガース 村上頌樹 現在の年俸・手取り(2023年推定、税金等は概算)
村上頌樹の現在の推定年俸は、750万円となっています(2023年シーズン)。
国税庁発表の所得税の税率の、課税される所得金額「6,950,000円〜8,999,000円まで」に当てはまるので、税率23%、控除額636,000円。
その他収入と経費を相殺した概算で計算すると、所得税が約158万円、住民税75万円となり、国民健康保険料の約55万円、国民年金の約20万円を差し引くと、手取りは約442万円(月額36.8万円)となります。
また、プロ野球選手は個人事業主なので、消費税の納付も別途必要です。
村上投手は2023年シーズンでプロ3年目。
過去2年間の一軍公式戦での登板数が2試合に留まっていた(2022年は0試合だった)ため、プロ入り後あまり年俸が増えていませんでした。
なお、2020年ドラフト会議にて5位指名で阪神タイガースに入団した村上は、契約金4,000万円、年俸720万円で仮契約を結んでいました。
村上頌樹の年俸推移/昇給率・年度別成績・タイトル|阪神タイガース
村上頌樹の年俸推移は以下の通り(すべて推定値)。
年 | 年俸 (昇給率) | 前年の主な成績・タイトル |
2020年ドラフト5位、契約金4,000万円 | ||
2021 | 720万円 | - |
2022 | 750万円 (+4.2%) | 2軍で投手三冠 最多勝 (10勝1敗) 最優秀防御率 (2.23) 最高勝率 (.909) |
2023 | 750万円 (0%) | 2軍で投手二冠 最優秀防御率 (3.09) 最高勝率 (.700) |
2024 | 発表前 | 1年間ローテーションを守り22試合登板で10勝6敗。CS、日本シリーズでも各1勝。 最優秀防御率 (1.75) |
村上頌樹の最新年俸予想|新人王&MVPで2023年→2024年の年俸アップ率は?
2023年シーズン、4月12日に東京ドームで行われた巨人戦で今季初の先発登板を果たした村上頌樹は、7回まで一人の走者も許さない完全投球を披露(この回で降板して勝敗つかず)。
その後も、高い制球力と伸びのあるストレート、カットボール・カーブ・フォークなど豊富な球種を武器にローテーション投手として活躍を続け、見事に最優秀防御率のタイトルを獲得。
二軍での実績は申し分ない「無名選手」でしたが、一躍スター選手候補に躍り出ました。
2023年のシーズン通算WHIPは、戦後のプロ野球記録を更新する驚異の0.741をマーク。
WHIPは1イニングに何人の走者を出したかを示すもので、1.00を下回れば超一流と言われています(指標としては味方守備への依存が大きくなる、(被安打+与四球)÷投球回で計算した数値なので被本塁打も敬遠も実質同じ数値になってしまうなど欠陥もあるため参考程度に...)。
日本シリーズでも第1戦、山本由伸との「エース対決」に勝利するなど、目覚ましい活躍を見せたため、年俸も大幅アップが予想されます。
村上頌樹の年俸アップ率(昇給率)予想
年俸予想にあたり、直近の阪神タイガースの大幅昇給選手を紹介します(1,000万円以下からの昇給)。
- 湯浅 京己:500万円→4,700万円(840%アップ、2022年)
59試合登板、2勝3敗43ホールド、防御率1.09。
45ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。
チーム順位は3位。 - 中野 拓夢:800万円→3,700万円(363%アップ、2021年)
ルーキーながらショートを守り135試合出場、打率.273、127安打、30盗塁。
最多盗塁のタイトルを獲得。
チーム順位は2位。 - 桑原 謙太朗:400万円→2,200万円(450%アップ、2017年)
67試合登板、4勝2敗39ホールド、防御率1.51。
43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。
チーム順位は2位。
上記3選手に共通しているのは、主要タイトルを獲得・受賞したこと。
チームの中心選手として低年俸ながら大活躍を見せ、シーズンオフの年俸大幅アップを掴み取りました。
村上頌樹も最優秀防御率のタイトルを獲得、自身初となる2桁勝利。さらにプレーオフでも複数回好投と、エースとしてこれ以上ないほどの大活躍。新人王の受賞も間違いない状況となっています(予想通り新人王を受賞したほか、MVPにも輝き木田勇・野茂英雄以来史上3人目の快挙を達成しました)。
さらに、チームが優勝・日本一にもなったことから、現在の750万円から最大で10倍の7,500万円程度まで上昇する可能性があると予想します。
現在の年俸750万円から最低でも4,000万円、最高で7,500万円程度まで上昇する予想。
750万円→4,000万円:433%アップ
750万円→7,500万円:900%アップ
なお、年俸の歴代最高アップ率は、2009年の福盛和男が記録した1036%アップ(440万円→5,000万円)。
2位が1994年のイチローが記録した900%アップ(800万円→8,000万円)、3位が湯浅の840%アップとなっています。
村上頌樹が年俸アップ率の最高記録1036%に並ぶには、750万円→8,520万円以上への大幅増が必要となっていますが、8,520万円よりも高い年俸で契約更改をすれば歴代単独トップの昇給率となります。
シーズンWHIPのみならず、年俸昇給率でもプロ野球記録を更新するのかどうか。
村上頌樹の年俸発表に注目したいと思います。
村上頌樹 2025年の年俸予想
2024年シーズンで村上頌樹が前年同様の活躍を見せた場合、年俸1億円はゆうに超える昇給が予想されます。
仮に(実質)2年目のジンクスで成績を落としたとしても、1年間先発ローテーションを守り抜いたなら年俸1億円突破の可能性があります。
2024年シーズンの成績・年俸にも注目していきましょう。
以上、村上頌樹の年俸などについてでした!