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アンディ・マレー応援ブログ

「6回途中2失点」はパッと見クオリティ・スタート

    2016/11/19

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2016年、ヤンキースの田中 将大が2年連続で開幕投手をつとめ、ヒューストン・アストロズを相手に6回途中2失点で降板しました。

メジャーリーグでの日本人の開幕投手は4人目(野茂 英雄、松坂 大輔、黒田 博樹)で、2年連続は野茂以来2人目の快挙です。

ダルビッシュ有はレンジャーズでエース扱いですが、開幕投手は一度もありません(意外!)

岩隈 久志も、キングことフェリックス・フェルナンデスがいなければ開幕投手でもおかしくない実力者です。

 

さて、話を田中に戻します。

(※2016年4月6日に投稿した記事を書き直しました)

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「6回途中2失点」は先発投手としての役割を果たした?

Livedoor NEWSの記事からの引用です。このように書いてあります。

2年連続で開幕投手に抜てきされたニューヨーク・ヤンキースの田中将大は、ヒューストン・アストロズを相手に同点の6回途中2失点で降板。試合を作るという先発の役割は果たしたものの不完全燃焼な結果に終わった。

何か引っかかりませんか?

後半の「試合を作るという先発の役割」は、
野球ファンであれば「クオリティ・スタート」を連想しますよね。

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クオリティ・スタートは、先発投手が6イニング以上を投げて、3自責点以内に抑えた時に記録されるもので、先発投手が試合を作ったかどうかの指標です。

6回途中2失点だと、6イニングを投げ切れていません。
マーくんの投手成績は、5回2/3を4安打、1四球、4奪三振、2失点、2自責点でした。

 

しかし、6回途中2失点と書いてあると、なんとなくクオリティ・スタートに見えます…。

「先発の役割は果たしたものの…」のくだりが、引っかかるポイントです

クオリティ・スタートではないので、特に田中級の投手の場合、先発の役割は果たしたと言い切れないはずです。

 

「○回途中〜」表現に宿る端数効果

スーパーのチラシなどで当たり前のように使われている心理学の端数(はすう)効果

例えば、2000円よりも端数価格の1980円の方が実際の差(たった20円しか変わらない)以上にものすごく安く見えてしまう現象です。

キリのいい数字よりも端数の方が意味のある数字に見えて、価格に説得力があるというのが理由です。

 

しかしそれ以上に、はじめに目に入る数字や全体のケタ数で判断するんじゃないかと思います。

980円と1000円を比べると、ケタ数も違うので確実に980円のがお得に見えます。

仮に同じ商品を980円(税抜)1050円(税込)とで並べて売っても、980円(税抜)の方が売れるんじゃないでしょうか。

実際には980円(税抜)は税込で1058円になっちゃうので、1050円(税込)のが安いんですが…

 

1980円と2000円でも、前者は1000円台、後者は2000円台です。一番上の位の数字で判断しているから、1980円のが実際の差の20円以上に安く見えるわけです。

 

端数効果の説明が間延びしてしまいすみません。

投手成績に話を戻すと、6回途中=「6イニングを投げ遂げた感じ」に伝わってくれるわけです。

 

エースなら最低でも6回、7回途中以上は投げて欲しい

エースならクオリティ・スタートを最低限に投げて欲しいものです。

最低でも6回は投げ切って、イニング途中の交代だとしても「7回途中」までは何とか投げてこそ信頼されるエースでしょう。

 

とはいえ、田中は故障明けということもあって早めの交代だったようです。

次戦、デトロイト・タイガースの超強力打線を封じる快投を期待しましょう。

 

ちなみに、不朽不滅の大記録である2013年田中のシーズン24勝0敗のときは

 

なんと、勝ちがついた試合は全てクオリティ・スタートでした。

勝ち試合は一度も6回途中降板がなかったようです。

 

やはりシーズン24勝0敗はプロ野球史に残る、ものすごい記録です…。

 

ニューエラ ヤンキース 田中将大(マー君)

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