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アンディ・マレー応援ブログ

2016年イチローは進化している【高打率・高出塁率のリードオフマンへ】

    2016/11/19

イチローが、休養のクリスチャン・イエリッチ(実は日系3世)に代わるスタメン起用の3試合で計10安打という恐ろしい記録を打ちたてました。

42歳の選手が3試合で10安打するのは、今後そう見られないはずです。
これもイチローの数多くあるアンタッチャブルレコードの1つかもしれません。

2011年に打率が.272に留まり、連続200本記録が10年でストップしてから、毎年.270前後の打率しか残せなくなったイチロー。

マーリンズに移籍した2015年には.229と目を覆いたくなるような数字でした。

誰もが「引退」「日本復帰」を頭に入れた状態で迎えた2016年。

ここまで(5/25時点)60打数25安打の打率.417、出塁率は驚異の.478です。

進化した2016年のイチロー。何が変わったのでしょうか。

(トップ画像は投打のメジャー最年長選手がマーリンズに在籍・活躍中というMLB.comの記事より)

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好球必打もヒット重視から出塁重視へのシフトチェンジ

マーリンズは将来有望な若手3人(前述のイエリッチ、ジャンカルロ・スタントン、マーセル・オズナ)が外野のレギュラーに抜擢されています。

つまり、イチローはスタメン要因ではなくベンチ要因で、チームの穴を埋めるピースという位置付けです。これは2015年も同じでした。

打席に立つとすると試合終盤や大事な場面での代打が多くなります。

近年のイチローは、狙っていたのか分からないボールに対して体が反応してしまい、打っても力のない内野ゴロでアウトになるケースが多い印象でした。

が、2016年のここまでを見ると、狙い球は逃さずクリーンヒット、それ以外はファールで逃げるか見極める姿勢が持続されています。

1打席あたりの投球数が増えていて、四球率もキャリアハイの2002年に匹敵するペースで選んでいるので、相手投手にとっては厄介な存在となっています。

シーズン200本安打をしていた時のような好球必打のスタイルは変わっていませんが、以前よりも出塁に重きを置いて打席に立っているようです。

 

鋭いスイング、粘り強い下半身が好結果をもたらす

映像を見ていて感じたのが、今年のイチローのスイングが鋭いということ。

これは5月23日の第4打席の映像(この日4本目のヒットのシーン)ですが、151km/hの内角ファストボールを完璧に引っ張りで捉えています。

オフのうちに、スピードボールに対応できるようにスイングを調整をしたようなのですが、その成果がハッキリとあらわれています。

また、下半身の筋肉も強化したようで、今までだと簡単に凡退していたようなボールに対してファールで逃げたり見極める事ができています。

2016年のイチローは、スイングスピードが上がり、下半身の強化で打席内で粘れるようになったので、好成績を残せているということです。

 

衰えてもなおメジャーで5本指の一塁到達スピード

MLB.comによると、イチローの打席から一塁までへの平均到達タイムは3.98秒で、これはメジャー全体の5位タイにあたります。

以前ほど内野ゴロだと思ったものが内野安打になることは少なくなってきていますが、それでも内野安打を稼げる足の速さが未だに健在です。

ちなみに全盛期は平均3.7秒台を記録していて、バントヒットの時に3.46秒というとんでもない速さを計測したこともあります。

出塁すると投手は盗塁を警戒せざるをえないので、プレッシャーを与えることができます。2016年もイチローの足に注目です。

(2016/7/21追記)

上記の3.98秒は2015年の記録で、2016年は3.85秒前後が多いそうです。

メジャーデビューした2001年の一塁到達スピードは3.65秒〜3.75秒、オールスターでランディ・ジョンソンと競争になった内野安打の時は3.66秒でした。

2011年〜2012年は平均4.1秒まで悪化していたそうです。

「ビモロスパイク」というスパイクがイチローの一塁到達スピードを上げた可能性もあるそうですが、それにしても急に足がはやくなるなんて本当に驚きです。

(参照)イチローも不思議?一塁到達タイムの速さ 代打で投ゴロもピッチャーの表情に戸惑い(スポナビ)

 

毎試合スタメンよりも体力面・蓄積疲労の心配がない?

監督の起用法には賛否両論ありますが、僕は今のイチローの起用法に賛成です。

毎試合スタメンで出場すると、どうしても疲労が蓄積していきます。

42歳にもなると若い頃のような回復は計算できないので、長いシーズンを戦い抜くには体力面で不安があります。

2015年はケガ人続出で止むを得ずイチローを出場させ続けざるを得なかったのですが、2016年は適材適所で采配ができています。

2015年の信じられない成績不振は、蓄積疲労によって体のキレが無くなったのが原因ではないかと考えています。

現在は3試合連続スタメンで計10安打中なので、これが当てはまるのかは分かりませんが…。

(追記:その後2試合継続でスタメン出場していましたが、両試合とも5打数ノーヒットと精彩を欠きました。やはり連続出場は厳しいのかもしれません。)

 

ユニフォームの売り上げはチームNo.1!ファンの声援を力に変える!

実はマーリンズの選手の中で、最もユニフォームが売れているのはイチローなんです。

全盛期からしたら衰えているように見えても、そのカリスマ性・魅力に陰りはありません。

2016年ここまでのホームでの打率は.515(33打数17安打)です(5/25時点)。3試合で10安打を除いたとしても.350なので、ホームでの打撃は非常に好調です。

イチローが打席に立つたびに沸き起こるイチローコール。
ヒットが出ればベンチもお祭り騒ぎの明るいムード。
観客も3000本安打という偉業へのカウントダウンで常に興奮状態です。

それらに応えるように、イチローは復活し、ここまで全盛期と遜色ないパフォーマンスを続けています。

2004年、残り試合を考えるとシーズン安打記録は厳しくなっていた9月頃に猛チャージをしてあっさり達成してしまったように、2016年中の3000本安打が現実味を帯びてきました。

 

2016年のイチローは明らかに進化しています。
オフの計画的なトレーニングの成果もあり、全盛期のキレを取り戻したのかもしれません。

打席内容の良い2016年のイチロー。

偉業達成まであと少し、注目です。

 

マーリンズ イチロー Tシャツ ブラック(日本人向け)

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